処方薬
ラスビック点滴静注キット150mg
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ラスビック点滴静注キット150mgの基本情報

ラスビック点滴静注キット150mgの概要

商品名 ラスビック点滴静注キット150mg
一般名 ラスクフロキサシン塩酸塩キット
薬価・規格 3962.0円 (150mg1キット(希釈液付))
薬の形状
注射薬 > キット類 > キット類
注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
製造会社 杏林製薬
YJコード 6241403G1029
レセプト電算コード 622842801
添付文書PDFファイル

ラスビック点滴静注キット150mgの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • ニューキノロン系の抗菌剤です。細菌のDNAが増えるのをおさえて菌を殺す働きがあります。

ラスビック点滴静注キット150mgの用途

ラスビック点滴静注キット150mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

注射部位紅斑、下痢、めまい、便秘、悪心、嘔吐、不整脈、好酸球数増加、白血球数減少、発疹、腎機能障害

起こる可能性のある重大な副作用

間質性肺炎、発熱、咳嗽、胸部X線異常、好酸球増多、ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、血圧低下、浮腫、発赤、白血球減少症、QT延長、心室頻拍、Torsades de pointes、低血糖、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、アキレス腱炎、腱断裂、腱障害、腱周辺の痛み、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急激な腎機能悪化、痙攣、錯乱、せん妄、精神症状、重症筋無力症悪化、大動脈瘤、大動脈解離

上記以外の副作用

静脈炎、注射部位静脈炎、注射部位疼痛、注射部位反応、注射部位硬結、注射部位腫脹

ラスビック点滴静注キット150mgの用法・用量

  • 通常、成人にはラスクフロキサシンとして、投与初日に300mgを、投与2日目以降は150mgを1日1回点滴静注する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ラスビック点滴静注キット150mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • QT延長
    • 過敏症
    • 低カリウム血症
    • 先天性QT延長症候群
    • 重度肝機能障害
    • クラス1A抗不整脈薬投与中
    • クラス3抗不整脈薬投与中
    • 虚血性心疾患
    • 痙攣性疾患
    • 重症筋無力症
    • 心疾患
    • 心不全
    • てんかん
    • 不整脈
    • 重度徐脈
    • 中等度肝機能障害
    • 大動脈瘤
    • 大動脈解離
    • マルファン症候群
    • 大動脈解離のリスク因子を有する
    • 大動脈瘤のリスク因子を有する

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ラスビック点滴静注キット150mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
1a群不整脈用剤 相加的なQT延長、心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
キニジン 相加的なQT延長、心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
プロカインアミド 相加的なQT延長、心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
3群不整脈用剤 相加的なQT延長、心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
アミオダロン 相加的なQT延長、心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
ソタロール 相加的なQT延長、心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
チアジド系薬剤 心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
ループ利尿剤 心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
糖質副腎皮質ホルモン剤 心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
ACTH 心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
グリチルリチン製剤 心室頻拍<Torsades de pointesを含む>、QT延長
フェニル酢酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤 痙攣
プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤 痙攣
フルルビプロフェン 痙攣
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
テオフィリン 作用を増強
アミノフィリン製剤 作用を増強
レパグリニド 血中濃度が上昇しレパグリニドの副作用が発現
副腎皮質ステロイド剤<注射剤・経口剤> 腱障害のリスクが増大
プレドニゾロン<注射剤・経口剤> 腱障害のリスクが増大
ヒドロコルチゾン<経口剤及び注射剤> 腱障害のリスクが増大

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ラスビック点滴静注キット150mgに関係する解説

ニューキノロン系抗菌薬

  • ラスビック点滴静注キット150mgは、ニューキノロン系抗菌薬に分類される。
  • ニューキノロン系抗菌薬とは、細菌の増殖に必要な酵素を阻害して殺菌的に抗菌作用をあらわす薬。

ニューキノロン系抗菌薬の代表的な商品名

  • ジェニナック
  • アベロックス
  • オゼックス
  • シプロキサン
  • クラビット
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