処方薬
カレトラ配合錠
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カレトラ配合錠の基本情報

カレトラ配合錠の概要

商品名 カレトラ配合錠
一般名 ロピナビル・リトナビル錠
薬価・規格 296.4円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 アッヴィ
ブランド カレトラ配合錠 他
YJコード 6250101F1037
レセプト電算コード 621765701
識別コード @KA
添付文書PDFファイル

カレトラ配合錠の主な効果と作用

  • ウイルスによる感染症を治療するお薬です。
  • ヒト免疫不全ウイルスHIV)の増殖をおさえる働きがあります。

カレトラ配合錠の用途

カレトラ配合錠の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、無力症、疼痛、背部痛、胸痛、悪寒、嚢胞、浮腫、末梢性浮腫、顔面浮腫、発熱

起こる可能性のある重大な副作用

高血糖、糖尿病、糖尿病悪化、糖尿病性ケトアシドーシス、高血糖が持続、膵炎、嘔気、嘔吐、腹痛、血清リパーゼ検査値異常、アミラーゼ検査値異常、トリグリセリド検査値異常、出血傾向、出血事象、肝機能障害、肝炎、徐脈性不整脈、洞徐脈、洞停止、房室ブロック、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑

上記以外の副作用

インフルエンザ、倦怠感、ウイルス感染、細菌感染、過敏症、肥大、薬物過敏症、免疫再構築症候群、四肢痛、顔面腫脹、深部静脈血栓症、高血圧、心悸亢進、血栓性静脈炎、血管炎、血管障害、心房細動、起立性低血圧、静脈瘤、心筋梗塞、血管拡張、狭心症、三尖弁閉鎖不全症、下痢、アミラーゼ上昇、鼓腸、消化不良、食欲不振、胆嚢炎、便秘、口内乾燥、嚥下障害、腸炎、おくび、食道炎、大便失禁、胃炎、胃腸炎、出血性腸炎、食欲亢進、唾液腺炎、口内炎、潰瘍性口内炎、異常便、腹部膨満感、小腸炎、歯周炎、胆管炎、上腹部痛、リパーゼ上昇、腹部不快感、下腹部痛、十二指腸炎、胃潰瘍、胃食道逆流性疾患、痔核、直腸出血、肝機能検査異常、ビリルビン値上昇、黄疸、肝腫大、血小板減少、好中球減少、貧血、白血球減少症、リンパ節症、脾腫、ヘモグロビン減少、総コレステロール上昇、トリグリセリド上昇、ナトリウム低下、ナトリウム上昇、ビタミン欠乏症、脱水、耐糖能低下、乳酸性アシドーシス、肥満、体重減少、血中尿酸上昇、無機リン低下、CK上昇、クッシング症候群、甲状腺機能低下、女性型乳房、乳房腫大、筋肉痛、関節痛、骨関節炎、骨壊死、不眠、異夢、激越、健忘、不安、運動失調、錯乱状態、抑うつ、浮動性めまい、回転性めまい、ジスキネジア、感情不安定、脳症、緊張亢進、リビドー減退、神経過敏、ニューロパチー、末梢性ニューロパチー、感覚異常、末梢神経炎、傾眠、思考異常、振戦、無感情、脳梗塞、痙攣、顔面神経麻痺、片頭痛、錐体外路症状、失見当識、気分動揺、平衡障害、発疹、ざ瘡、脱毛、皮膚乾燥、剥脱性皮膚炎、せつ腫症、斑状丘疹性皮疹、爪疾患、皮膚そう痒、良性皮膚腫瘍、皮膚変色、多汗症、湿疹、脂漏、皮膚潰瘍、蜂巣炎、毛包炎、脂肪腫症、アレルギー性皮膚炎、特発性毛細血管炎、皮膚肥厚、呼吸困難、肺水腫、副鼻腔炎、咽頭炎、喘息、鼻炎、気管支炎、気管支肺炎、視覚障害、眼疾患、中耳炎、味覚異常、耳鳴、聴覚過敏、射精障害、男性性腺機能低下、腎結石、尿異常、腎炎、無月経、会陰膿瘍、血尿、尿臭異常、月経過多、クレアチニンクリアランス低下、体脂肪再分布、体脂肪蓄積、胸部脂肪増加、体幹部脂肪増加、末梢部脂肪減少、野牛肩

カレトラ配合錠の用法・用量

  • 通常、成人にはロピナビル・リトナビルとして1回400mg・100mg(2錠)を1日2回、又は1回800mg・200mg(4錠)を1日1回経口投与する
    • なお、体重40kg以上の小児にはロピナビル・リトナビルとして1回400mg・100mg(2錠)を1日2回投与できる
  • 本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 1日1回投与は薬剤耐性検査を実施した上でロピナビル由来の耐性変異数が2以下の場合に限ること(耐性変異数が3以上の場合の成人1日1回投与データが少ない)〔18.3.2、18.3.4参照〕
  • 7.2. 本剤との併用によりロピナビルの血中濃度が低下するおそれのある薬剤(カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、ネビラピン、エファビレンツ、ネルフィナビル等)と併用する場合には、1日2回投与とすること〔10.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

カレトラ配合錠の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • ピモジド投与中
    • トリアゾラム投与中
    • ミダゾラム投与中
    • アゼルニジピン投与中
    • ボリコナゾール投与中
    • ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩投与中
    • バルデナフィル塩酸塩水和物投与中
    • メチルエルゴメトリンマレイン酸塩投与中
    • エルゴメトリンマレイン酸塩投与中
    • ブロナンセリン投与中
    • タダラフィル<アドシルカ>投与中
    • シルデナフィルクエン酸塩<レバチオ>投与中
    • リバーロキサバン投与中
    • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中
    • グラゾプレビル水和物投与中
    • ロミタピドメシル酸塩投与中
    • アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル投与中
    • ルラシドン塩酸塩投与中
    • ベネトクラクス<再発又は難治性の小リンパ球性リンパ腫の用量漸増期>投与中
    • ベネトクラクス<再発又は難治性の慢性リンパ性白血病の用量漸増期>投与中
    • トランスアミナーゼ上昇
    • B型肝炎
    • 血友病
    • 房室ブロック
    • 著しい出血傾向
    • C型肝炎
    • 心伝導障害
    • 器質的心疾患

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

カレトラ配合錠の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
カルバマゼピン 血中濃度が低下、ロピナビルの血中濃度が低下
フェノバルビタール 血中濃度が低下、ロピナビルの血中濃度が低下
フェニトイン 血中濃度が低下、ロピナビル及びフェニトインの血中濃度が低下
ネビラピン 血中濃度が低下、ロピナビルの血中濃度が低下
エファビレンツ 血中濃度が低下、ロピナビルの血中濃度が低下
ネルフィナビル 血中濃度が低下、血中濃度が上昇、ロピナビルの血中濃度が低下
ボリコナゾール 血中濃度が低下
エチニルエストラジオール 血中濃度が低下
安息香酸エストラジオール 血中濃度が低下
エストロゲンをベースとする避妊剤 血中濃度が低下
ラモトリギン 血中濃度が低下
バルプロ酸 血中濃度が低下
メサドン塩酸塩 血中濃度が低下
エトラビリン 血中濃度が低下
ホスアンプレナビル 血中濃度が低下
コルヒチン 血中濃度が上昇、血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
グラゾプレビル水和物 血中濃度が上昇
シルデナフィルクエン酸塩<勃起不全を適応とする場合> 血中濃度が上昇、低血圧・失神・視覚障害や勃起持続等のこれら薬剤の副作用
タダラフィル<シアリス・ザルティア> 血中濃度が上昇、低血圧・失神・視覚障害や勃起持続等のこれら薬剤の副作用
イトラコナゾール 血中濃度が上昇
ケトコナゾール 血中濃度が上昇
クラリスロマイシン 血中濃度が上昇
シクロスポリン 血中濃度が上昇
タクロリムス水和物 血中濃度が上昇
エベロリムス 血中濃度が上昇
プロピオン酸フルチカゾン 血中濃度が上昇、クッシング症候群、副腎皮質機能抑制
ブデソニド 血中濃度が上昇、クッシング症候群、副腎皮質機能抑制
トリアムシノロンアセトニド 血中濃度が上昇、クッシング症候群、副腎皮質機能抑制
リオシグアト 血中濃度が上昇
アミオダロン塩酸塩 血中濃度が上昇
塩酸ベプリジル 血中濃度が上昇
塩酸リドカイン 血中濃度が上昇
キニジン硫酸塩水和物 血中濃度が上昇
酢酸フレカイニド 血中濃度が上昇
塩酸プロパフェノン 血中濃度が上昇
ジゴキシン 血中濃度が上昇
グレカプレビル・ピブレンタスビル 血中濃度が上昇
エルバスビル 血中濃度が上昇
マラビロク 血中濃度が上昇
リルピビリン塩酸塩 血中濃度が上昇
ピモジド 不整脈のような重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン 血管攣縮などの重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 血管攣縮などの重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
マレイン酸エルゴメトリン 血管攣縮などの重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
マレイン酸メチルエルゴメトリン 血管攣縮などの重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ミダゾラム 過度の鎮静、呼吸抑制
トリアゾラム 過度の鎮静、呼吸抑制
フェンタニル 呼吸抑制、血中濃度が上昇し副作用が発現しやすくなる
フェンタニルクエン酸塩 呼吸抑制、血中濃度が上昇し副作用が発現しやすくなる
塩酸バルデナフィル 低血圧などの重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
シルデナフィルクエン酸塩<肺高血圧症を適応とする場合> 低血圧などの重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
タダラフィル<肺高血圧症を適応とする場合> 低血圧などの重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ブロナンセリン 血中濃度上昇、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
アゼルニジピン 血中濃度上昇、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル 血中濃度上昇、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
リバーロキサバン 血中濃度上昇、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ロミタピドメシル酸塩 血中濃度上昇、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ルラシドン塩酸塩 血中濃度上昇、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ベネトクラクス 腫瘍崩壊症候群の発現が増強、副作用が増強
シンバスタチン 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
アトルバスタチンカルシウム水和物 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗剤<アゼルニジピンは併用禁忌> 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
フェロジピン 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
ニフェジピン 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
ニカルジピン塩酸塩 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
リファブチン 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
サルメテロールキシナホ酸塩 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
ダサチニブ 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
ニロチニブ 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
硫酸ビンブラスチン 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
ビンクリスチン硫酸塩 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
ボセンタン 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
フマル酸クエチアピン 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
シメプレビルナトリウム 血中濃度が上昇しこれら薬剤の副作用が発現しやすくなる
トラゾドン 血中濃度が上昇し副作用が発現しやすくなる
アファチニブマレイン酸塩 血中濃度が上昇し副作用が発現しやすくなる
イブルチニブ 血中濃度が上昇し副作用が増強
エンコラフェニブ 血中濃度が上昇し副作用が増強
アパルタミド 血中濃度が上昇し副作用が増強、本剤の血中濃度が減少、本剤の効果の減弱
ロスバスタチンカルシウム 血中濃度が上昇しロスバスタチンの副作用が発現しやすくなる
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し治療効果を減弱
デキサメタゾン ロピナビルの血中濃度が低下
ワルファリンカリウム 血中濃度に影響
PR間隔の延長を起こす恐れのある薬剤 PR間隔が延長
ベラパミル PR間隔が延長
硫酸アタザナビル PR間隔が延長
ジドブジン製剤 血中濃度を低下
硫酸アバカビル 血中濃度を低下
テノホビル製剤 血中濃度が上昇し腎機能障害等の副作用
HIVプロテアーゼ阻害剤 CK上昇、筋肉痛、筋炎、横紋筋融解症
逆転写酵素阻害薬 CK上昇、筋肉痛、筋炎、横紋筋融解症

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

カレトラ配合錠と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 296.4円 (1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 アッヴィ
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

カレトラ配合錠に関係する解説

プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)

  • カレトラ配合錠は、プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)に分類される。
  • プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)とは、プロテアーゼという酵素を阻害することで、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の標的細胞でのウイルス粒子産生を阻害し感染拡大を抑える薬。

プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)の代表的な商品名

  • ノービア
  • カレトラ
  • プリジスタ
  • レクシヴァ
  • レイアタッツ
  • プレジコビックス
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