処方薬
バクシダール錠200mg

バクシダール錠200mgの基本情報

バクシダール錠200mgの概要

商品名 バクシダール錠200mg
一般名 ノルフロキサシン錠
薬価・規格 64.2円 (200mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 杏林製薬
ブランド バクシダール点眼液0.3% 他
YJコード 6241005F2026
レセプト電算コード 616290147
識別コード KP721
添付文書PDFファイル

バクシダール錠200mgの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • ニューキノロン系の抗菌剤です。細菌のDNAが増えるのをおさえて菌を殺す働きがあります。

バクシダール錠200mgの用途

バクシダール錠200mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、発疹、BUN上昇、クレアチニン上昇、嘔気、嘔吐、食欲不振、白血球減少、血小板減少、めまい、過敏症

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、胸内苦悶、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、剥脱性皮膚炎、急性腎障害、痙攣、錯乱、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症増悪、アキレス腱炎、腱断裂、腱障害、腱周辺の痛み、浮腫、発赤、血管炎、溶血性貧血、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急激な腎機能悪化、間質性肺炎、発熱、咳嗽、胸部X線異常、好酸球増多、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、大動脈瘤、大動脈解離、重篤な低血糖

上記以外の副作用

光線過敏症、意識障害、胸痛、そう痒感、消化不良、腹部膨満感、便秘、口内炎、口唇炎、口角炎、赤血球減少、ヘモグロビン減少、頭痛、不眠、眠気、しびれ感、全身倦怠感、冷感、熱感、心悸亢進

バクシダール錠200mgの用法・用量

  • ノルフロキサシンとして、通常成人1回100~200mgを1日3~4回経口投与する
    • なお、症状により適宜増減する
  • ただし、腸チフス、パラチフスの場合は、ノルフロキサシンとして1回400mgを1日3回、14日間経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈腸チフス、パラチフス〉腸チフス、パラチフスにおける用量では、他の感染症に対する用量と比較して国内投与経験が少ないため、頻回に臨床検査を行う等患者の状態を十分に観察すること
  • 7.2. 〈炭疽〉炭疽の発症及び進展抑制には、類薬であるシプロフロキサシンについて米国疾病管理センター(CDC)が、60日間の投与を推奨している
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

バクシダール錠200mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • エスフルルビプロフェン・ハッカ油投与中
    • フェンブフェン投与中
    • フルルビプロフェンアキセチル投与中
    • フルルビプロフェン投与中
    • 〈炭疽〉妊婦又は妊娠している可能性
    • 〈野兎病〉妊婦又は妊娠している可能性
    • 痙攣性疾患
    • 高度腎障害
    • 重症筋無力症
    • てんかん
    • 大動脈瘤
    • 大動脈解離
    • マルファン症候群
    • 大動脈解離のリスク因子を有する
    • 大動脈瘤のリスク因子を有する

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

バクシダール錠200mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
フェンブフェン 痙攣
フルルビプロフェンアキセチル 痙攣
フルルビプロフェン 痙攣
エスフルルビプロフェン・ハッカ油 痙攣
フェニル酢酸系非ス性消炎鎮痛剤<フェンブフェンは禁忌> 痙攣
ジクロフェナク 痙攣
アンフェナク 痙攣
プロピオン酸系NSAIDs<フルルビプロフェン類は併用禁忌> 痙攣
ケトプロフェン 痙攣
ロキソプロフェン 痙攣
プラノプロフェン 痙攣
ザルトプロフェン 痙攣
テオフィリン 作用が増強
アミノフィリン製剤 作用が増強
シクロスポリン 血中濃度を上昇
ワルファリン 作用を増強し出血・プロトロンビン時間の延長
アルミニウム<服用> 本剤の効果が減弱
マグネシウム製剤経口剤 本剤の効果が減弱
ケイ酸アルミニウム<経口> 本剤の効果が減弱
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム<経口> 本剤の効果が減弱
スクラルファート<経口> 本剤の効果が減弱
鉄剤<服用> 本剤の効果が減弱
カルシウム経口剤 本剤の効果が減弱
チザニジン塩酸塩 血中濃度が上昇しチザニジン塩酸塩の副作用が増強
副腎皮質ステロイド剤<注射剤・経口剤> 腱障害のリスクが増大
プレドニゾロン<注射剤・経口剤> 腱障害のリスクが増大
ヒドロコルチゾン<経口剤及び注射剤> 腱障害のリスクが増大

飲食物との組み合わせ注意

  • アルミニウムを含むもの
  • カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>
  • マグネシウムを含むもの<海苔、わかめ、バジル、昆布、ひじき など>
  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>

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バクシダール錠200mgに関係する解説

ニューキノロン系抗菌薬

  • バクシダール錠200mgは、ニューキノロン系抗菌薬に分類される。
  • ニューキノロン系抗菌薬とは、細菌の増殖に必要な酵素を阻害して殺菌的に抗菌作用をあらわす薬。

ニューキノロン系抗菌薬の代表的な商品名

  • ジェニナック
  • アベロックス
  • オゼックス
  • シプロキサン
  • クラビット
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