処方薬
アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」

アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」の基本情報

アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」の概要

商品名 アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」
一般名 アミカシン硫酸塩注射液
薬価・規格 347.0円 (100mg1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 日医工ファーマ
ブランド アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」 他
YJコード 6123402A1206
レセプト電算コード 621069302
添付文書PDFファイル

アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」の主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • アミノグリコシド系の抗生物質です。細菌のタンパク質の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。

アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」の用途

アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、発疹、AST上昇、ALT上昇、疼痛、硬結、カリウム異常、電解質異常、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向

起こる可能性のある重大な副作用

眩暈、耳鳴、第8脳神経障害、耳閉塞感、耳痛、難聴、蝸牛機能障害、急性腎障害、重篤な腎障害、ショック、不快感、口内異常感、喘鳴、便意、発汗

上記以外の副作用

ビタミンB群欠乏症状、舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎、そう痒、発熱、浮腫、蛋白尿、血尿、血清クレアチニン上昇、BUN上昇、乏尿、Al-P上昇、白血球減少、好酸球増多、下痢、悪心、嘔吐、頭痛、口唇部のしびれ感

アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」の用法・用量

  • 〈筋肉内投与の場合〉通常、成人1回アミカシン硫酸塩として100~200mg(力価)を1日1~2回筋肉内投与する
  • 小児は、アミカシン硫酸塩として1日4~8mg(力価)/kgとし、1日1~2回筋肉内投与する
    • なお、年齢及び症状により適宜増減する
  • 〈点滴静脈内投与の場合〉通常、成人1回アミカシン硫酸塩として100~200mg(力価)を、1日2回点滴静脈内投与する
  • 小児はアミカシン硫酸塩として1日4~8mg(力価)/kgとし、1日2回点滴静脈内投与する
    • また、新生児(未熟児を含む)は、1回アミカシン硫酸塩として6mg(力価)/kgを、1日2回点滴静脈内投与する
    • なお、年齢、体重及び症状により適宜増減する
  • 点滴静脈内投与の場合には、通常100~500mLの補液中に100~200mg(力価)の割合で溶解し、30分~1時間かけて投与すること
  • (用法及び用量に関連する注意)腎障害患者では、起炎菌の感受性、感染症の重症度、感染部位、腎機能障害の程度を考慮に入れ、投与量・投与間隔を調整すること〔8.2、9.2腎機能障害患者の項参照〕
  • 7.1. 1回投与量を調節する方法腎障害患者では、体重及びクレアチニン・クリアランスを用い、添付文書の図1[8時間及び12時間ごと投与図]又は計算式より求めた初回量及び維持量を投与する
  • [8時間ごと投与の計算式]初回量(mg)=(D×W)×[(Ccr+132)の2乗-1700]÷(5.0×10の4乗)
  • 維持量(mg)=(D×W)×(Ccr+0.7)÷101
  • [12時間ごと投与の計算式]初回量(mg)=(D×W)×[(Ccr+125)の2乗-6700]÷(4.3×10の4乗)
  • 維持量(mg)=(D×W)×(Ccr+0.7)÷101
  • D:腎機能正常者に対する使用量(mg/kg)、W:体重(kg)
  • Ccr:クレチアニン・クリアランス(mL/min)
  • 7.2. 投与間隔を調節する方法腎障害患者では、「血清クレアチニン値×9」時間ごとに通常量を投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 腎機能障害
    • 大量投与
    • 長期間投与
    • 肝機能障害
    • 経口摂取の不良
    • 重症筋無力症
    • 腎障害
    • 全身状態の悪い
    • アミノグリコシド系抗生物質による難聴
    • 難聴
    • 非経口栄養
    • クエン酸で抗凝固処理した血液を大量輸血された

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
腎障害を起こす恐れのある血液代用剤 腎障害が発現・悪化
デキストラン製剤 腎障害が発現・悪化
ヒドロキシエチルデンプン 腎障害が発現・悪化
腎毒性を有する薬剤 腎障害が発現・悪化
シクロスポリン 腎障害が発現・悪化
アムホテリシンB 腎障害が発現・悪化
ループ利尿剤 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
フロセミド 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
アゾセミド 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
腎毒性及び聴器毒性を有する薬剤 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
バンコマイシン塩酸塩 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
硫酸エンビオマイシン 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
白金含有の抗悪性腫瘍剤 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
シスプラチン 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
カルボプラチン 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
ネダプラチン 腎障害及び聴器障害が発現・悪化
麻酔剤 呼吸抑制
筋弛緩剤 呼吸抑制
ベクロニウム臭化物 呼吸抑制
A型ボツリヌス毒素 呼吸抑制

アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」と主成分が同じ薬

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アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」に関係する解説

アミノグリコシド系抗菌薬

  • アミカシン硫酸塩注射液100mg「NikP」は、アミノグリコシド系抗菌薬に分類される。
  • アミノグリコシド系抗菌薬とは、細菌のタンパク質合成を阻害し殺菌的に抗菌作用をあらわす薬。

アミノグリコシド系抗菌薬の代表的な商品名

  • 硫酸ストレプトマイシン
  • 硫酸カナマイシン、カナマイシン
  • ゲンタシン
  • トロビシン
  • ハベカシン
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