処方薬
イダマイシン静注用5mg
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イダマイシン静注用5mgの基本情報

イダマイシン静注用5mgの概要

商品名 イダマイシン静注用5mg
一般名 イダルビシン塩酸塩注射用
薬価・規格 9543.0円 (5mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 ファイザー
YJコード 4235405D1033
レセプト電算コード 620008800
添付文書PDFファイル

イダマイシン静注用5mgの主な効果と作用

  • 白血病を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の核酸代謝をおさえることにより、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

イダマイシン静注用5mgの用途

イダマイシン静注用5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頻脈、心電図異常、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、疼痛、紅斑、発疹、脱毛、肝障害

起こる可能性のある重大な副作用

汎血球減少、血小板減少、顆粒球減少、貧血、出血傾向、口内炎、心筋障害、心不全、ショック、完全房室ブロック、不整脈、骨髄抑制、重篤な感染症、敗血症、肺炎、重篤な出血、脳出血、消化管出血

上記以外の副作用

AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇、Al-P上昇、腎障害、BUN上昇、クレアチニン上昇、頭痛、血管痛、発熱、胸部圧迫感、心膜炎、腹部不快感、腹痛、口腔内疼痛、食道炎、胃炎、静脈炎、全身筋肉痛、腸炎、消化管潰瘍、過敏症、そう痒、蕁麻疹、皮膚色素沈着、放射線照射リコール反応、血栓、脱水、ほてり

イダマイシン静注用5mgの用法・用量

  • 1バイアル5mg(力価)に5mLの日局注射用水を加え溶解する
  • 通常、成人にはイダルビシン塩酸塩として12mg(力価)/㎡(体表面積)を1日1回、3日間連日静脈内投与する
  • 骨髄機能が回復するまで休薬し、投与を繰り返す
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

イダマイシン静注用5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 重篤な過敏症
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な腎障害
    • 心機能異常
    • 心毒性を有する薬剤による前治療が限界量
    • 重篤な感染症
    • アントラサイクリン系薬剤による前治療が限界量
    • 骨髄抑制
    • 前治療による骨髄抑制
    • 薬剤による骨髄抑制
    • 水痘
    • アントラサイクリン系薬剤による前治療歴<限界量に達している場合を除く>
    • 心毒性を有する薬剤による前治療歴<限界量に達している場合を除く>
    • 心臓部あるいは縦隔に放射線療法を受けた
    • 心毒性を有する薬剤による前治療
    • アントラサイクリン系薬剤による前治療
    • 肝障害<重篤な肝障害を除く>
    • 腎障害<重篤な腎障害を除く>
    • 感染症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

イダマイシン静注用5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
心毒性を有する抗悪性腫瘍剤 心筋障害が増強
アントラサイクリン系薬剤 心筋障害が増強
生ワクチン ワクチン由来の感染を増強又は持続
抗悪性腫瘍剤 骨髄低形成の遷延、副作用が増強

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イダマイシン静注用5mgに関係する解説

抗がん性抗生物質(アントラサイクリン系)

  • イダマイシン静注用5mgは、抗がん性抗生物質(アントラサイクリン系)に分類される。
  • 抗がん性抗生物質(アントラサイクリン系)とは、細胞の増殖に必要なDNAやRNAの合成を阻害することで抗腫瘍効果をあらわす薬。

抗がん性抗生物質(アントラサイクリン系)の代表的な商品名

  • アドリアシン
  • ドキシル
  • ファルモルビシン
  • カルセド
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