処方薬
エブトール125mg錠

エブトール125mg錠の基本情報

エブトール125mg錠の概要

商品名 エブトール125mg錠
一般名 エタンブトール塩酸塩錠
薬価・規格 11.6円 (125mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 科研製薬
ブランド エブトール125mg錠 他
YJコード 6225001F1036
レセプト電算コード 616220010
識別コード KC12
添付文書PDFファイル

エブトール125mg錠の主な効果と作用

  • マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症を治療するお薬です。
  • 非結核性抗酸菌症の原因となる細菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 結核菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 結核の治療に用いるお薬です。

エブトール125mg錠の用途

エブトール125mg錠の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

四肢のしびれ感、幻覚、不安、不眠、過敏症、発疹、そう痒、白血球減少、好中球減少、好酸球増多、一過性AST上昇

起こる可能性のある重大な副作用

視力障害、視力低下、中心暗点、視野狭窄、色覚異常、重篤な肝障害、劇症肝炎、ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、顔面浮腫、喉頭浮腫、蕁麻疹、間質性肺炎、好酸球性肺炎、発熱、咳嗽、胸部X線異常、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、紅皮症、剥脱性皮膚炎、血小板減少

上記以外の副作用

一過性ALT上昇、食欲不振、悪心、嘔吐、胃部不快感、胃痛、頭痛、めまい感、倦怠感、高尿酸血症

エブトール125mg錠の用法・用量

  • 〈肺結核及びその他の結核症〉通常成人は、エタンブトール塩酸塩として1日量0.75~1gを1~2回に分けて経口投与する
  • 年齢、体重により適宜減量する
    • なお、肺結核及びその他の結核症の場合、他の抗結核薬と併用することが望ましい
  • 〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉通常成人は、エタンブトール塩酸塩として0.5~0.75gを1日1回経口投与する
  • 年齢、体重、症状により適宜増減するが1日量として1gを超えない
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈肺結核及びその他の結核症〉本剤の体重別1日投与量の目安は次のとおりである
  • 1). 〈肺結核及びその他の結核症〉体重60kg以上:1日投与量1000mg;250mg錠のみを用いる場合4錠、125mg錠のみを用いる場合8錠
  • 2). 〈肺結核及びその他の結核症〉体重50kg以上:1日投与量875mg;250mg錠と125mg錠を用いる場合250mg錠3錠と125mg錠1錠、125mg錠のみを用いる場合7錠
  • 3). 〈肺結核及びその他の結核症〉体重40kg以上:1日投与量750mg;250mg錠のみを用いる場合3錠、125mg錠のみを用いる場合6錠
  • 4). 〈肺結核及びその他の結核症〉体重35kg以上:1日投与量625mg;250mg錠と125mg錠を用いる場合250mg錠2錠と125mg錠1錠、125mg錠のみを用いる場合5錠
  • 5). 〈肺結核及びその他の結核症〉体重30kg以上:1日投与量500mg;250mg錠のみを用いる場合2錠、125mg錠のみを用いる場合4錠
  • 投与方法:1日1回朝食後経口投与、あるいは朝夕2回に分けて経口投与する
  • 体重別の1日量はエタンブトール塩酸塩15~20mg/kgの範囲内で算出している
  • 7.2. 〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉投与開始時期、投与期間、併用薬等について国内外の各種学会ガイドライン等、最新の情報を参考にし、投与すること
  • 7.3. 〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉本剤の体重別1日投与量の目安は次のとおりである
  • 1). 〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉体重50kg以上:1日投与量750mg;250mg錠のみを用いる場合3錠、125mg錠のみを用いる場合6錠
  • 2). 〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉体重40kg以上:1日投与量625mg;250mg錠と125mg錠を用いる場合250mg錠2錠と125mg錠1錠、125mg錠のみを用いる場合5錠
  • 3). 〈MAC症を含む非結核性抗酸菌症〉体重30kg以上:1日投与量500mg;250mg錠のみを用いる場合2錠、125mg錠のみを用いる場合4錠
  • 投与方法:1日1回朝食後に経口投与する
  • 体重別の1日量はエタンブトール塩酸塩約15mg/kgで算出している
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

エブトール125mg錠の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

エブトール125mg錠の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
リファンピシン類 視力障害が増強、重篤な肝障害
抗結核剤 重篤な肝障害
イソニアジド 重篤な肝障害

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