ドウベイト配合錠の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
腹痛、頭痛、不眠症、不安、めまい、傾眠、異常な夢、自殺念慮、うつ病、下痢、鼓腸
起こる可能性のある重大な副作用
肝機能障害、血小板減少、ビリルビン上昇、薬剤性過敏症症候群、発疹、発熱、リンパ節腫脹、好酸球増多、遅発性の重篤な過敏症状、重篤な血液障害、赤芽球癆、汎血球減少、貧血、白血球減少、好中球減少、膵炎、血清アミラーゼ上昇、血清リパーゼ上昇、トリグリセリド上昇、重度腹痛、悪心、嘔吐、乳酸アシドーシス、脂肪沈着による重度肝腫大、脂肪肝、肝毒性、肝毒性が疑われる臨床症状、肝毒性が疑われる検査値異常、重篤な乳酸アシドーシス、全身倦怠、食欲不振、急な体重減少、胃腸障害、呼吸困難、頻呼吸、横紋筋融解症、ニューロパチー、錯乱状態、痙攣、心不全、黄疸
上記以外の副作用
上腹部痛、皮膚そう痒、脱毛、疲労、体脂肪再分布、体脂肪蓄積、胸部脂肪増加、体幹部脂肪増加、末梢部脂肪減少、顔面脂肪減少、野牛肩、血清脂質増加、血糖増加、関節痛、筋肉痛、体重増加、血清クレアチニン増加、アミラーゼ上昇、AST上昇、ALT上昇、免疫再構築炎症反応症候群、自殺企図、錯感覚、末梢神経障害、腹部不快感、肝炎、肝機能検査値異常、倦怠感、高乳酸塩血症、筋障害、総ビリルビン増加、クレアチンホスホキナーゼ増加
ドウベイト配合錠の用法・用量
- 通常、成人及び12歳以上かつ体重40kg以上の小児には、1回1錠(ドルテグラビルとして50mg及びラミブジンとして300mg)を食事の有無に関わらず1日1回経口投与する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤は、HIV感染症に対して1剤で治療を行うものであるため、他の抗HIV薬<ドルテグラビルを追加投与する必要がある場合を除く>と併用しないこと(ただし、ドルテグラビルを追加投与する必要がある場合を除く)〔7.2、10.2参照〕
- 7.2. 本剤とカルバマゼピン、リファンピシン、フェニトイン、ホスフェニトイン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品を併用する場合は、ドルテグラビルとして50mgを本剤投与の約12時間後に投与する〔7.1、10.2、16.7.1参照〕
- 7.3. 本剤はラミブジンの固定用量を含有する配合剤であるので、本剤に加えてラミブジン製剤を併用投与しないこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
膵炎を発症させることが知られている薬剤との併用療法 |
膵炎、重度腹痛、悪心、嘔吐、血清アミラーゼ上昇、血清リパーゼ上昇、トリグリセリド上昇、膵炎を再発又は発症 |
塩酸ピルジカイニド |
血漿中濃度を上昇、心室頻拍・洞停止及び心室細動等の発現及び重篤化 |
カルバマゼピン |
ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで33%・Cτで73%低下 |
フェニトイン |
ドルテグラビルの血漿中濃度を低下 |
ホスフェニトイン |
ドルテグラビルの血漿中濃度を低下 |
フェノバルビタール |
ドルテグラビルの血漿中濃度を低下 |
リファンピシン類 |
ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで43%・Cτで72%低下 |
多価陽イオン含有製剤<服用> |
ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで72%・C24で74%低下 |
マグネシウム製剤経口剤 |
ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで72%・C24で74%低下 |
アルミニウム<服用> |
ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで72%・C24で74%低下 |
鉄剤<服用> |
ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで35%・C24で32%低下 |
カルシウム経口剤 |
ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで35%・C24で32%低下 |
塩酸メトホルミン |
血漿中濃度をCmaxで66%上昇、血漿中濃度をCmaxで111%上昇 |
スルファメトキサゾール・トリメトプリム |
ラミブジンのAUCが43%増加、ラミブジンの全身クリアランスが30%・腎クリアランスが35%減少 |
ソルビトール |
ラミブジンのAUCが減少<それぞれ18%・36%・42%減少> |