処方薬
ゾリンザカプセル100mg
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ゾリンザカプセル100mgの基本情報

ゾリンザカプセル100mgの概要

商品名 ゾリンザカプセル100mg
一般名 ボリノスタットカプセル
薬価・規格 5723.0円 (100mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 MSD
YJコード 4291025M1029
レセプト電算コード 622087401
識別コード 568100mg
添付文書PDFファイル

ゾリンザカプセル100mgの主な効果と作用

  • 悪性リンパ腫を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の増殖に関与するタンパク質の働きをおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ゾリンザカプセル100mgの用途

  • 皮膚T細胞性リンパ腫

ゾリンザカプセル100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

レンサ球菌性菌血症、好中球減少症、白血球減少症、リンパ球数減少、浮動性めまい、頭痛、錯感覚、嗜眠、失神、高血圧、動悸

起こる可能性のある重大な副作用

血小板減少症、貧血、肺塞栓症、深部静脈血栓症、脱水症状、高血糖、腎不全

上記以外の副作用

呼吸困難、咳嗽、下痢、悪心、口内乾燥、嘔吐、便秘、腹痛、上腹部痛、胃食道逆流性疾患、胃腸出血、ALT増加、AST増加、脱毛症、皮膚剥脱、多汗症、血中クレアチニン増加、蛋白尿、血尿、高マグネシウム血症、低カリウム血症、筋痙縮、味覚異常、疲労、悪寒、食欲不振、体重減少、味覚減退、発熱、胸痛、末梢性浮腫、冷感、血管神経性浮腫、憩室炎、溶血、虚血性脳卒中、低血圧、血管炎、喀血、嚥下障害、肝虚血、高ビリルビン血症、尿閉、低ナトリウム血症、腫瘍出血、霧視、難聴、無力症、高トリグリセリド血症、倦怠感

ゾリンザカプセル100mgの用法・用量

  • 通常、成人にはボリノスタットとして1日1回400mgを食後経口投与する
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 全身投与による他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない
  • 7.2. 本剤の投与については、次の基準を目安に、休薬、減量又は投与中止の判断を行うこと
  • [海外第2相試験(001試験)の休薬、減量又は投与中止基準]1). 〈休薬〉NCI CTCAE ver.3.0 Grade3の毒性又はGrade4の毒性が認められた場合、Grade1以下に回復するまで、最大2週間休薬し、休薬に至った毒性がGrade1以下に回復した後減量して再開する(ただし、Grade3の貧血及び血小板減少症は、休薬は必須ではない)
  • 2). 〈用量変更〉投与量の減量は、次記に示した方法に従って実施する
  • ①. 1回目の用量変更:1日1回300mg
  • ②. 2回目の用量変更:1日1回300mg5日間投与後2日間休薬
  • 3). 〈投与中止〉休薬に至った毒性が2週間以上Grade1以下まで回復しない場合、投与を中止、又は休薬を必要とする毒性が2回目の用量変更を実施したにもかかわらず、再度、認められた場合、投与を中止する
  • 7.3. 軽度肝障害患者に対する最大耐用量は300mg、中等度肝障害患者に対する最大耐用量は200mgであることが確認されている〔9.3.2、16.6.1、17.3.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ゾリンザカプセル100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ゾリンザカプセル100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
クマリン系抗凝血剤 プロトロンビン時間<PT>延長、INR上昇
ワルファリン プロトロンビン時間<PT>延長、INR上昇
バルプロ酸 消化管出血・血小板減少・貧血等の副作用が増強

ゾリンザカプセル100mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 5723.0円 (100mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 MSD
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ゾリンザカプセル100mgに関係する解説

ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬(ボリノスタット)

  • ゾリンザカプセル100mgは、ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬(ボリノスタット)に分類される。
  • ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬(ボリノスタット)とは、白血病、リンパ腫などのがん化を促進する酵素(ヒストン脱アセチル化酵素:HDAC)を阻害し、分化や自滅(アポトーシス)などを誘導することで抗腫瘍効果をあらわす薬。

ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬(ボリノスタット)の代表的な商品名

  • ゾリンザ
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