処方薬
ベクティビックス点滴静注100mg
先発

ベクティビックス点滴静注100mgの基本情報

ベクティビックス点滴静注100mgの概要

商品名 ベクティビックス点滴静注100mg
一般名 パニツムマブ(遺伝子組換え)注射液
薬価・規格 79749.0円 (100mg5mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 武田薬品
ブランド ベクティビックス点滴静注100mg 他
YJコード 4291417A1020
レセプト電算コード 621985901
添付文書PDFファイル

ベクティビックス点滴静注100mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の増殖に関与するタンパク質の働きをおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ベクティビックス点滴静注100mgの用途

  • KRAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸
  • KRAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の直腸癌

ベクティビックス点滴静注100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

紅斑、爪囲炎、皮膚そう痒症、皮膚亀裂、皮膚乾燥、皮膚剥脱、発熱、下痢、低カリウム血症、味覚異常、悪心

起こる可能性のある重大な副作用

重度皮膚障害、発疹、ざ瘡様皮膚炎、痙攣、重度下痢、脱水、急性腎障害、低マグネシウム血症、QT延長、しびれ、全身倦怠感、間質性肺疾患、間質性肺炎、肺線維症、肺臓炎、肺浸潤、Infusion reaction、アナフィラキシー様症状、血管浮腫、気管支痙攣、悪寒、低血圧、重度Infusion reaction、続発炎症性症状、続発感染性症状、蜂巣炎、壊死性筋膜炎、敗血症、低カルシウム血症、電解質異常、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群

上記以外の副作用

口内炎、嘔吐、口内乾燥、便秘、鼻出血、爪障害、爪破損、脱毛症、手掌・足底発赤知覚不全症候群、結膜炎、睫毛成長、流涙増加、眼充血、眼感染、血小板減少症、白血球減少症、代謝異常、食欲減退、粘膜炎症、疲労、錯感覚、末梢性ニューロパチー、末梢性感覚ニューロパチー、腹痛、消化不良、好中球減少症、貧血、無力症、体重減少、皮膚炎、頭痛、口唇ひび割れ、咳嗽、爪甲離床症、多毛症、眼瞼感染、潰瘍、嗜眠、異常感覚、浮動性めまい、神経毒性、不眠症、感覚鈍麻、多発ニューロパチー、上腹部痛、アフタ性口内炎、口腔内潰瘍、口腔内痛、胃食道逆流性疾患、口唇乾燥、口腔咽頭痛、発声障害、鼻漏、皮膚毒性、多汗症、皮膚潰瘍、皮膚色素沈着、皮膚病変、霧視、眼痛、発熱性好中球減少症、静脈炎、潮紅、高血圧、低リン酸血症、高ビリルビン血症、ALT上昇、毛包炎、皮膚感染、限局性感染、爪感染、乾燥症、カテーテル関連感染、尿路感染、鼻炎、上気道感染、口腔カンジダ症、過敏症、末梢性浮腫、四肢痛、疼痛、温度変化不耐症、呼吸困難、倦怠感、口唇炎、鼻乾燥、肺塞栓症、湿疹、眼乾燥、眼炎症、眼そう痒症、眼瞼炎、角膜炎、潰瘍性角膜炎、高カリウム血症、注入に伴う反応、肝機能異常、AST上昇、AL-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇

ベクティビックス点滴静注100mgの用法・用量

  • 通常、成人には2週間に1回、パニツムマブ(遺伝子組換え)として1回6mg/kg(体重)を60分以上かけて点滴静注する
    • なお、患者の状態に応じて適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤と併用する他の抗悪性腫瘍剤は、「17.臨床成績」及び「15.その他の注意」の項の内容を熟知し、選択すること
  • 7.2. 重度(Grade3以上)の皮膚障害があらわれた場合は、次を目安に本剤の用量を調節すること〔11.1.1参照〕
  • [重度(Grade3以上)の皮膚障害発現時の用量調節の目安]1). 重度<Grade3以上>皮膚障害発現時の本剤の投与量6mg/kg:投与延期し、投与延期後6週間以内にGrade2以下に回復した場合、6mg/kg又は4.8mg/kgに用量調節(投与延期後6週間以内にGrade2以下に回復しなかった場合は、本剤の投与を中止する)
  • 2). 重度<Grade3以上>皮膚障害発現時の本剤の投与量4.8mg/kg:投与延期し、投与延期後6週間以内にGrade2以下に回復した場合、3.6mg/kgに用量調節(投与延期後6週間以内にGrade2以下に回復しなかった場合は、本剤の投与を中止する)
  • 3). 重度<Grade3以上>皮膚障害発現時の本剤の投与量3.6mg/kg:投与中止
  • 7.3. 重度<Grade3以上>Infusion reactionがあらわれた場合、本剤の投与を中止し、以降、本剤を再投与しないこと
    • また、Grade2以下のInfusion reactionがあらわれた場合は、投与速度を減じて慎重に投与すること〔11.1.3参照〕
  • 7.4. 1回投与量として1000mgを超える場合は、日局生理食塩液で希釈し約150mLとし、90分以上かけて点滴静注すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ベクティビックス点滴静注100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ベクティビックス点滴静注100mgと主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る

ベクティビックス点滴静注100mgに関係する解説

分子標的薬(パニツムマブ〔ヒト型抗EGFRモノクローナル抗体〕)

  • ベクティビックス点滴静注100mgは、分子標的薬(パニツムマブ〔ヒト型抗EGFRモノクローナル抗体〕)に分類される。
  • 分子標的薬(パニツムマブ〔ヒト型抗EGFRモノクローナル抗体〕)とは、細胞が増殖するために必要なシグナル伝達に関わる上皮成長因子受容体(EGFR)に結合することで細胞増殖のシグナル伝達を遮断し、がん細胞増殖抑制作用などをあらわす薬。

分子標的薬(パニツムマブ〔ヒト型抗EGFRモノクローナル抗体〕)の代表的な商品名

  • ベクティビックス
分子標的薬(パニツムマブ〔ヒト型抗EGFRモノクローナル抗体〕)についての詳しい解説を見る