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オゼックス錠小児用60mg
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オゼックス錠小児用60mgの基本情報

オゼックス錠小児用60mgの概要

商品名 オゼックス錠小児用60mg
一般名 トスフロキサシントシル酸塩水和物錠
薬価・規格 99.0円 (60mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 富士フイルム富山化学
YJコード 6241010F3023
レセプト電算コード 622643601
添付文書PDFファイル

オゼックス錠小児用60mgの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • ニューキノロン系の抗菌剤です。細菌のDNAが増えるのをおさえて菌を殺す働きがあります。

オゼックス錠小児用60mgの用途

オゼックス錠小児用60mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、頭痛、発疹、紅斑、潮紅、そう痒症、湿疹、蕁麻疹、尿円柱、尿中血陽性、尿中赤血球陽性

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、浮腫、発赤、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、痙攣、意識障害、意識喪失、急性腎障害、間質性腎炎、腎性尿崩症、重篤な腎障害、肝機能障害、黄疸、無顆粒球症、血小板減少、発熱、咽頭痛、皮下出血、粘膜出血、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、間質性肺炎、好酸球性肺炎、咳嗽、胸部X線異常、好酸球増多、横紋筋融解症、急激な腎機能悪化、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、低血糖、大動脈瘤、大動脈解離、末梢神経障害、しびれ、筋力低下、痛み、アキレス腱炎、腱断裂、腱障害、腱周辺の痛み、精神症状、幻覚、せん妄、重症筋無力症悪化

上記以外の副作用

遺尿、BUN増加、血尿、AST増加、ALT増加、ALP増加、LDH増加、γ-GTP増加、ビリルビン増加、嘔吐、食欲不振、口渇、便秘、悪心、口唇水疱、腹部膨満、胃部不快感、腹部不快感、口内炎、舌炎、好酸球数増加、白血球数減少、単球数増加、傾眠、浮動性めまい、不眠症、振戦、関節痛、蒼白、血中CK増加、血中クロール減少、血中クロール増加、亀頭包皮炎、倦怠感、過敏症、光線過敏性反応、血中クレアチニン増加、血小板数減少、貧血、味覚異常

オゼックス錠小児用60mgの用法・用量

  • 通常、小児に対してはトスフロキサシントシル酸塩水和物として1回6mg/kg(トスフロキサシンとして4.1mg/kg)を1日2回経口投与する
  • ただし、1回180mg、1日360mg(トスフロキサシンとして1回122.4mg、1日244.8mg)を超えないこととする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤は、食直前又は食後に投与することが望ましい
  • 7.2. 〈効能共通〉体重換算による服用量は、次のとおりである
    • なお、患者の体重及び状態から錠剤の投与が難しい場合には、15%細粒剤の投与を検討すること
  • 1). 体重15kg:1回あたりの服用量90mg(1.5錠)
  • 2). 体重20kg:1回あたりの服用量120mg(2錠)
  • 3). 体重25kg:1回あたりの服用量150mg(2.5錠)
  • 4). 体重30kg~:1回あたりの服用量180mg(3錠)
  • 7.3. 〈炭疽〉炭疽の発症及び進展抑制には、シプロフロキサシンについて米国疾病管理センター(CDC)が、60日間の投与を推奨している〔8.5参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

オゼックス錠小児用60mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 〈中耳炎〉妊婦又は妊娠している可能性
    • 〈肺炎〉妊婦又は妊娠している可能性
    • 〈コレラ〉妊婦又は妊娠している可能性
    • 〈炭疽〉妊婦又は妊娠している可能性
    • 高度腎障害
    • 痙攣性疾患
    • 重症筋無力症
    • てんかん
    • 大動脈瘤
    • 関節症状を有する小児
    • 肺炎球菌[ペニシリンGに対するMIC≧4μg/mL]
    • 大動脈解離
    • マルファン症候群
    • 大動脈解離のリスク因子を有する
    • 大動脈瘤のリスク因子を有する
    • 関節症状を有する幼児

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

オゼックス錠小児用60mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
テオフィリン 最高血中濃度は併用3日目で1.13倍・5日目では1.23倍の上昇、中毒症状<消化器障害・頭痛・不整脈・痙攣等>
アミノフィリン製剤 最高血中濃度は併用3日目で1.13倍・5日目では1.23倍の上昇、中毒症状<消化器障害・頭痛・不整脈・痙攣等>
フェニル酢酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤 痙攣
プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤 痙攣
ジクロフェナク 痙攣
ロキソプロフェン 痙攣
アルミニウムを含有する制酸剤<経口> 本剤の効果が減弱
マグネシウム含有制酸剤<経口> 本剤の効果が減弱
鉄剤<服用> 本剤の効果が減弱
カルシウム経口剤 本剤の効果が減弱
水酸化アルミニウム<服用> 本剤の効果が減弱
酸化マグネシウム<経口> 本剤の効果が減弱
<経口>クエン酸第一鉄ナトリウム 本剤の効果が減弱
沈降炭酸カルシウム<経口> 本剤の効果が減弱
副腎皮質ステロイド剤<注射剤・経口剤> 腱障害のリスクが増大
プレドニゾロン<注射剤・経口剤> 腱障害のリスクが増大
ヒドロコルチゾン<経口剤及び注射剤> 腱障害のリスクが増大

飲食物との組み合わせ注意

  • カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>
  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>

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オゼックス錠小児用60mgに関係する解説

ニューキノロン系抗菌薬

  • オゼックス錠小児用60mgは、ニューキノロン系抗菌薬に分類される。
  • ニューキノロン系抗菌薬とは、細菌の増殖に必要な酵素を阻害して殺菌的に抗菌作用をあらわす薬。

ニューキノロン系抗菌薬の代表的な商品名

  • ジェニナック
  • アベロックス
  • オゼックス
  • シプロキサン
  • クラビット
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