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アクプラ静注用10mg
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アクプラ静注用10mgの基本情報

アクプラ静注用10mgの概要

商品名 アクプラ静注用10mg
一般名 ネダプラチン静注用
薬価・規格 4181.0円 (10mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 静注用
注射薬 > 散剤 > 静注用のアイコン
製造会社 日医工
ブランド アクプラ静注用10mg 他
YJコード 4291405F1025
レセプト電算コード 640407072
添付文書PDFファイル

アクプラ静注用10mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の核酸代謝をおさえることにより、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

アクプラ静注用10mgの用途

アクプラ静注用10mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

BUN上昇、クレアチニン上昇、悪心、嘔吐、食欲不振、AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、Al-P上昇、ナトリウム異常、カリウム異常

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、潮紅、呼吸困難、悪寒、血圧低下、骨髄抑制、汎血球減少、貧血、白血球減少、好中球減少、血小板減少、出血傾向、腎不全、重篤な腎障害、難聴、耳鳴、高音域の聴力低下、アダムス・ストークス発作、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、意識障害、間質性肺炎、咳嗽、胸部X線異常

上記以外の副作用

クロール異常、電解質異常、発熱、頭痛、めまい、手足のしびれ、末梢神経障害、味覚異常、クレアチニンクリアランス低下、β2ミクログロブリン上昇、血尿、蛋白尿、乏尿、尿酸上昇、下痢、イレウス、腹痛、便秘、口内炎、心電図異常、頻脈、ST低下、過敏症、アレルギー反応、膨疹、発赤、発疹、ビリルビン上昇、血清総蛋白減少、血清アルブミン低下、脱毛、全身倦怠感、浮腫、皮膚潮紅、単純疱疹、白血球増多<一過性>、痙攣、代謝性アシドーシス、NAG上昇、心筋障害、排尿痛、排尿障害、静脈炎、胸痛

アクプラ静注用10mgの用法・用量

  • 通常、成人にはネダプラチンとして1日1回80~100mg/㎡(体表面積)を投与し、少なくとも4週間休薬する
  • これを1コースとし、投与を繰り返す
    • なお、投与量は、年齢、疾患、症状により適宜増減する
  • 本剤投与時、投与量に応じて300mL以上の生理食塩液又は5%キシリトール注射液に溶解し、60分以上かけて点滴静注する
  • 本剤投与に引き続き1000mL以上の輸液を点滴静注する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アクプラ静注用10mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 重篤な過敏症
    • 重篤な腎障害
    • 重篤な骨髄抑制
    • ST低下
    • 悪心
    • 嘔吐
    • 肝機能障害
    • 感染症
    • 下痢
    • 骨髄抑制
    • 出血
    • 食欲不振
    • 腎機能障害
    • 腎機能低下
    • 心筋梗塞
    • 水痘
    • 冠動脈梗塞
    • 経口による水分摂取が困難
    • 聴器障害
    • 聴力低下
    • 高血圧による心不全
    • シスプラチンの投与を受け骨髄機能低下
    • シスプラチンの投与を受け腎機能低下
    • 前治療を受け骨髄機能低下
    • 前治療を受け腎機能低下
    • 前治療に他の白金製剤の投与を受けた

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アクプラ静注用10mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制が増強
アルキル化剤 骨髄抑制が増強
代謝拮抗剤 骨髄抑制が増強
アミノグリコシド系抗生物質 腎障害及び聴器障害が増強
バンコマイシン塩酸塩 腎障害及び聴器障害が増強

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アクプラ静注用10mgに関係する解説

白金製剤(プラチナ製剤)

  • アクプラ静注用10mgは、白金製剤(プラチナ製剤)に分類される。
  • 白金製剤(プラチナ製剤)とは、細胞増殖に必要なDNAに結合することでDNA複製阻害やがん細胞の自滅を誘導し抗腫瘍効果をあらわす薬。

白金製剤(プラチナ製剤)の代表的な商品名

  • ランダ
  • パラプラチン
  • エルプラット
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