アレセンサカプセル40mg - 添付文書 | MEDLEY(メドレー)
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アレセンサカプセル40mg
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効果・効能

ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行非小細胞肺癌・ALK融合遺伝子陽性の切除不能な再発非小細胞肺癌。

(効能・効果に関連する使用上の注意)

  1. 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、ALK融合遺伝子陽性が確認された患者に投与する(検査にあたっては、免疫組織化学染色法及び蛍光in situハイブリダイゼーション法を測定原理とする承認された体外診断薬を用いて測定する)。

  2. 本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。

用法・用量

アレクチニブとして1回300mgを1日2回経口投与する。

副作用

国内第1/2相臨床試験及び国内第3相臨床試験の1回300mg1日2回投与例における安全性評価対象例161例中147例(91.3%)に副作用が認められた。主な副作用は、便秘49例(30.4%)、味覚異常39例(24.2%)、発疹37例(23.0%)、血中ビリルビン増加32例(19.9%)、AST(GOT)増加、血中CK(CPK)増加各29例(18.0%)、血中クレアチニン増加27例(16.8%)等であった(国内第1/2相臨床試験:承認時、国内第3相臨床試験:2015年12月までの集計)。

  1. 重大な副作用

    1. 間質性肺疾患(5.6%):間質性肺疾患が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2. 肝機能障害(頻度不明):AST増加(GOT増加)、ALT増加(GPT増加)を伴う肝機能障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には休薬又は投与中止するなど適切な処置を行う。
    3. 好中球減少(11.2%)、白血球減少(8.7%):好中球数減少、白血球数減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には休薬するなど適切な処置を行う。
    4. 消化管穿孔(頻度不明):消化管穿孔が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、内視鏡、腹部X線、CT等の必要な検査を行い、本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。
    5. 血栓塞栓症(頻度不明):肺塞栓症等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。
  2. その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。

    1. 精神神経系:(15%以上)味覚異常(24.2%)、(5%以上~15%未満)頭痛、(5%未満)末梢性ニューロパチー、不眠症、傾眠。
    2. 消化器:(15%以上)便秘(30.4%)、(5%以上~15%未満)口内炎、悪心、下痢、(5%未満)胃腸炎、嘔吐、歯周病、腹痛。
    3. 循環器:(5%未満)徐脈、心電図T波逆転。
    4. 呼吸器:(5%以上~15%未満)上気道感染、(5%未満)咳嗽、肺炎、肺感染、気胸。
    5. 血液:(頻度不明)血小板数減少、(5%以上~15%未満)貧血、(5%未満)リンパ球数減少。
    6. 皮膚:(15%以上)発疹(23.0%)、(5%未満)皮膚乾燥、ざ瘡様皮膚炎、爪障害、爪囲炎、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚そう痒症、湿疹、光線過敏症。
    7. 筋骨格系:(5%以上~15%未満)筋肉痛、(5%未満)関節痛、筋痙縮。
    8. 肝臓:(15%以上)血中ビリルビン増加、AST増加(GOT増加)、(5%以上~15%未満)ALT増加(GPT増加)、血中Al-P増加、(5%未満)硬化性胆管炎、LDH増加。
    9. 腎臓:(15%以上)血中クレアチニン増加、(5%未満)腎機能障害。
    10. :(5%未満)眼乾燥、結膜炎、麦粒腫、黄斑症。
    11. その他:(15%以上)血中CK増加(血中CPK増加)、(5%以上~15%未満)倦怠感、浮腫、(5%未満)血中トリグリセリド増加、発熱、疲労、中耳炎、膀胱炎、回転性眩暈、高尿酸血症、食欲減退、血中ブドウ糖増加、血中マグネシウム減少、細菌性前立腺炎、腫瘍出血、高リン酸塩血症。

使用上の注意

(警告)

  1. 本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ投与する。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与する。

  2. 本剤の投与により間質性肺疾患が現れることがあるので、初期症状(息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び胸部CT検査等の実施など、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。また、治療初期は入院又はそれに準ずる管理の下で、間質性肺疾患等の重篤な副作用発現に関する観察を十分に行う。

(禁忌)

  1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

  2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。

(慎重投与)

  1. 間質性肺疾患のある患者又はその既往歴のある患者[間質性肺疾患が発現又は増悪する恐れがある]。

  2. 肝機能障害のある患者[安全性は確立していない、肝機能障害が増悪する恐れがある]。

(重要な基本的注意)

  1. 間質性肺疾患が現れることがあるので、息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱等の初期症状が現れた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導する。また、胸部CT検査等の実施など、患者の状態を十分観察する。必要に応じて動脈血酸素分圧(PaO2)、動脈血酸素飽和度(SpO2)、肺胞気動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)、肺拡散能力(DLCO)等の検査を行う。

  2. AST増加(GOT増加)、ALT増加(GPT増加)、ビリルビン増加等を伴う肝機能障害が現れることがあるので、本剤投与中は定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察する。

  3. 好中球減少、白血球減少等が現れることがあるので、本剤投与中は定期的に血液検査(血球数算定、白血球分画等)を行い、患者の状態を十分に観察する。

(相互作用)

本剤は、チトクロームP450(主にCYP3A4)によって代謝される。また、in vitro試験においてP-糖蛋白及び乳癌耐性蛋白(BCRP)の阻害が認められた。

併用注意:

  1. CYP3A阻害剤(イトラコナゾール等)[本剤の血漿中濃度が上昇し副作用の発現頻度が高まる恐れがあることから、CYP3A阻害作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮し、やむを得ず併用する際には、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意する(本剤の代謝には主にCYP3A4が関与しているため、CYP3A阻害剤との併用により、本剤の代謝が阻害され血漿中濃度が増加する可能性がある)]。

  2. CYP3A誘導剤(リファンピシン等)[本剤の血漿中濃度が低下し本剤の有効性が減弱する恐れがあることから、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮する(本剤の代謝には主にCYP3A4が関与しているため、CYP3A誘導剤との併用により、本剤の代謝が亢進し血漿中濃度が低下する可能性がある)]。

(高齢者への投与)

一般に高齢者では、生理機能が低下していることが多いので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

  1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない(妊娠可能な婦人には、適切な避妊を行うよう指導する)[動物実験(ラット、ウサギ)において、胚死亡・胎仔死亡、流産、内臓異常、骨格変異等が報告されている]。

  2. 授乳中の婦人に投与することは避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[ヒト母乳中への移行については不明である]。

(小児等への投与)

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない[使用経験がない]。

(その他の注意)

遺伝毒性試験において、異数性誘発作用が認められたが、遺伝子突然変異誘発性又は染色体構造異常誘発性は認められなかった。