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アラノンジー静注用250mg
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アラノンジー静注用250mgの基本情報

アラノンジー静注用250mgの概要

商品名 アラノンジー静注用250mg
一般名 ネララビン注射液
薬価・規格 46359.0円 (250mg50mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 サンドファーマ
YJコード 4229402A1028
レセプト電算コード 620005897
添付文書PDFファイル

アラノンジー静注用250mgの主な効果と作用

  • 悪性リンパ腫白血病を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の核酸代謝をおさえることにより、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

アラノンジー静注用250mgの用途

アラノンジー静注用250mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、めまい、頭痛、振戦、運動失調、健忘、味覚異常、平衡障害、霧視、胸水、呼吸困難

起こる可能性のある重大な副作用

傾眠、末梢性ニューロパシー、末梢性感覚性ニューロパシー、末梢性運動性ニューロパシー、感覚減退、錯感覚、血液障害、貧血、血小板減少症、好中球減少症、発熱性好中球減少症、白血球減少症、錯乱状態、感染症、敗血症、菌血症、肺炎、真菌感染、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、てんかん様発作、痙攣、大発作痙攣、てんかん重積状態、腫瘍崩壊症候群、神経系障害、脱髄、ギラン・バレー症候群に類似した上行性末梢性ニューロパシー、進行性多巣性白質脳症、致死的てんかん重積状態、致死的日和見感染、高尿酸血症、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、劇症肝炎、黄疸

上記以外の副作用

咳嗽、喘鳴、下痢、悪心、嘔吐、便秘、食欲不振、口内炎、腹痛、筋痛、筋力低下、関節痛、背部痛、四肢痛、浮腫、末梢性浮腫、疼痛、疲労、無力症、歩行異常、発疹、紅斑、低カリウム血症、低血糖症、低カルシウム血症、低マグネシウム血症、血中クレアチニン増加、低血圧、心室頻拍

アラノンジー静注用250mgの用法・用量

  • 通常、成人には、ネララビンとして1500mg/㎡(体表面積)を1日1回2時間以上かけて点滴静注する
  • これを1、3、5日目に投与し、その後16日間休薬する
  • 21日間を1クールとして、繰り返す
  • 通常、小児には、ネララビンとして650mg/㎡(体表面積)を1日1回1時間以上かけて点滴静注する
  • これを5日間連日投与し、その後16日間休薬する
  • 21日間を1クールとして、繰り返す
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 神経毒性は本剤の用量規制因子であり、本剤による治療を受けている患者においては神経系障害の徴候及び症状を注意深く観察し、なお、Common Terminology Criteria for Adverse Events(CTCAE)*のグレード2以上に該当する神経系障害の徴候が認められた場合は、直ちに投与を中止すること〔1.2、11.1.1参照〕
  • 7.2. 他の抗悪性腫瘍薬との併用に関する有効性及び安全性は確立していない
  • *)CTCAE ver.3.0に基づき評価する
  • ただし、「傾眠/意識レベルの低下」については、NCI-CTC ver.2.0の「意識レベル低下」に従う
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アラノンジー静注用250mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アラノンジー静注用250mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
生ワクチン ワクチン由来の感染を増強又は持続
髄腔内化学療法による治療中 神経系障害
アデノシンデアミナーゼ阻害剤 本剤の作用が減弱
ペントスタチン 本剤の作用が減弱

アラノンジー静注用250mgと主成分が同じ薬

  • 注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
    薬価 46359.0円 (250mg50mL1瓶)
    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 サンドファーマ
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アラノンジー静注用250mgに関係する解説

代謝拮抗薬(プリン拮抗薬)

  • アラノンジー静注用250mgは、代謝拮抗薬(プリン拮抗薬)に分類される。
  • 代謝拮抗薬(プリン拮抗薬)とは、DNAの構成成分に類似した化学構造をもち、細胞増殖に必要なDNA合成を阻害して抗腫瘍効果をあらわす薬。

代謝拮抗薬(プリン拮抗薬)の代表的な商品名

  • アラノンジー
  • フルダラ
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