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効果・効能

局所脳血流シンチグラフィ。

用法・用量

〈エキサメタジムテクネチウム(99mTc)注射液の調製〉

本品に放射性医薬品基準過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液ジェネレータの溶出液5mLを加え、よく振とうし、エキサメタジムテクネチウム(99mTc)注射液を調製する。

〈局所脳血流シンチグラフィ〉

通常、成人にはエキサメタジムテクネチウム(99mTc)注射液370~740MBqを静脈内に注射し、投与5分後より、被検部にガンマカメラ等の検出部を向け撮像若しくはデータを収録し、脳血流シンチグラムを得る。

投与量は年齢、体重により適宜増減する。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  1. 2. その他の副作用
    1. 過敏症:(頻度不明)蕁麻疹様発赤、眼瞼発赤等、皮疹、そう痒感。
    2. 呼吸器:(頻度不明)呼吸障害。
    3. 消化器:(頻度不明)悪心、嘔吐。
    4. 循環器:(頻度不明)血圧低下。
    5. 精神神経系:(頻度不明)頭痛、めまい。
    6. その他:(0.1%未満)注射部疼痛、(頻度不明)手指のしびれ、発汗、冷汗、視調節障害、顔面潮紅。

使用上の注意

(重要な基本的注意)

診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

(小児等)

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

(高齢者)

患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。

(適用上の注意)

    1. 薬剤調製時の注意
  1. 1.1. 調製中の術者への被曝を軽減するため、調製は注意深く、かつ迅速に行うこと。

  2. 1.2. 調製方法 1. 放射化学的純度に及ぼすテクネチウム99等の影響を除くため、使用前24時間以内に一度以上溶出を行ったことのある過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液ジェネレータを使用し、溶出後2時間以上経過していない溶出液を使用する。 1. 本品1バイアル当たり99mTcとして370MBq~1.11GBqの過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液ジェネレータの溶出液を加える。 1. 生理食塩液又は過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液ジェネレータの溶出用生理食塩液で希釈することにより、ジェネレータの溶出液の放射能濃度を370MBq~1.11GBq/5mLに調整する。

  3. 1.3. 調製後30分以内に使用する。

  4. 1.4. 調製液を保存する場合は、常温で遮光すること。

(保管上の注意)

室温保存。