サンラビン点滴静注用200mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
悪心、嘔吐、食欲不振、発熱、下痢、腹痛、腹部膨満感、口内炎、倦怠感、頭痛、ビリルビン上昇
起こる可能性のある重大な副作用
ショック、胸部圧迫感、発疹、皮膚潮紅、重篤な過敏症状、貧血、血液障害、汎血球減少、白血球減少、血小板減少、巨赤芽球様細胞
上記以外の副作用
AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、脱毛、腰痛、眩暈、しびれ感、蛋白尿、頻尿、紅斑、皮膚そう痒、浮腫、心悸亢進
サンラビン点滴静注用200mgの用法・用量
- 1日量、体重1kg当り3.5~6.0mgを5%ブドウ糖注射液、5%果糖注射液、5%キシリット注射液、生理食塩液、リンゲル液又は糖電解質注射液に混合し、静脈内に2~4時間で1日1回又は2回に分割し点滴注射する
- 10~14日間連続投与を行うか、又は6~10日間連続投与後休薬期間をおいて同様の投与を繰り返す
- 用量及び投与期間については患者の末梢血及び骨髄の状態により適宜増減する
- [注射液の調製・保存方法]本剤は、可溶化剤としてポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60を使用しており、次記の調製・保存方法を必ず守る
- 1.調製方法:1).エノシタビン10mgに対し、日局注射用水を1mLの割合で加える
- 2).バイアルを溶解ラックに入れ、あらかじめ沸騰させた水浴中で約10分間加熱する
- その間、3回沸騰水浴中から取り出し、強く振り混ぜる(各回10秒間に10~15回程度)
- 注意:本剤溶解操作時に溶解鍋の空焚きをしない[空焚きによりバイアルが破裂し、内容液とガラス片が飛散する恐れがある]
- 3).沸騰水浴中から取り出し、小さな塊あるいは透明なゲル状物のない均一な乳白色の液が得られたことを確認する
- 注意:乳白色の液が得られない場合は、再度前記2)の操作を行う
- 4).バイアルを熱い溶解ラックごと、好ましくは氷水中(流水中でも可)で約3分間振り混ぜながら急冷すると無色澄明な液が得られる
- この溶液1.1mLには約10mgのエノシタビンが含まれる
- 注意:無色澄明な液を得るためには、急冷することが最も重要なポイントであるため、放置しない(急冷操作前にバイアルを放置する等により冷ましたような場合には、再度沸騰水浴中で加熱後、直ちに急冷操作を行う)
- 5).本剤の水溶液を輸液で希釈する際には、泡立ちを極力抑え、注入後の撹拌は穏やかに行う(輸液容器の液中に本剤の水溶液を注入する針を浸けて注入するか、又は壁を伝わせてゆっくり注入する)
- <詳細は別添「サンラビン点滴静注用の調製方法」を参照>2.保存方法:本剤の水溶液(輸液希釈前)をやむを得ず保存する場合は、5℃以下で保存し、48時間以内に使用する
- 注意:輸液希釈前に、無色澄明であることを確認する
- 無色澄明でない場合は「1.調製方法2)~4)」に準じて再度調製する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
サンラビン点滴静注用200mgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
抗悪性腫瘍剤 |
骨髄機能抑制等の副作用が増強 |