処方薬
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:100
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:100の基本情報
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:100の概要
商品名 | 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:100 |
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一般名 | アレルゲンエキス(2)注射液 |
薬価・規格 | 4332.0円 (2mL1瓶) |
薬の形状 |
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 | 鳥居薬品 |
ブランド | 診断用アレルゲン皮内エキス治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:1,000 他 |
YJコード | 4490401A1058 |
レセプト電算コード | 628012101 |
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:100の主な効果と作用
- 気管支喘息を治療するお薬です。
アレルギー の原因物質を少しずつとって体を慣らしていくことにより、アレルギー症状を起こりにくくする働きがあります。
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:100の用途
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:100の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
そう痒、しびれ、過敏症、喘息発作、眼瞼浮腫、口唇浮腫、発疹、硬結、疼痛、腫脹、色素沈着
起こる可能性のある重大な副作用
ショック、アナフィラキシー、血圧低下、呼吸困難、全身潮紅、顔面浮腫、咽頭浮腫、血管浮腫、蕁麻疹、喘息、口腔内異常感、皮膚そう痒感、紅斑、皮膚発赤、胃痛、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、視覚異常、視野狭窄、鼻閉塞感、くしゃみ、嗄声、咽喉頭そう痒感、咽喉頭異常感、胸部絞扼感、息苦しさ、咳嗽、喘鳴、チアノーゼ、頭痛、耳鳴、不快感、悪寒、四肢のしびれ、顔のしびれ、顔面潮紅、発汗、めまい感、振戦、蒼白、動悸、頻脈、不整脈、不安、恐怖感、意識混濁
上記以外の副作用
脱力感、倦怠感、発熱、リンパ腺腫脹
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:100の用法・用量
- 治療(減感作療法)皮内反応で陽性を示し、原因アレルゲンが確認された場合、減感作療法を行うが、実施にあたっては、皮内反応に応じ、初回の液の濃度及び量又は増量、投与間隔ならびに維持量は患者のその時々の症状に応じ、適宜に定めうる
- 1). 初回投与濃度過半数の患者では1:1000液を初回投与濃度とする
- 特に過敏症の患者では、患者のアレルゲンに対する過敏度(閾値)を求め、この濃度もしくは、その濃度の10倍希釈された液をもって初回投与濃度とする
- 2). 投与法通常、初回投与濃度のエキス0.02~0.05mLを皮下に注射し、1週2回約50%ずつ増量し0.5mLに至れば次の濃度のエキス0.05mLにかえて同様に増量しながら注射を続け次第に高濃度の液にうつり、ついには最も高い濃度のエキス0.3~0.5mLの維持量に至らしめる
- 維持量に達したら2週に1回の注射を数回行い、その後は1カ月に1回注射とする
- 次記に具体的な投与法のモデルを示すが必ずしもこの方法に画一的にしたがう必要はない
- ①. 第1週a. 1回、エキス濃度1:10000、投与量0.05mL
- b. 2回、エキス濃度1:10000、投与量0.07mL
- ②. 第2週a. 3回、エキス濃度1:10000、投与量0.10mL
- b. 4回、エキス濃度1:10000、投与量0.15mL
- ③. 第3週a. 5回、エキス濃度1:10000、投与量0.20mL
- b. 6回、エキス濃度1:10000、投与量0.30mL
- ④. 第4週a. 7回、エキス濃度1:10000、投与量0.50mL
- b. 8回、エキス濃度1:1000、投与量0.05mL
- ⑤. 第5週a. 9回、エキス濃度1:1000、投与量0.07mL
- b. 10回、エキス濃度1:1000、投与量0.10mL
- ⑥. 第6週a. 11回、エキス濃度1:1000、投与量0.15mL
- b. 12回、エキス濃度1:1000、投与量0.20mL
- ⑦. 第7週a. 13回、エキス濃度1:1000、投与量0.30mL
- b. 14回、エキス濃度1:1000、投与量0.50mL
- ⑧. 第8週a. 15回、エキス濃度1:100、投与量0.05mL
- b. 16回、エキス濃度1:100、投与量0.07mL
- ⑨. 第9週a. 17回、エキス濃度1:100、投与量0.10mL
- b. 18回、エキス濃度1:100、投与量0.15mL
- ⑩. 第10週a. 19回、エキス濃度1:100、投与量0.20mL
- b. 20回、エキス濃度1:100、投与量0.30mL
- ⑪. 第11週a. 21回、エキス濃度1:100、投与量0.50mL
- b. 22回、エキス濃度1:10、投与量0.05mL
- ⑫. 第12週a. 23回、エキス濃度1:10、投与量0.07mL
- b. 24回、エキス濃度1:10、投与量0.10mL
- ⑬. 第13週a. 25回、エキス濃度1:10、投与量0.15mL
- b. 26回、エキス濃度1:10、投与量0.20mL
- ⑮. 第14週a. 27回、エキス濃度1:10、投与量0.30mL
- b. 28回、エキス濃度1:10、投与量0.50mL
- 3). 閾値の求め方ハウスダスト1:1000液に対照液(0.5%フェノール含有生理食塩溶液)を加えて10倍ずつ希釈し、1万、10万、100万倍液を調製し、最も希釈された液から0.02mLずつ皮内注射し、皮内反応判定基準にしたがい、反応を判定する
- 陽性反応を呈した最低濃度(最大希釈度)をもってその患者のアレルゲンに対する過敏度(閾値)とする
- 4). 増量及び投与回数各回の投与後の患者の状態について問診し、その結果に応じ次回投与量を加減する(例えば注射により発作を起こし、または過大な局所反応を生じた時は増量を見合わせる)
- また増量期間中の投与間隔は通常1週2回であるが、間隔が長引いた場合には増量せずに減量した方がよい
- 5). 維持量患者の臨床症状が著明に改善されたら、その濃度をもって維持量とし、投与を継続する
- 症状の改善を認めて、直ちに治療を中断すると再発することもある故、療法の持続は是非行うべきである
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 正確な皮膚反応テストを行うため、皮膚反応テスト検査前日から抗ヒスタミン薬やメディエーター遊離抑制薬等の投与を中止すること
- また、皮膚反応テストを実施する約1週間前から投与を中止することが望ましい薬剤があるので注意すること
- 7.2. 患者の状態によってアレルゲンに対する反応が変動することがあるので、投与量、濃度、増量、維持量等は個々の患者の症状を考慮して決定すること
- 7.3. 増量を急速に行う場合は、患者の状態を勘案し入院又はそれに準じた管理下での投与を考慮すること
- 7.4. 予期しない強い反応が起こるおそれがあるので、使用するエキスのロットが変わるときには前回投与量の25~50%を減ずることが推奨される(また、高濃度のアレルゲンエキスでは、同一ロットでもショック等の強い反応を誘発するおそれがあるので、患者の状態を十分に観察しながら濃度を上げること)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:100の使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ハウスダスト1:100の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
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減感作療法薬との併用 | アナフィラキシー、アレルギー反応 |
非選択的β遮断薬 | 反応<アレルギー反応>が強くあらわれる |
全身性ステロイド剤 | 本剤の効果が得られない |