処方薬
テノゼット錠300mg
先発

テノゼット錠300mgの基本情報

テノゼット錠300mgの概要

商品名 テノゼット錠300mg
一般名 テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(2)錠
薬価・規格 584.9円 (300mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 GSK
YJコード 6250024F1030
レセプト電算コード 622336301
識別コード GSK300
添付文書PDFファイル

テノゼット錠300mgの主な効果と作用

  • B型肝炎ウイルスの増殖をおさえるお薬です。
  • ウイルスの増殖に必要な酵素の働きをおさえてB型肝炎ウイルスの量を減らします。

テノゼット錠300mgの用途

  • B型慢性肝疾患のB型肝炎ウイルスの増殖の抑制

テノゼット錠300mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

悪心、腹痛、肝機能検査値異常、AST増加、ALT増加、γ-GTP増加、クレアチニン増加、アミラーゼ増加、リパーゼ増加、発疹、下痢

起こる可能性のある重大な副作用

腎不全、腎機能不全、急性腎障害、近位腎尿細管機能障害、ファンコニー症候群、急性腎尿細管壊死、腎性尿崩症、腎炎、重度腎機能障害、乳酸アシドーシス、脂肪沈着による重度肝腫大、脂肪肝、膵炎、血中アミラーゼ上昇、リパーゼ上昇、血中トリグリセリド上昇

上記以外の副作用

嘔吐、鼓腸、蛋白尿、多尿、肝炎、過敏症、アレルギー反応、血管浮腫、低カリウム血症、低リン酸血症、体脂肪再分布、体脂肪蓄積、骨軟化症、骨痛、骨折、ミオパチー、浮動性めまい、呼吸困難、無力症

テノゼット錠300mgの用法・用量

  • 通常、成人にはテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩として1回300mgを1日1回経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤の投与期間、併用薬等については、国内外のガイドライン等を参考にすること
  • 7.2. 本剤の有効成分であるテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含む製剤と併用しないこと
  • またテノホビル アラフェナミドフマル酸塩を含む製剤についても併用しないこと
  • 7.3. 腎機能障害患者では、本剤の血中濃度が上昇するので、腎機能の低下に応じて次の投与方法を目安とする〔8.2、9.1.2、9.2腎機能障害患者の項、11.1.1、16.6.1参照〕[1)クレアチニンクリアランス50mL/min以上:300mgを1日1回、2)クレアチニンクリアランス30~49mL/min:300mgを2日に1回、3)クレアチニンクリアランス10~29mL/min:300mgを3~4日に1回、4)血液透析患者:300mgを7日に1回(血液透析実施後)又は累積約12時間の透析終了後に300mgを投与(なお、クレアチニンクリアランスが10mL/min未満で、透析を行っていない患者における薬物動態は検討されていない)]
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

テノゼット錠300mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

テノゼット錠300mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
腎毒性を有する薬剤 腎機能不全、腎不全、急性腎障害、近位腎尿細管機能障害、ファンコニー症候群、急性腎尿細管壊死、腎性尿崩症、腎炎、重度腎機能障害
ジダノシン 膵炎・乳酸アシドーシス等のジダノシンによる副作用を増強
硫酸アタザナビル 治療効果が減弱、本剤による副作用を増強
ロピナビル・リトナビル配合剤 本剤による副作用を増強
アシクロビル これらの薬剤又は本剤による副作用を増強
塩酸バラシクロビル これらの薬剤又は本剤による副作用を増強
ガンシクロビル これらの薬剤又は本剤による副作用を増強
バルガンシクロビル塩酸塩 これらの薬剤又は本剤による副作用を増強
レジパスビル/ソホスブビル配合剤 テノホビルの血漿中濃度が上昇
ソホスブビル・ベルパタスビル テノホビルの血漿中濃度が上昇

テノゼット錠300mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 584.9円 (300mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 GSK
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

テノゼット錠300mgに関係する解説

B型肝炎ウイルス治療薬(内服薬)

  • テノゼット錠300mgは、B型肝炎ウイルス治療薬(内服薬)に分類される。
  • B型肝炎ウイルス治療薬(内服薬)とは、B型肝炎ウイルス(HBV)の増殖に必要な酵素の働きを阻害することで抗ウイルス作用をあらわす薬。

B型肝炎ウイルス治療薬(内服薬)の代表的な商品名

  • ゼフィックス
  • バラクルード
  • テノゼット
  • ベムリディ
B型肝炎ウイルス治療薬(内服薬)についての詳しい解説を見る