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ポテリジオ点滴静注20mg
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ポテリジオ点滴静注20mgの基本情報

ポテリジオ点滴静注20mgの概要

商品名 ポテリジオ点滴静注20mg
一般名 モガムリズマブ(遺伝子組換え)注射液
薬価・規格 171219.0円 (20mg5mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 協和キリン
YJコード 4291422A1021
レセプト電算コード 622149401
添付文書PDFファイル

ポテリジオ点滴静注20mgの主な効果と作用

  • 悪性リンパ腫や成人T細胞白血病リンパ腫を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の傷害を促す働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ポテリジオ点滴静注20mgの用途

  • CCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫
  • 再発又は難治性のCCR4陽性の末梢性T細胞リンパ腫
  • 再発又は難治性の皮膚T細胞性リンパ腫

ポテリジオ点滴静注20mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

咳嗽、頭痛、味覚異常、感覚鈍麻、末梢性ニューロパチー、不眠症、赤血球減少、ヘマトクリット減少、血圧低下、ほてり、心拍数増加

起こる可能性のある重大な副作用

発熱、悪寒、頻脈、血圧上昇、悪心、低酸素血症、嘔吐、重度Infusion reaction、丘疹性皮疹、紅斑性皮疹、感染症、帯状疱疹、腫瘍崩壊症候群、重度血液毒性、リンパ球減少、白血球減少、好中球減少、血小板減少、発熱性好中球減少症、貧血、肝機能障害、ALT上昇、AST上昇、Al-P上昇、LDH上昇、高ビリルビン血症、γ-GTP上昇、肝機能異常、間質性肺疾患、間質性肺炎、高血糖、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、薬疹、発疹、肝炎、ヘモグロビン減少、肺臓炎、呼吸困難、重度皮膚障害、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、B型肝炎ウイルスによる劇症肝炎

上記以外の副作用

心電図QT延長、口腔咽頭痛、下痢、便秘、口内炎、口内乾燥、腹痛、腹部不快感、蛋白尿、クレアチニン上昇、腎障害、脱毛症、背部痛、四肢痛、電解質異常、ナトリウム異常、カリウム異常、カルシウム異常、クロール異常、マグネシウム異常、低アルブミン血症、低リン酸血症、総蛋白減少、疲労、食欲減退、浮腫、倦怠感、体重増加、めまい、体重減少、CRP上昇、振戦、血管炎、血管障害、駆出率減少、鼻出血、酸素飽和度低下、口腔咽頭不快感、口腔内出血、口唇炎、痔核、歯肉痛、口腔障害、消化不良、排尿困難、血中尿素上昇、紫斑、脱水、注入部位血管外漏出、胸痛、疼痛、注射部位反応、高尿酸血症、錯感覚、霧視、好酸球増加、潮紅、左室機能不全、心室性期外収縮、急性心筋梗塞、鼻閉、胸水、喘鳴、尿中血陽性、急性腎障害、血中尿素増加、尿中ウロビリノーゲン増加、皮膚そう痒症、多汗症、筋骨格痛、関節痛、筋痙縮、筋力低下、頚部痛、尿中ブドウ糖陽性、無力症、低体温、サイトカイン放出症候群

ポテリジオ点滴静注20mgの用法・用量

  • 〈CCR4陽性のATL〉通常、成人には、モガムリズマブ(遺伝子組換え)として、1回量1mg/kgを1週間間隔で8回点滴静注する
  • 他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、通常、成人には、モガムリズマブ(遺伝子組換え)として、1回量1mg/kgを2週間間隔で8回点滴静注する
    • なお、化学療法未治療例に対しては他の抗悪性腫瘍剤と併用すること
  • 〈再発又は難治性のCCR4陽性のPTCL〉通常、成人には、モガムリズマブ(遺伝子組換え)として、1回量1mg/kgを1週間間隔で8回点滴静注する
  • 〈再発又は難治性のCTCL〉通常、成人には、モガムリズマブ(遺伝子組換え)として、1回量1mg/kgを1週間間隔で5回点滴静注し、その後は2週間間隔で点滴静注する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤投与時にあらわれることがあるInfusion reactionを軽減させるために、本剤投与の30分前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤等の前投与を行うこと
  • Infusion reactionを認めた場合は、直ちに投与の中断や直ちに投与速度の減速を考慮し、投与再開する場合は、必要に応じて投与速度を減じて慎重に投与すること
    • また、投与再開後にInfusion reactionが再度発現し投与を中止した場合には、本剤を再投与しないこと〔8.1、11.1.1参照〕
  • 7.2. 〈効能共通〉本剤は2時間かけて点滴静注すること
  • 7.3. 〈化学療法未治療のCCR4陽性のATL〉本剤単独投与での有効性及び安全性は確立していない
  • 7.4. 〈化学療法未治療のCCR4陽性のATL〉本剤を含むがん化学療法は、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で、選択すること〔17.1.2参照〕
  • 7.5. 〈再発又は難治性のCCR4陽性のATL又はPTCL、再発又は難治性のCTCL〉本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ポテリジオ点滴静注20mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ポテリジオ点滴静注20mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗悪性腫瘍剤 血液毒性が増強、感染症
不活化ワクチン 効果を減弱
生ワクチン 原病に基づく症状

ポテリジオ点滴静注20mgと主成分が同じ薬

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ポテリジオ点滴静注20mgに関係する解説

分子標的薬(モガムリズマブ〔ヒト化抗CCR4モノクローナル抗体〕)

  • ポテリジオ点滴静注20mgは、分子標的薬(モガムリズマブ〔ヒト化抗CCR4モノクローナル抗体〕)に分類される。
  • 分子標的薬(モガムリズマブ〔ヒト化抗CCR4モノクローナル抗体〕)とは、腫瘍細胞表面で強く発現しているCCR4という物質に特異的に結合し、主に抗体依存性細胞障害作用(ADCC)により抗腫瘍効果をあらわす薬。

分子標的薬(モガムリズマブ〔ヒト化抗CCR4モノクローナル抗体〕)の代表的な商品名

  • ポテリジオ
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