処方薬
治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」100,000JAU/mL
先発

治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」100,000JAU/mLの基本情報

治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」100,000JAU/mLの概要

商品名 治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」100,000JAU/mL
一般名 アレルゲンエキス(4)注射液
薬価・規格 4201.0円 (2mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 鳥居薬品
ブランド 治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」10,000JAU/mL 他
YJコード 4490404A1035
レセプト電算コード 622404201
添付文書PDFファイル

治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」100,000JAU/mLの主な効果と作用

  • くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を改善するお薬です。
  • 気管支喘息を治療するお薬です。
  • アレルギーの原因物質を少しずつとって体を慣らしていくことにより、アレルギー症状を起こりにくくする働きがあります。

治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」100,000JAU/mLの用途

治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」100,000JAU/mLの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

疼痛、そう痒感、蕁麻疹、腫脹、咳嗽、紅斑、注射部位反応、熱感、潮紅、硬結、眼充血

起こる可能性のある重大な副作用

アナフィラキシー、ショック、血圧低下、呼吸困難、全身潮紅、顔面浮腫、咽頭浮腫、血管浮腫、喘息、口腔内異常感、皮膚そう痒感、皮膚発赤、胃痛、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、視覚異常、視野狭窄、鼻閉塞感、くしゃみ、嗄声、咽喉頭そう痒感、咽喉頭異常感、胸部絞扼感、息苦しさ、喘鳴、チアノーゼ、頭痛、耳鳴、不快感、悪寒、四肢のしびれ、顔のしびれ、顔面潮紅、発汗、眩暈感、振戦、蒼白、動悸、頻脈、不整脈、不安、恐怖感、意識混濁

上記以外の副作用

耳そう痒症、鼻漏、咽喉刺激感、口腔咽頭不快感、皮膚そう痒症、足底紅斑、悪心、感覚障害、リンパ節腫脹、倦怠感、末梢性浮腫、発熱

治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」100,000JAU/mLの用法・用量

  • 減感作療法の実施に際し、ダニアレルゲンに陽性の患者に皮内反応テストを行い、皮内反応閾値を求める
  • その閾値及びその時々の患者の症状に応じ、初回投与濃度及び量、初回後の投与濃度又は量、投与回数、投与間隔並びに維持量は適宜定める
  • 1.閾値の求め方:本剤を診断用アレルゲン皮内エキス対照液「トリイ」で、1000、100、10、1、0.1及び0.01JAU/mLに用時希釈し、更に患者の症状に応じて低濃度に順次希釈する
  • 最も低濃度の液から0.02mLずつ皮内に注射し、その反応を皮内反応判定基準に従って判定する
  • 陽性反応を呈した最低濃度(最大希釈度)をもってその患者のアレルゲンに対する閾値とする
  • 2.初回投与濃度:患者のアレルゲンに対する閾値の濃度、若しくは患者の症状の程度によって更にこの濃度の1/10又は1/100の濃度を初回投与濃度とする
  • 3.投与法:初回投与量として0.02~0.05mLを皮下に注射する
  • 初回後の投与量は1週1~2回約50%ずつ増量し、0.5mLに至れば10倍濃度の液0.05mLにかえて同様に増量しながら投与を続け次第に高濃度の液に移り、維持量に達したら2週に1回の注射を数回行い、その後は1カ月に1回とする
  • 4.増量及び投与回数:各回の投与後の患者の状態を問診し、その結果に応じて次回投与量を増減する(例えば前回の注射により、喘息発作、全身性蕁麻疹及び鼻症状・眼症状を主とした臨床症状の増悪を起こし、また過大な局所反応を生じたときには増量を見合わせる)
    • また、増量期間中の投与間隔は1週1~2回であるが、間隔が長引いた場合には増量せずに直前の投与濃度の1/10又は1/100の濃度の液を投与する
  • 5.維持量:患者において投与可能な最高用量をもって維持量とするが、患者のその時々の症状に応じて減量する等適宜投与量を定める
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」100,000JAU/mLの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 重症気管支喘息
    • 急性感染症
    • 喘息発作時
    • 気管支喘息の症状が激しい
    • アレルギー症状が激しい
    • 体調が悪い
    • 自己免疫疾患
    • 悪性腫瘍
    • アナフィラキシー
    • アレルギー
    • ショック
    • 免疫不全症
    • 免疫系に影響を及ぼす全身性疾患
    • 免疫複合体疾患
    • 高血圧症
    • 肺疾患
    • 非選択的β遮断薬服用
    • モノアミンオキシダーゼ阻害薬<MAOI>服用
    • 重症心疾患
    • 全身性ステロイド薬投与
    • 減感作療法薬との併用
    • 三環系抗うつ薬服用

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」100,000JAU/mLの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
減感作療法薬との併用 アナフィラキシー、アレルギー反応
非選択的β遮断薬 反応<アレルギー反応>が強く現れる
全身性ステロイド剤 本剤の効果が得られない

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