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ザノサー点滴静注用1g
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ザノサー点滴静注用1gの基本情報

ザノサー点滴静注用1gの概要

商品名 ザノサー点滴静注用1g
一般名 ストレプトゾシン注射用
薬価・規格 43310.0円 (1g1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 ノーベルファーマ
YJコード 4219406D1026
レセプト電算コード 622374501
添付文書PDFファイル

ザノサー点滴静注用1gの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の核酸代謝をおさえることにより、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ザノサー点滴静注用1gの用途

ザノサー点滴静注用1gの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

鼻咽頭炎、癌疼痛、食欲減退、味覚異常、不眠症、頭痛、不安、めまい、感覚鈍麻、末梢性ニューロパチー、眼精疲労

起こる可能性のある重大な副作用

リンパ球数減少、好中球数減少、耐糖能異常、高血糖、尿中ブドウ糖陽性、肝障害、γ-GTP上昇、AST上昇、ALT上昇、白血球数減少、血中インスリン増加、インスリンCペプチド増加、腎障害、腎不全、ファンコニー症候群、腎性尿崩症、高窒素血症、無尿、尿糖、ケトン尿、腎尿細管性アシドーシス、低リン酸血症、高クロール血症、低カリウム血症、低カルシウム血症、低尿酸血症、骨髄抑制、血小板数減少、貧血、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、低血糖症状

上記以外の副作用

疲労、眼瞼炎、血管障害、血管痛、不整脈、動悸、上室性期外収縮、高血圧、末梢血管障害、呼吸困難、悪心、便秘、嘔吐、口内炎、下痢、上腹部痛、口唇炎、腹部不快感、腹痛、口内乾燥、十二指腸潰瘍、痔核、心窩部不快感、口の感覚鈍麻、皮膚炎、爪障害、皮膚そう痒症、発疹、背部痛、側腹部痛、関節滲出液、筋骨格硬直、蛋白尿、血尿、頻尿、尿路痛、倦怠感、注射部位紅斑、末梢性浮腫、発熱、血中クレアチニン増加、血中アルブミン減少、血中コレステロール増加、尿蛋白、白血球数増加、CK増加、血圧上昇、Al-P増加、敗血症、錯乱、嗜眠、うつ病、静脈炎、発声障害、腸管穿孔、浮腫、壊死、灼熱感、圧痛、好酸球数増加、血中ビリルビン増加、LDH増加、クレアチニンクリアランス減少

ザノサー点滴静注用1gの用法・用量

  • 次記用法・用量のいずれかを選択する
  • (1). 5日間連日投与法:通常、成人にはストレプトゾシンとして1回500mg/㎡(体表面積)を1日1回5日間連日点滴静脈内投与し、37日間休薬する
  • これを1サイクルとして投与を繰り返す
  • (2). 1週間間隔投与法:通常、成人にはストレプトゾシンとして1回1000mg/㎡(体表面積)を1週間ごとに1日1回点滴静脈内投与する
    • なお、患者の状態により適宜増減するが、1回の投与量は1500mg/㎡(体表面積)を超えないこと
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤投与の際は、腎毒性を軽減するために輸液を行い、尿量確保に注意すること
  • 7.2. 本剤は、いずれの投与量においても1回量を30分~2時間かけて点滴静脈内投与すること
  • 7.3. 本剤の投与にあたっては、次の基準を参考に必要に応じて、休薬、減量、中止又は増量すること
  • GradeはCTCAE ver.4.0に準じる
  • 7.3.1. 休薬基準(1). 5日間連日投与法において、次に示した程度の副作用が認められた場合は、休薬すること
  • 1). 5日間連日投与法において、好中球数減少<500/mm3未満>の場合、1500/mm3以上に回復するまで休薬する
  • 2). 5日間連日投与法において、Grade3の発熱性好中球減少症の場合、回復するまで休薬する
  • 3). 5日間連日投与法において、血小板数減少<5万/mm3未満>の場合、10万/mm3以上に回復するまで休薬する
  • 4). 5日間連日投与法において、Grade3の非血液毒性の場合、Grade2以下に回復するまで休薬する(肝転移を有する患者では、5日間連日投与法において、Grade3の非血液毒性<γ-GTPを除く>の場合、Grade2以下に回復するまで休薬する)
  • 5). 5日間連日投与法において、血清クレアチニン上昇<施設基準値の1.5倍を超える>の場合、1.5倍以下に回復するまで休薬する
  • (2). 1週間間隔投与法において、次に示した程度の副作用が認められた場合は、休薬すること
  • 1). 1週間間隔投与法において、好中球数減少<1500/mm3未満>の場合、1500/mm3以上に回復するまで休薬する
  • 2). 1週間間隔投与法において、Grade3の発熱性好中球減少症の場合、回復するまで休薬する
  • 3). 1週間間隔投与法において、血小板数減少<10万/mm3未満>の場合、10万/mm3以上に回復するまで休薬する
  • 4). 1週間間隔投与法において、Grade3の非血液毒性の場合、Grade2以下かつ毒性が許容可能となるまで休薬する(肝転移を有する患者では、1週間間隔投与法において、Grade3の非血液毒性<γ-GTPを除く>の場合、Grade2以下かつ毒性が許容可能となるまで休薬する)
  • 5). 1週間間隔投与法において、血清クレアチニン上昇<施設基準値の1.5倍を超える>の場合、1.5倍以下に回復するまで休薬する
  • 6). 1週間間隔投与法において、総ビリルビン上昇<施設基準値の1.5倍を超える>の場合、1.5倍以下に回復するまで休薬する
  • 7). 1週間間隔投与法において、AST上昇<施設基準値の2.5倍を超える>及びALT上昇<施設基準値の2.5倍を超える>の場合、2.5倍以下に回復するまで休薬する
  • 肝転移を有する患者では、1週間間隔投与法において、AST上昇<施設基準値の5倍を超える>及びALT上昇<施設基準値の5倍を超える>の場合、5倍以下に回復するまで休薬する
  • 8). 1週間間隔投与法において、血清尿素窒素上昇<30mg/dLを超える>の場合、30mg/dL以下に回復するまで休薬する
  • 9). 1週間間隔投与法において、Grade3の悪心・Grade3の嘔吐の場合、Grade2以下に回復するまで休薬する
  • 7.3.2. 減量基準:1週間間隔投与法において、好中球数減少<500/mm3未満>、Grade3の発熱性好中球減少症、血小板数減少<5万/mm3未満>、Grade3の非血液毒性、血清クレアチニン上昇<施設基準値の1.5倍を超える場合>程度の副作用が認められた場合は、休薬後の投与再開時に、投与量を1段階(250mg/㎡)ずつ減量すること(ただし、750mg/㎡未満での投与及び減量後の増量は行わないこと)(肝転移を有する患者では、1週間間隔投与法において、Grade3の非血液毒性<γ-GTPを除く>程度の副作用が認められた場合は、休薬後の投与再開時に、投与量を1段階(250mg/㎡)ずつ減量すること(ただし、750mg/㎡未満での投与及び減量後の増量は行わないこと))
  • 7.3.3. 中止基準(1). 5日間連日投与法において、次に示した程度の副作用が認められた場合、又は連続で4週間以上の休薬を要する副作用が認められた場合は、本剤の投与を中止すること
  • 1). 5日間連日投与法において、次のいずれかの条件を満たす場合:①Grade4の発熱性好中球減少症が発現した場合、②Grade3の発現後に回復し、投与再開後、再度Grade3以上の発熱性好中球減少症が発現した場合
  • 2). 5日間連日投与法において、5万/mm3未満となった後に回復し、投与再開後、血小板数減少<再度5万/mm3未満>になった場合
  • 3). 5日間連日投与法において、Grade4の非血液毒性(肝転移を有する患者では、5日間連日投与法において、Grade4の非血液毒性<γ-GTPを除く>)
  • 4). 5日間連日投与法において、重篤な腎障害が発現した場合
  • 5). 5日間連日投与法において、コントロールできない糖尿病が発現した場合
  • (2). 1週間間隔投与法において、次に示した程度の副作用が認められた場合、又は連続で4週間以上の休薬を要する副作用が認められた場合は、本剤の投与を中止すること
  • 1). 1週間間隔投与法において、500/mm3未満となった後に回復し、減量投与にも係わらず、好中球数減少<再度500/mm3未満>になった場合
  • 2). 1週間間隔投与法において、次のいずれかの条件を満たす場合:①Grade4の発熱性好中球減少症が発現した場合、②1週間間隔投与法において、Grade3の発現後に回復し、減量投与にも係わらず、再度Grade3以上の発熱性好中球減少症が発現した場合
  • 3). 1週間間隔投与法において、5万/mm3未満となった後に回復し、減量投与にも係わらず、血小板数減少<再度5万/mm3未満>になった場合
  • 4). 1週間間隔投与法において、Grade4の非血液毒性(肝転移を有する患者では、1週間間隔投与法において、Grade4の非血液毒性<γ-GTPを除く>)
  • 5). 1週間間隔投与法において、重篤な腎障害が発現した場合
  • 6). 1週間間隔投与法において、コントロールできない糖尿病が発現した場合
  • 7.3.4. 増量基準:1週間間隔投与法において、1回1000mg/㎡で投与を開始し、12週目までの忍容性が良好な場合には、1回1250mg/㎡に増量することができ、さらに18週目までの忍容性が認められる場合には、最大1回1500mg/㎡まで増量することができる
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ザノサー点滴静注用1gの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ザノサー点滴静注用1gの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アミノグリコシド系抗生物質 腎毒性を増悪
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制等の副作用が増強
ドキソルビシン 半減期を延長し重篤な骨髄抑制
副腎皮質ステロイド剤<注射剤・経口剤> 高血糖
フェニトイン 本剤の細胞毒性が低下

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