処方薬
トルカプ錠200mg
先発
トルカプ錠200mgの基本情報
トルカプ錠200mgの概要
商品名 | トルカプ錠200mg |
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一般名 | カピバセルチブ錠 |
薬価・規格 | 11244.3円 (200mg1錠) |
薬の形状 |
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 | アストラゼネカ |
YJコード | 4291082F2024 |
レセプト電算コード | 622955001 |
トルカプ錠200mgの主な効果と作用
腫瘍 を治療するお薬です。- 腫瘍細胞の増殖に関与するタンパク質の働きをおさえる働きがあります。
- あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。
トルカプ錠200mgの用途
トルカプ錠200mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
下痢、尿路感染、貧血、食欲減退、味覚不全、頭痛、悪心、嘔吐、口内炎、消化不良、発疹
起こる可能性のある重大な副作用
高血糖、重度下痢、多形紅斑、全身性剥脱性皮膚炎、重度皮膚障害
上記以外の副作用
皮膚そう痒症、皮膚乾燥、薬疹、急性腎障害、疲労、粘膜炎症、無力症、発熱、血中クレアチニン増加、グリコヘモグロビン増加、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、白血球数減少、皮膚炎、好中球減少症、血小板減少症、白血球減少症、リンパ球減少症、過敏症、腎不全、腎機能障害、心電図QT延長、糸球体濾過率減少
トルカプ錠200mgの用法・用量
- フルベストラントとの併用において、通常、成人にはカピバセルチブとして1回400mgを1日2回、4日間連続して経口投与し、その後3日間休薬する
- これを1サイクルとして投与を繰り返す
- なお、患者の状態により適宜減量する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない
- 7.2. 本剤投与により副作用が発現した場合には、次の目安を考慮して、休薬・減量・中止すること
- [減量の目安]1). 通常投与量:1回400mg
- 2). 1段階減量:1回320mg
- 3). 2段階減量:1回200mg
- 4). 3段階減量:投与中止
- [副作用発現時の用量調節基準]1). 高血糖:①. 症候性のGrade2の高血糖:Grade1以下に回復するまで休薬する(21日以内に回復した場合、同一用量で投与を再開し、21日を過ぎてから回復した場合、1段階減量した用量で投与を再開する)
- ②. Grade3の高血糖:Grade1以下に回復するまで休薬する(21日以内に回復した場合、1段階減量した用量で投与を再開し、21日以内に回復しなかった場合、投与を中止する)
- ③. Grade4の高血糖:投与を中止する
- 2). 下痢:①. Grade2の下痢:Grade1以下に回復するまで休薬する(21日以内に回復した場合、同一用量又は1段階減量した用量で投与を再開し、21日以内に回復しなかった場合、又は再発した場合、1段階減量した用量で投与を再開する)
- ②. Grade3の下痢:Grade1以下に回復するまで休薬する(21日以内に回復した場合、1段階減量した用量で投与を再開し、21日以内に回復しなかった場合、投与を中止する)
- ③. Grade4の下痢:投与を中止する
- 3). 発疹及びその他の皮膚障害:①. Grade2の発疹及びその他のGrade2の皮膚障害:持続する場合、休薬する(再開する場合、同一用量で投与する)
- ②. Grade3の発疹及びその他のGrade3の皮膚障害:Grade1以下に回復するまで休薬する(28日以内に回復した場合、1段階減量した用量で投与を再開し、28日以内に回復しなかった場合、投与を中止する)
- Grade3以上の忍容不能な発疹再発又はその他のGrade3以上の忍容不能な皮膚障害再発した場合、投与の中止を検討する
- ③. Grade4の発疹及びその他のGrade4の皮膚障害:投与を中止する
- 4). 前記以外の副作用:①. Grade2の副作用<忍容不能な場合>及びGrade3の副作用:Grade1以下又は忍容可能なGrade2に回復するまで休薬する(21日以内に回復した場合、同一用量又は1段階減量した用量で投与を再開し、21日以内に回復しなかった場合、投与を中止する)
- ②. Grade4の副作用:投与を中止する
- 高血糖のGradeはNCI-CTCAE ver4.03に、その他の副作用のGradeはNCI-CTCAE ver5.0に準じる
- 7.3. 強いCYP3A阻害剤と併用する場合には、本剤の1回用量を320mgに減量すること〔10.2、16.7.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
トルカプ錠200mgの使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
トルカプ錠200mgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
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強力なCYP3A阻害剤 | 本剤の副作用が増強 |
イトラコナゾール | 本剤の副作用が増強 |
クラリスロマイシン | 本剤の副作用が増強 |
ボリコナゾール | 本剤の副作用が増強 |
CYP3Aを阻害する薬剤<中等度> | 本剤の副作用が増強 |
ベラパミル | 本剤の副作用が増強 |
エリスロマイシン | 本剤の副作用が増強 |
フルコナゾール | 本剤の副作用が増強 |
強いCYP3A誘導薬 | 本剤の有効性が減弱 |
カルバマゼピン | 本剤の有効性が減弱、副作用が増強 |
フェニトイン | 本剤の有効性が減弱 |
リファンピシン類 | 本剤の有効性が減弱 |
中程度のCYP3A誘導剤 | 本剤の有効性が減弱 |
モダフィニル | 本剤の有効性が減弱 |
フェノバルビタール | 本剤の有効性が減弱 |
リファブチン | 本剤の有効性が減弱 |
CYP3A酵素で代謝を受ける薬剤 | 副作用が増強 |
ミダゾラム | 副作用が増強 |
シクロスポリン | 副作用が増強 |
MATE1の基質となる薬剤 | 副作用が増強 |
MATE2-Kの基質となる薬剤 | 副作用が増強 |
OCT2の基質となる薬剤 | 副作用が増強 |
メトホルミン | 副作用が増強 |
プロカインアミド | 副作用が増強 |
飲食物との組み合わせ注意
- セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
- グレープフルーツ