処方薬
フェマーラ錠2.5mg
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フェマーラ錠2.5mgの基本情報

フェマーラ錠2.5mgの概要

商品名 フェマーラ錠2.5mg
一般名 レトロゾール錠
薬価・規格 217.7円 (2.5mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ノバルティス ファーマ
YJコード 4291015F1026
レセプト電算コード 620003467
識別コード CG
添付文書PDFファイル

フェマーラ錠2.5mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 卵巣を刺激する働きがあります。
  • 排卵を誘発するお薬です。
  • 女性(卵胞)ホルモンの働きをおさえることにより、細胞の増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

フェマーラ錠2.5mgの用途

フェマーラ錠2.5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

血中コレステロール増加、頭痛、ほてり、AST増加、ALT増加、ALP増加、関節痛、白血球数減少、リンパ球数減少、好塩基球数増加、単球数減少

起こる可能性のある重大な副作用

血栓症、塞栓症、肺塞栓、肺塞栓症、脳梗塞、動脈血栓症、血栓性静脈炎、心筋梗塞、心不全、狭心症、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、中毒性表皮壊死症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、多形紅斑、卵巣過剰刺激症候群、卵巣腫大、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水、胸水、呼吸困難、卵巣破裂、卵巣茎捻転、血栓塞栓症、肺水腫、腎不全、重度卵巣過剰刺激症候群

上記以外の副作用

食欲不振、体重増加、浮動性めまい、味覚障害、耳鳴、動悸、高血圧、悪心、嘔吐、消化不良、歯痛、口内炎、γ-GTP増加、LDH増加、皮膚そう痒症、発疹、多汗、湿疹、脱毛症、筋痛、関節硬直、背部痛、関節炎、尿蛋白陽性、乳房痛、腟出血、腟分泌物、疲労、けん怠感、口渇、胸痛、上肢浮腫、全身浮腫、血小板増加、白血球分画異常、高カルシウム血症、アルブミン・グロブリン比減少、血中コレステロール減少、血中カリウム減少、低蛋白血症、血中クロール増加、食欲亢進、体重減少、易興奮性、うつ病、不安、不眠症、注意力障害、傾眠、しびれ感、回転性めまい、記憶障害、異常感覚、白内障、眼刺激、霧視、頻脈、低血圧、潮紅、喉頭痛、上腹部痛、軟便、便秘、腹痛、腹部膨満、下痢、血中ビリルビン増加、冷汗、局所性表皮剥脱、皮膚乾燥、蕁麻疹、骨痛、骨折、骨粗鬆症、頻尿、尿路感染、BUN増加、腟乾燥、熱感、脱力、発熱、粘膜乾燥、腫瘍疼痛

フェマーラ錠2.5mgの用法・用量

  • 〈閉経後乳癌〉通常、成人にはレトロゾールとして1日1回2.5mgを経口投与する
  • 〈生殖補助医療における調節卵巣刺激、多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発、原因不明不妊における排卵誘発〉通常、レトロゾールとして1日1回2.5mgを月経周期3日目から5日間経口投与する
  • 十分な効果が得られない場合は、次周期以降の1回投与量を5mgに増量できる
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発、原因不明不妊における排卵誘発〉本剤を用いた周期を繰り返し行っても十分な効果が得られない場合には、患者の年齢等も考慮し、漫然と本剤を用いた周期を繰り返すのではなく、生殖補助医療を含め他の適切な治療を考慮すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

フェマーラ錠2.5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 閉経前乳癌
    • 原発性卵巣不全
    • 原因不明不妊における排卵誘発で活動性血栓塞栓性疾患
    • 生殖補助医療における調節卵巣刺激で活動性血栓塞栓性疾患
    • 多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発で活動性血栓塞栓性疾患
    • 妊娠に不適切な子宮筋腫
    • 妊娠不能な性器奇形
    • 妊娠に不適当
    • 下垂体腫瘍
    • 甲状腺機能低下
    • 高プロラクチン血症
    • 重度腎障害
    • 重度肝機能障害
    • 副腎機能低下
    • 視床下部腫瘍
    • 血栓塞栓症発現リスクが高い

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

フェマーラ錠2.5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇
CYP2A6で主に代謝される薬剤 本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇、血中濃度を上昇
CYP2A6の阻害剤 本剤の血中濃度が上昇
メトキサレン 本剤の血中濃度が上昇
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇
アゾール系抗真菌剤 本剤の血中濃度が上昇
ケトコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
ボリコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
タモキシフェン 本剤の血中濃度が低下、反復併用投与により本剤のAUCが約40%低下
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の血中濃度が低下
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下

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フェマーラ錠2.5mgに関係する解説

アロマターゼ阻害薬

  • フェマーラ錠2.5mgは、アロマターゼ阻害薬に分類される。
  • アロマターゼ阻害薬とは、アロマターゼ阻害作用によりエストロゲンの生成を阻害し、乳がんの発生や成長を抑える薬。

アロマターゼ阻害薬の代表的な商品名

  • アロマシン
  • アリミデックス
  • フェマーラ
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