処方薬
カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」
後発

カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」の基本情報

カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」の概要

商品名 カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」
一般名 カルボプラチン50mg5mL注射液
薬価・規格 1784.0円 (50mg5mL1瓶)
薬の形状
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製造会社 武田テバ薬品
ブランド カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」 他
YJコード 4291403A1118
レセプト電算コード 622098103
添付文書PDFファイル

カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」の主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 悪性リンパ腫を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の核酸代謝をおさえることにより、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」の用途

カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、便秘、口内炎、口渇、血尿、蛋白尿、乏尿、過敏症、発疹、そう痒感、蕁麻疹

起こる可能性のある重大な副作用

汎血球減少、骨髄抑制、貧血、ヘモグロビン減少、赤血球減少、ヘマトクリット値減少、白血球減少、好中球減少、血小板減少、出血、ショック、アナフィラキシー、チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下、気管支痙攣、痙攣、間質性肺炎、発熱、咳嗽、胸部X線異常、急性腎障害、ファンコニー症候群、BUN値異常、血清クレアチニン値異常、クレアチニンクリアランス値異常、肝不全、肝機能障害、黄疸、消化管壊死、消化管穿孔、消化管出血、消化管潰瘍、出血性腸炎、偽膜性大腸炎、激しい腹痛、腹痛、激しい下痢、麻痺性イレウス、腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、脳梗塞、肺梗塞、血栓・塞栓症、肺塞栓、脳血栓、動脈血栓症、静脈血栓症、心筋梗塞、うっ血性心不全、溶血性尿毒症症候群、溶血性貧血、腎不全、急性呼吸窮迫症候群、急速に進行する呼吸困難、低酸素症、両側性びまん性肺浸潤影、播種性血管内凝固症候群、DIC、血小板数異常、血清FDP値異常、血漿フィブリノゲン濃度異常、血液検査異常、急性膵炎、血清アミラーゼ値異常、血清リパーゼ値異常、難聴、耳鳴、白質脳症、可逆性後白質脳症症候群、歩行時のふらつき、舌のもつれ、頭痛、錯乱、視覚障害、腫瘍崩壊症候群、うっ血乳頭、球後視神経炎、皮質盲、クームス陽性の溶血性貧血

上記以外の副作用

末梢神経障害、しびれ、聴力低下、視力障害、眩暈、異常感覚、味覚異常、神経過敏、不安、不眠、ALT上昇、AST上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、心電図異常、期外収縮、心悸亢進、血圧上昇、不整脈、頻脈、徐脈、心房細動、心房粗動、房室ブロック、血清ナトリウム異常、血清カリウム異常、血清クロル異常、血清カルシウム異常、血清リン異常、血清マグネシウム異常、抗利尿ホルモン分泌異常症候群、脱毛、皮膚色素沈着、爪変色、皮膚疾患、全身倦怠感、浮腫、疼痛、潮紅、ほてり、胸部不快感、吃逆、注射部位反応、注射部位発赤、注射部位腫脹、注射部位疼痛、注射部位壊死、注射部位硬結、低蛋白血症、無力症、尿酸上昇、悪寒、脱水、体重減少、アルブミン低下

カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」の用法・用量

  • 1.頭頚部癌、肺小細胞癌、睾丸腫瘍、卵巣癌、子宮頚癌、悪性リンパ腫、非小細胞肺癌の場合:カルボプラチンとして、1日1回300~400mg/㎡(体表面積)を投与し、少なくとも4週間休薬する
  • これを1クールとし、投与を繰り返す
    • なお、投与量は、年齢、疾患、症状により適宜増減する
  • 2.乳癌の場合:トラスツズマブ(遺伝子組換え)及びタキサン系抗悪性腫瘍剤との併用において、カルボプラチンとして、1日1回300~400mg/㎡(体表面積)を投与し、少なくとも3週間休薬する
  • これを1クールとし、投与を繰り返す
    • なお、投与量は、患者の状態により適宜減ずる
  • 3.小児悪性固形腫瘍(神経芽腫・網膜芽腫・肝芽腫・中枢神経系胚細胞腫瘍、再発又は難治性のユーイング肉腫ファミリー腫瘍・腎芽腫)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合1).神経芽腫・肝芽腫・中枢神経系胚細胞腫瘍、再発又は難治性のユーイング肉腫ファミリー腫瘍・腎芽腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合:イホスファミドとエトポシドとの併用療法において、カルボプラチンの投与量及び投与方法は、カルボプラチンとして635mg/㎡(体表面積)を1日間点滴静注又は400mg/㎡(体表面積)を2日間点滴静注し、少なくとも3~4週間休薬する
  • これを1クールとし、投与を繰り返す
    • なお、投与量及び投与日数は疾患、症状、併用する他の抗悪性腫瘍剤により適宜減ずる
    • また、1歳未満もしくは体重10kg未満の小児に対して、投与量には十分配慮する
  • 2).網膜芽腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合:ビンクリスチン硫酸塩とエトポシドとの併用療法において、カルボプラチンの投与量及び投与方法は、カルボプラチンとして560mg/㎡(体表面積)を1日間点滴静注し、少なくとも3~4週間休薬する
  • これを1クールとし、投与を繰り返す
    • 但し、36カ月齢以下の患児にはカルボプラチンを18.6mg/kgとする
    • なお、投与量及び投与日数は疾患、症状、併用する他の抗悪性腫瘍剤により適宜減ずる
  • 4.本剤投与時、投与量に応じて250mL以上のブドウ糖注射液又は生理食塩液に混和し、30分以上かけて点滴静注する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 重篤な過敏症
    • 重篤な骨髄抑制
    • 肝障害
    • 感染症
    • 骨髄抑制
    • 腎障害
    • 水痘
    • シスプラチンの投与を受け腎機能低下
    • 前治療を受け腎機能低下
    • 腎機能低下している小児悪性固形腫瘍
    • シスプラチン投与で効果が認められなかった

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

カルボプラチン点滴静注液50mg「TYK」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制等の副作用が増強
腎毒性及び聴器毒性を有する薬剤 腎障害及び聴器障害が増強
アミノグリコシド系抗生物質 腎障害及び聴器障害が増強

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