セフトリアキソンナトリウム点滴用1gバッグ「NP」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
貧血、下痢、発疹、過敏症、蕁麻疹、そう痒、顆粒球減少、血小板増多、嘔気、嘔吐、好塩基球増多
起こる可能性のある重大な副作用
ショック、アナフィラキシー、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、呼吸困難、顔面浮腫、汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、溶血性貧血、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、重篤な肝炎、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、急性腎障害、間質性腎炎、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、間質性肺炎、肺好酸球増多症、好酸球増多、PIE症候群、発熱、咳嗽、胸部X線異常、胆石、胆嚢内沈殿物、胆嚢炎、胆管炎、膵炎、尿路結石、腎結石、尿量減少、排尿障害、血尿、結晶尿、腎後性急性腎不全、精神神経症状、意識障害、意識消失、意識レベル低下、痙攣、不随意運動、舞踏病アテトーゼ、ミオクローヌス
上記以外の副作用
食欲不振、軟便、菌交代症、口内炎、カンジダ症、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向、ビタミンB群欠乏症状、舌炎、神経炎、注射部位反応、注射部位紅斑、注射部位疼痛、注射部位腫脹、浮腫、紅斑、発赤、異常プロトロンビン、頭痛、心室性期外収縮
セフトリアキソンナトリウム点滴用1gバッグ「NP」の用法・用量
- 〈成人〉1. 通常、1日1~2g(力価)を1回又は2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する
- 2. 難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し、2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する
- 3. 淋菌感染症については、次記の通り投与する
- (1). 咽頭・喉頭炎、尿道炎、子宮頸管炎、直腸炎:通常、1g(力価)を単回静脈内注射又は単回点滴静注する
- (2). 精巣上体炎(副睾丸炎)、骨盤内炎症性疾患:通常、1日1回1g(力価)を静脈内注射又は点滴静注する
- 〈小児〉1. 通常、1日20~60mg(力価)/kgを1回又は2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する
- 2. 難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を120mg(力価)/kgまで増量し、2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する
- 〈未熟児、新生児〉1. 通常、生後0~3日齢には1回20mg(力価)/kgを1日1回、また、生後4日齢以降には1回20mg(力価)/kgを1日2回静脈内注射又は点滴静注する
- 2. 難治性又は重症感染症には症状に応じて1回量を40mg(力価)/kgまで増量し、1日2回静脈内注射又は点滴静注する
- ただし、生後2週間以内の未熟児・新生児には1日50mg(力価)/kgまでとする
- バッグ品の投与に際しては、用時、添付の溶解液にて溶解し、静脈内に点滴注射する
- (用法及び用量に関連する注意)高度腎機能障害患者は、血中濃度を頻回に測定できない場合には投与量が1g/日を超えないようにすること〔9.2.1、11.1.10、16.6.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
セフトリアキソンナトリウム点滴用1gバッグ「NP」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
カルシウムを含有する注射液 |
死亡 |
利尿剤 |
類似化合物<他のセフェム系抗生物質>で併用による腎障害増強作用 |
フロセミド |
類似化合物<他のセフェム系抗生物質>で併用による腎障害増強作用 |