処方薬
ボカブリア水懸筋注600mg
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ボカブリア水懸筋注600mgの基本情報

ボカブリア水懸筋注600mgの概要

商品名 ボカブリア水懸筋注600mg
一般名 カボテグラビル注射液
薬価・規格 253850.0円 (600mg3mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 ヴィーブヘルスケア
YJコード 6250408A2024
レセプト電算コード 622909901
添付文書PDFファイル

ボカブリア水懸筋注600mgの主な効果と作用

  • ウイルスによる感染症を治療するお薬です。
  • ヒト免疫不全ウイルスHIV)の増殖をおさえる働きがあります。

ボカブリア水懸筋注600mgの用途

  • HIV-1感染症

ボカブリア水懸筋注600mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、発熱、倦怠感、疲労、筋肉痛、頭痛、不安、異常な夢、不眠症、浮動性めまい、悪心

起こる可能性のある重大な副作用

肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、薬剤性過敏症症候群、重度発疹、発熱を伴う発疹、全身倦怠感、関節痛、水疱、口腔病変、結膜炎、顔面浮腫、肝炎、好酸球増加症、血管性浮腫

上記以外の副作用

下痢、注射部位反応、疼痛、結節、硬結、不快感、腫脹、紅斑、そう痒感、内出血、熱感、血腫、知覚消失、無力症、うつ病、傾眠、嘔吐、腹痛、鼓腸、出血、蜂巣炎、膿瘍、変色、体重増加、トランスアミナーゼ上昇、リパーゼ増加、血管迷走神経性反応、自殺念慮、自殺企図、蕁麻疹、総ビリルビン上昇

ボカブリア水懸筋注600mgの用法・用量

  • 〈1ヵ月間隔投与〉リルピビリンとの併用において、通常、成人にはカボテグラビルとして600mgを臀部筋肉内に投与する
  • 以降は、400mgを1ヵ月に1回、臀部筋肉内に投与する
  • 〈2ヵ月間隔投与〉リルピビリンとの併用において、通常、成人にはカボテグラビルとして600mgを臀部筋肉内に投与する
  • 本剤初回投与1ヵ月後に600mgを臀部筋肉内に投与し、以降は600mgを2ヵ月に1回、臀部筋肉内に投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈共通〉本剤の投与スケジュールを遵守すること
  • 投与スケジュールを遵守できなかった場合は、本剤の継続の可否も含め、治療法を再考すること
  • 7.2. 〈共通〉本剤の初回投与は、カボテグラビル経口剤及びリルピビリン経口剤の投与最終日と同日に行うこと
  • 7.3. 〈共通〉本剤の用法及び用量は、患者の状態及びリスク・ベネフィットを考慮して、医師が慎重に選択すること〔17.1.3参照〕
  • 7.4. 〈1ヵ月間隔投与〉本剤の2回目以降の投与は、投与予定日の前後7日以内に投与し、投与予定日の7日後までに投与できない場合は、代替としてカボテグラビル経口剤とリルピビリン経口剤を1日1回併用経口投与すること(経口剤による代替期間が2ヵ月間を超える場合は、他の抗HIV薬へ切り替えることを考慮すること)
  • 7.5. 〈1ヵ月間隔投与〉代替経口投与後、本剤の1ヵ月間隔投与を再開する場合は、本剤最終投与からの期間に基づき、次に従い再開すること(なお、本剤の投与再開は、代替経口投与最終日と同日に行うこと)
  • 1). 〈1ヵ月間隔投与〉代替経口投与後、本剤の1ヵ月間隔投与を再開する場合で本剤最終投与からの期間が2ヵ月以内:可能な限り早期にカボテグラビル400mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する(再開以降はカボテグラビル400mgを1ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する)
  • 2). 〈1ヵ月間隔投与〉代替経口投与後、本剤の1ヵ月間隔投与を再開する場合で本剤最終投与からの期間が2ヵ月超:カボテグラビル600mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する(再開以降はカボテグラビル400mgを1ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する)
  • 7.6. 〈1ヵ月間隔投与〉1ヵ月間隔投与から2ヵ月間隔投与に切り替える際は、カボテグラビル400mgを最終投与した1ヵ月後に、カボテグラビル600mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はカボテグラビル600mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与すること
  • 7.7. 〈2ヵ月間隔投与〉本剤の2回目以降の投与は、投与予定日の前後7日以内に投与し、投与予定日の7日後までに投与できない場合は、代替としてカボテグラビル経口剤とリルピビリン経口剤を1日1回併用経口投与すること(経口剤による代替期間が2ヵ月間を超える場合は、他の抗HIV薬へ切り替えることを考慮すること)
  • 7.8. 〈2ヵ月間隔投与〉代替経口投与後、本剤の2ヵ月間隔投与を再開する場合は、本剤最終投与からの期間に基づき、次に従い再開すること(なお、本剤の投与再開は、代替経口投与最終日と同日に行うこと)
  • 1). 〈2ヵ月間隔投与〉代替経口投与後、本剤の2ヵ月間隔投与を再開する場合で経口投与により代替した本剤投与が2回目、本剤最終投与からの期間が2ヵ月以内:可能な限り早期にカボテグラビル600mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する(再開以降はカボテグラビル600mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する)
  • 2). 〈2ヵ月間隔投与〉代替経口投与後、本剤の2ヵ月間隔投与を再開する場合で経口投与により代替した本剤投与が2回目、本剤最終投与からの期間が2ヵ月超:カボテグラビル600mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する(再開1ヵ月後にカボテグラビル600mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はカボテグラビル600mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する)
  • 3). 〈2ヵ月間隔投与〉代替経口投与後、本剤の2ヵ月間隔投与を再開する場合で経口投与により代替した本剤投与が3回目以降、本剤最終投与からの期間が3ヵ月以内:可能な限り早期にカボテグラビル600mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する(再開以降はカボテグラビル600mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する)
  • 4). 〈2ヵ月間隔投与〉代替経口投与後、本剤の2ヵ月間隔投与を再開する場合で経口投与により代替した本剤投与が3回目以降、本剤最終投与からの期間が3ヵ月超:カボテグラビル600mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する(再開1ヵ月後にカボテグラビル600mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はカボテグラビル600mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する)
  • 7.9. 〈2ヵ月間隔投与〉2ヵ月間隔投与から1ヵ月間隔投与に切り替える際は、カボテグラビル600mgを最終投与した2ヵ月後に、カボテグラビル400mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はカボテグラビル400mgを1ヵ月に1回臀部筋肉内に投与すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ボカブリア水懸筋注600mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ボカブリア水懸筋注600mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
リファンピシン類 本剤の血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
カルバマゼピン 本剤の血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェニトイン 本剤の血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ホスフェニトイン 本剤の血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェノバルビタール 本剤の血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
リファブチン 本剤の血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
メトトレキサート製剤 作用が増強

ボカブリア水懸筋注600mgと主成分が同じ薬

  • 注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
    薬価 253850.0円 (600mg3mL1瓶)
    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 ヴィーブヘルスケア
    先発
  • 注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
    薬価 176458.0円 (400mg2mL1瓶)
    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 ヴィーブヘルスケア
    先発
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ボカブリア水懸筋注600mgに関係する解説

インテグラーゼ阻害薬(抗HIV薬)

  • ボカブリア水懸筋注600mgは、インテグラーゼ阻害薬(抗HIV薬)に分類される。
  • インテグラーゼ阻害薬(抗HIV薬)とは、インテグラーゼという酵素を阻害することで、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の宿主細胞への遺伝子組み込みを阻害し感染拡大を抑える薬。

インテグラーゼ阻害薬(抗HIV薬)の代表的な商品名

  • アイセントレス
  • テビケイ
  • ボカブリア
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