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テイコプラニン点滴静注用200mg「ケミファ」
後発

テイコプラニン点滴静注用200mg「ケミファ」の基本情報

テイコプラニン点滴静注用200mg「ケミファ」の概要

商品名 テイコプラニン点滴静注用200mg「ケミファ」
一般名 テイコプラニン注射用
薬価・規格 1703.0円 (200mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 シオノケミカル
YJコード 6119401D1086
レセプト電算コード 620008533
添付文書PDFファイル

テイコプラニン点滴静注用200mg「ケミファ」の主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • ペプチド系の抗生物質です。細菌の細胞壁の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。

テイコプラニン点滴静注用200mg「ケミファ」の用途

  • 外傷の二次感染
  • 手術創の二次感染
  • 熱傷の二次感染
  • 膿胸
  • 肺炎
  • 敗血症
  • 慢性皮症
  • 深在性皮膚感染症
  • 慢性呼吸器病変の二次感染

テイコプラニン点滴静注用200mg「ケミファ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

痙攣、ビリルビン上昇、過敏症、発熱、発疹、そう痒、好酸球増多、貧血、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、血圧低下

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー様症状、気管支痙攣、血管浮腫、呼吸困難、顔面蒼白、発汗、頻脈、第8脳神経障害、眩暈、耳鳴、聴力低下、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、紅皮症、剥脱性皮膚炎、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、急性腎不全、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、総ビリルビン上昇

上記以外の副作用

動悸、血圧上昇、一過性血圧低下、食欲不振、下痢、嘔吐、悪心、注射部位疼痛、静脈炎、悪寒、頭痛、菌交代症

テイコプラニン点滴静注用200mg「ケミファ」の用法・用量

  • テイコプラニンとして初日400mg(力価)又は800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回200mg(力価)又は400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する
  • 敗血症には、初日800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する
  • 乳児、幼児又は小児にはテイコプラニンとして10mg(力価)/kgを12時間間隔で3回、以後6~10mg(力価)/kg(敗血症などの重症感染症では10mg(力価)/kg)を24時間ごとに30分以上かけて点滴静注する
    • また、新生児(低出生体重児を含む)にはテイコプラニンとして初回のみ16mg(力価)/kgを、以後8mg(力価)/kgを24時間ごとに30分以上かけて点滴静注する
    • なお、年齢、体重、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

テイコプラニン点滴静注用200mg「ケミファ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

テイコプラニン点滴静注用200mg「ケミファ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ループ利尿剤 腎障害・聴覚障害を増強
エタクリン酸 腎障害・聴覚障害を増強
フロセミド 腎障害・聴覚障害を増強
腎障害・聴覚障害を起こす可能性のある薬剤 腎障害・聴覚障害を増強
アミノグリコシド系抗生物質 腎障害・聴覚障害を増強
ペプチド系抗生物質 腎障害・聴覚障害を増強
アムホテリシンB 腎障害・聴覚障害を増強
シクロスポリン 腎障害・聴覚障害を増強
シスプラチン 腎障害・聴覚障害を増強

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