処方薬
ラステット注100mg/5mL
先発

ラステット注100mg/5mLの基本情報

ラステット注100mg/5mLの概要

商品名 ラステット注100mg/5mL
一般名 エトポシド注射液
薬価・規格 3271.0円 (100mg5mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 日本化薬
ブランド ラステットSカプセル25mg 他
YJコード 4240403A2042
レセプト電算コード 620004777
添付文書PDFファイル

ラステット注100mg/5mLの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 絨毛性疾患を治療するお薬です。
  • 悪性リンパ腫白血病を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の増殖に関与するタンパク質の働きをおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。
  • 投与したT細胞の治療効果を高める働きがあります。
  • T細胞による治療の前に用いるお薬です。

ラステット注100mg/5mLの用途

ラステット注100mg/5mLの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇、Al-P上昇、LDH上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、尿蛋白、悪心、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

白血球減少、血小板減少、貧血、骨髄抑制、汎血球減少、好中球減少、出血、ショック、アナフィラキシー、チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下、間質性肺炎、咳嗽、胸部X線異常、好酸球増多

上記以外の副作用

食欲不振、口内炎、下痢、腹痛、便秘、過敏症、発疹、脱毛、皮膚そう痒、頭痛、頻脈、倦怠感、血清総蛋白減少、γ-GTP上昇、紅斑、皮膚色素沈着、心電図異常、浮腫、しびれ、一過性皮質盲、不整脈、ナトリウム異常、クロール異常、カリウム異常、カルシウム異常、注射部位反応、注射部位発赤、注射部位腫脹、注射部位疼痛、注射部位壊死、注射部位硬結、顔面潮紅、味覚異常

ラステット注100mg/5mLの用法・用量

  • 〈肺小細胞癌、悪性リンパ腫、急性白血病、睾丸腫瘍、膀胱癌、絨毛性疾患、胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)〉(1). エトポシドとして、1日量60~100mg/㎡(体表面積)を5日間連続点滴静注し、3週間休薬する
  • これを1クールとし、投与を繰り返す
    • なお、投与量は疾患、症状により適宜増減する
  • (2). 胚細胞腫瘍に対しては、確立された標準的な他の抗悪性腫瘍剤との併用療法を行い、エトポシドとして、1日量100mg/㎡(体表面積)を5日間連続点滴静注し、16日間休薬する
  • これを1クールとし、投与を繰り返す
  • 〈小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫その他肝原発悪性腫瘍、腎芽腫その他腎原発悪性腫瘍等)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法〉他の抗悪性腫瘍剤との併用において、エトポシドの投与量及び投与方法は、1日量100~150mg/㎡(体表面積)を3~5日間連続点滴静注し、3週間休薬する
  • これを1クールとし、投与を繰り返す
    • なお、投与量及び投与日数は疾患、症状、併用する他の抗悪性腫瘍剤により適宜減ずる
  • 〈腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置〉再生医療等製品の用法及び用量又は使用方法に基づき使用する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ラステット注100mg/5mLの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ラステット注100mg/5mLの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制等を増強

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ラステット注100mg/5mLに関係する解説

トポイソメラーゼ阻害薬

  • ラステット注100mg/5mLは、トポイソメラーゼ阻害薬に分類される。
  • トポイソメラーゼ阻害薬とは、DNA複製に必要な酵素を阻害しがん細胞の細胞死を招くことで抗腫瘍効果をあらわす薬。

トポイソメラーゼ阻害薬の代表的な商品名

  • カンプト、トポテシン
  • ハイカムチン
  • ベプシド、ラステット
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