処方薬
ポマリストカプセル1mg
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ポマリストカプセル1mgの基本情報

ポマリストカプセル1mgの概要

商品名 ポマリストカプセル1mg
一般名 ポマリドミドカプセル
薬価・規格 36902.0円 (1mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 BMS
ブランド ポマリストカプセル1mg 他
YJコード 4291038M1026
レセプト電算コード 622415001
識別コード POML1mg
添付文書PDFファイル

ポマリストカプセル1mgの主な効果と作用

  • 多発性骨髄腫を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞が成長するために必要な新しい血管ができるのを防ぐことにより、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ポマリストカプセル1mgの用途

ポマリストカプセル1mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、便秘、下痢、筋痙縮、疲労、無力症、浮腫、悪心、口内炎、腹痛、口内乾燥

起こる可能性のある重大な副作用

好中球減少、血小板減少、貧血、肺炎、重篤な感染症、発疹、末梢神経障害、末梢性感覚ニューロパチー、深部静脈血栓症、静脈血栓症、肺塞栓症、静脈塞栓症、脳梗塞、発熱性好中球減少症、敗血症、腫瘍崩壊症候群、心不全、不整脈、心房細動、頻脈性不整脈、急性腎障害、腎障害、蕁麻疹、末梢性ニューロパチー、多発ニューロパチー、骨髄抑制、汎血球減少症、進行性多巣性白質脳症、PML、意識障害、認知機能障害、麻痺症状、片麻痺、四肢麻痺、構音障害、失語、過敏症、血管浮腫、間質性肺疾患、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、催奇形性

上記以外の副作用

嘔吐、腹部膨満、上腹部痛、痔出血、低血圧、高血圧、呼吸困難、咳嗽、労作性呼吸困難、鼻出血、口腔咽頭痛、頭痛、発声障害、筋力低下、四肢痛、筋肉痛、背部痛、骨痛、食欲減退、低カリウム血症、低アルブミン血症、低リン酸血症、低カルシウム血症、低ナトリウム血症、高血糖、低マグネシウム血症、高カリウム血症、高カルシウム血症、浮動性めまい、振戦、味覚不全、錯感覚、失神、感覚鈍麻、錯乱状態、不眠症、うつ病、意識レベル低下、傾眠、皮膚そう痒症、脱毛症、皮膚乾燥、寝汗、紅斑、多汗症、点状出血、末梢性浮腫、体重減少、回転性めまい、転倒、悪寒、倦怠感、CRP増加、白内障、非心臓性胸痛、尿閉、慢性腎臓病、骨盤痛、胃腸出血

ポマリストカプセル1mgの用法・用量

  • 〈デキサメタゾン併用〉通常、成人にはポマリドミドとして1日1回4mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する
  • これを1サイクルとして投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • 〈ボルテゾミブ及びデキサメタゾン併用〉通常、成人にはポマリドミドとして1日1回4mgを14日間連日経口投与した後、7日間休薬する
  • これを1サイクルとして投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤を含むがん化学療法は、「17.臨床成績」の項の内容、特に、用法・用量を十分に理解した上で行うこと〔17.1.1-17.1.5参照〕
  • 7.2. 本剤投与により副作用が発現した場合には、次を参考に本剤の休薬等を考慮すること〔8.2、9.1.2、11.1.3参照〕
  • [副作用発現時の本剤の休薬、減量又は中止基準の目安]1). 血小板減少:血小板数25000/μL未満に減少;50000/μL以上に回復するまで本剤を休薬し、再開は休薬前の投与量から1mg減量すること(再開した後に再び発現した場合も同様とし、1mgに減量した後に再び副作用が発現した場合には、本剤の投与を中止すること)
  • 2). 好中球減少:好中球数500/μL未満に減少又は発熱性好中球減少症(好中球数が1000/μL未満でかつ1回でも38.3℃を超える発熱又は好中球数が1000/μL未満でかつ1時間を超えて持続する38℃以上の発熱);1000/μL以上に回復するまで本剤を休薬し、再開は休薬前の投与量から1mg減量すること(G-CSF製剤を使用していない場合には、使用について考慮すること)、再開した後に再び発現した場合も同様とし、1mgに減量した後に再び副作用が発現した場合には、本剤の投与を中止すること
  • 3). 皮疹:①. Grade3の皮疹;Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、再開は休薬前の投与量から1mg減量すること(なお再開は、患者の状態に応じて判断すること)、再開した後に再び発現した場合も同様とし、1mgに減量した後に再び副作用が発現した場合には、本剤の投与を中止すること
  • ②. Grade4の皮疹又は水疱形成;本剤の投与を中止すること
  • 4). 前記以外の副作用:Grade3の副作用又はGrade4の副作用;Grade2以下に回復するまで本剤を休薬し、再開は休薬前の投与量から1mg減量すること(なお再開は、患者の状態に応じて判断すること)、再開した後に再び発現した場合も同様とし、1mgに減量した後に再び副作用が発現した場合には、本剤の投与を中止すること
  • GradeはCTCAE V4.0に基づく
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ポマリストカプセル1mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ポマリストカプセル1mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
CYP1A2阻害剤 本剤の血中濃度が増加
フルボキサミンマレイン酸塩 本剤の血中濃度が増加
シプロフロキサシン 本剤の血中濃度が増加
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が増加
ケトコナゾール 本剤の血中濃度が増加
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が増加
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が増加

ポマリストカプセル1mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
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    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 BMS
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    薬価 48736.5円 (3mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 BMS
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  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 43981.4円 (2mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 BMS
    先発
  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 36902.0円 (1mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 BMS
    先発
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ポマリストカプセル1mgに関係する解説

サリドマイド関連薬

  • ポマリストカプセル1mgは、サリドマイド関連薬に分類される。
  • サリドマイド関連薬とは、サリドマイド(又はサリドマイドに類似した化学構造をもつ薬剤)による血管新生抑制などのがん細胞増殖因子抑制作用やがん細胞の自滅誘導・増殖抑制などにより抗腫瘍効果をあらわす薬。

サリドマイド関連薬の代表的な商品名

  • サレド
  • レブラミド
  • ポマリスト
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