処方薬
ジオトリフ錠50mg
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ジオトリフ錠50mgの基本情報

ジオトリフ錠50mgの概要

商品名 ジオトリフ錠50mg
一般名 アファチニブマレイン酸塩錠
薬価・規格 10443.8円 (50mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 日本ベーリンガーインゲルハイム
ブランド ジオトリフ錠20mg 他
YJコード 4291030F4020
レセプト電算コード 622307401
識別コード T50
添付文書PDFファイル

ジオトリフ錠50mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の増殖に関与するタンパク質の働きをおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ジオトリフ錠50mgの用途

  • EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌

ジオトリフ錠50mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、脱水、ALT上昇、AST上昇、紅斑、腹痛、全身性発疹、斑状丘疹性皮疹、紅斑性皮疹、爪囲炎、皮膚乾燥

起こる可能性のある重大な副作用

重度下痢、脱水症状、急性腎不全、重度皮膚障害、重度発疹、ざ瘡、間質性肺疾患、間質性肺炎、肺浸潤、肺臓炎、急性呼吸窮迫症候群、アレルギー性胞隔炎、肝機能障害、ビリルビン上昇、左室駆出率低下、心不全、重篤な心障害、消化管潰瘍、肝不全、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、重篤な水疱性皮膚障害、重篤な剥脱性皮膚障害、消化管出血、急性膵炎、血清アミラーゼ値上昇

上記以外の副作用

皮膚そう痒症、ざ瘡様皮膚炎、脱毛症、爪障害、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚剥脱、皮膚亀裂、皮膚色素過剰、皮膚潰瘍、多毛症、筋痙縮、背部痛、筋肉痛、味覚異常、頭痛、感覚鈍麻、結膜炎、眼乾燥、角膜炎、眼瞼炎、霧視、眼脂、白内障、不眠症、口内炎、悪心、嘔吐、口唇炎、口内乾燥、消化不良、便秘、胃炎、腹部膨満、上腹部痛、肛門周囲痛、腹部不快感、低カリウム血症、高血圧、鼻出血、鼻炎症、鼻漏、鼻乾燥、口腔咽頭痛、蛋白尿、感染症、皮膚感染症、尿路感染症、鼻感染症、咽頭感染症、気管支感染症、耳感染症、爪感染症、毛包炎、膀胱炎、蜂巣炎、真菌感染症、皮膚真菌感染症、足部真菌感染症、帯状疱疹、貧血、白血球減少症、好中球減少症、粘膜炎症、疲労、発熱、末梢性浮腫、浮腫、肝機能検査値異常、体重減少、血中アルカリホスファターゼ増加、皮膚過角化、ひび、あかぎれ、膿痂疹、嵌入爪、皮膚色素沈着障害、筋力低下、シェーグレン症候群、開口障害、末梢性感覚ニューロパチー、振戦、眼瞼障害、睫毛乱生、硝子体剥離、結膜出血、角膜びらん、後天性涙腺炎、虹彩毛様体炎、網膜変性、耳鳴、激越、歯肉炎、口唇乾燥、肛門炎症、炎症、痔核、心窩部不快感、舌炎、口唇症、低ナトリウム血症、高尿酸血症、ほてり、発声障害、鼻閉、湿性咳嗽、しゃっくり、血尿、尿中血陽性、ウイルス感染、鼓膜炎、敗血症、リンパ球減少症、鉄欠乏性貧血、顔面浮腫、胸部不快感、倦怠感、粘膜乾燥、粘膜障害、血中クレアチニン増加、アミラーゼ増加、CK上昇、血中ビリルビン増加、トロポニンT増加、総蛋白減少、血中アルブミン減少、心電図T波逆転、挫傷、脂漏性皮膚炎、後天性魚鱗癬、肋骨痛、肩痛、眼痛、不安、口唇腫脹、食道炎、腸炎、小腸炎、大腸炎、肛門周囲炎、萎縮性外陰腟炎、上室性期外収縮、低血圧、血栓症、口腔咽頭不快感、腎機能障害、排尿困難、好酸球増加症、悪寒、尿中白血球陽性、血中尿素増加、血中乳酸脱水素酵素増加、CK-MB上昇、創し開

ジオトリフ錠50mgの用法・用量

  • 通常、成人にはアファチニブとして1日1回40mgを空腹時に経口投与する
    • なお、患者の状態により適宜増減するが、1日1回50mgまで増量できる
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 副作用が発現した場合は、症状、重症度等に応じて、次の基準を考慮し、休薬、減量又は中止すること
  • 1). グレード1の副作用又はグレード2の副作用:同一投与量を継続
  • 2). グレード2の副作用<症状が持続的>(48時間を超える下痢又は7日間を超える皮膚障害)又はグレード2の副作用<忍容できない場合>若しくはグレード3以上の副作用:症状がグレード1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前の投与量から10mg減量して再開する[1日1回20mg投与で忍容性が認められない場合は、投与中止を考慮し、一旦減量した後は、増量を行わないこと]
  • グレードはNCI-CTCAE3.0版による
  • 7.2. 1日1回40mgで3週間以上投与し、下痢、皮膚障害、口内炎及びその他のグレード2以上の副作用が認められない場合は1日1回50mgに増量してもよい
  • 7.3. 食後に本剤を投与した場合、Cmax低下及びAUC低下するとの報告がある
  • 食事の影響を避けるため食事の1時間前から食後3時間までの間の服用は避けること〔16.2.1参照〕
  • 7.4. 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジオトリフ錠50mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジオトリフ錠50mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
P-糖蛋白質を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が高まる
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が高まる
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が高まる
ベラパミル 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が高まる
P-糖蛋白質を誘導する薬剤 本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
セイヨウオトギリソウ 本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

ジオトリフ錠50mgと主成分が同じ薬

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    薬価 4470.5円 (20mg1錠)
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ジオトリフ錠50mgに関係する解説

分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)

  • ジオトリフ錠50mgは、分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)に分類される。
  • 分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)とは、上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ活性を選択的に阻害することでがん細胞の増殖を抑制する薬。

分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)の代表的な商品名

  • イレッサ
  • タルセバ
  • ジオトリフ
  • タグリッソ
  • ビジンプロ
分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)についての詳しい解説を見る