処方薬
ハロスポア静注用1g
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ハロスポア静注用1gの基本情報

ハロスポア静注用1gの概要

商品名 ハロスポア静注用1g
一般名 セフォチアム塩酸塩静注用
薬価・規格 603.0円 (1g1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 静注用
注射薬 > 散剤 > 静注用のアイコン
製造会社 富士フイルム富山化学
ブランド ハロスポア静注用0.25g 他
YJコード 6132400F3028
レセプト電算コード 646130112
添付文書PDFファイル

ハロスポア静注用1gの主な効果と作用

  • セフェム系の抗生物質です。細菌の細胞壁の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。

ハロスポア静注用1gの用途

ハロスポア静注用1gの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、下痢、AST上昇、GOT上昇、ALT上昇、GPT上昇、そう痒、Al-P上昇、悪心、過敏症、紅斑

起こる可能性のある重大な副作用

顆粒球減少、アナフィラキシー、不快感、口内異常感、眩暈、便意、耳鳴、発汗、喘鳴、呼吸困難、血管浮腫、全身潮紅、全身蕁麻疹、急性腎障害、重篤な腎障害、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少、間質性肺炎、PIE症候群、発熱、咳嗽、胸部X線異常、好酸球増多、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、痙攣、中枢神経症状、肝炎、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、ショック、血便、重篤な大腸炎、偽膜性大腸炎、腹痛、頻回の下痢

上記以外の副作用

リンパ腺腫脹、関節痛、食欲不振、菌交代症、カンジダ症、口内炎、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向、ビタミンB群欠乏症状、舌炎、神経炎、しびれ感、蕁麻疹、貧血、LDH上昇、γ-GTP上昇、嘔吐、頭痛、倦怠感

ハロスポア静注用1gの用法・用量

  • セフォチアム塩酸塩として1日0.5~2g(力価)を2~4回に分け、また、小児にはセフォチアム塩酸塩として1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内に注射する
    • なお、年齢、症状に応じ適宜増減するが、敗血症には1日4g(力価)まで、小児の敗血症、化膿性髄膜炎等の重症・難治性感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量することができる
  • 静脈内注射に際しては、日局「注射用水」、日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液」に溶解して用いる
    • また、本剤の1回用量0.25~2g(力価)を糖液、電解質液又はアミノ酸製剤等の補液に加えて、30分~2時間で点滴静脈内注射を行うこともできる
    • なお、小児の場合は前記投与量を考慮し、補液に加えて、30分~1時間で点滴静脈内注射を行うこともできる
  • <注射液の調製法と調製時の注意>本剤は緩衝剤として乾燥炭酸ナトリウムを含有し、溶解時に炭酸ガスを発生するため減圧バイアルにしてある
  • 溶解にあたっては約5mLの溶解液をバイアル内に注入して溶解する
    • なお、静脈内注射に際しては20mLに希釈して投与する
  • 点滴静脈内注射を行う場合、注射用水を用いると溶液が等張とならないため用いない
  • 溶解にあたっては、添付の溶解方法の説明書をよく読む
  • 本剤の注射液調製時にショックを伴う接触蕁麻疹が現れることがあるので調製時に手の腫脹・そう痒・発赤、全身の発疹・そう痒、腹痛、悪心、嘔吐等の症状が現れた場合には以後本剤との接触を避ける
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ハロスポア静注用1gの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ハロスポア静注用1gの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
利尿剤 他のセフェム系抗生物質で併用による腎障害増強作用
フロセミド 他のセフェム系抗生物質で併用による腎障害増強作用

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