処方薬
経口用エンドキサン原末100mg

経口用エンドキサン原末100mgの基本情報

経口用エンドキサン原末100mgの概要

商品名 経口用エンドキサン原末100mg
一般名 シクロホスファミド水和物
薬価・規格 160.3円 (100mg1瓶)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 末
内用薬 > 散剤 > 末のアイコン
製造会社 塩野義製薬
ブランド エンドキサン錠50mg 他
YJコード 4211002X1023
レセプト電算コード 622181601
添付文書PDFファイル

経口用エンドキサン原末100mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 絨毛性疾患を治療するお薬です。
  • リウマチ性疾患を治療するお薬です。
  • 異常な免疫反応をおさえる働きがあります。
  • ネフローゼ症候群を治療するお薬です。
  • 悪性リンパ腫白血病、真性多血症多発性骨髄腫を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の核酸代謝をおさえることにより、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

経口用エンドキサン原末100mgの用途

経口用エンドキサン原末100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

肝障害、コリンエステラーゼ値低下、食欲不振、味覚異常、口渇、潰瘍性口内炎、胸やけ、おくび、腹部膨満感、腹痛、便秘

起こる可能性のある重大な副作用

イレウス、胃腸出血、間質性肺炎、肺線維症、心筋障害、心不全、ショック、アナフィラキシー、血圧低下、呼吸困難、喘鳴、蕁麻疹、不快感、骨髄抑制、汎血球減少、貧血、白血球減少、血小板減少、出血、出血性膀胱炎、排尿障害、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、意識障害、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、肝機能障害、黄疸、急性腎障害、重篤な腎障害、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇

上記以外の副作用

下痢、頭痛、眩暈、不眠、肺水腫、心電図異常、心悸亢進、低血圧、副腎皮質機能不全、甲状腺機能亢進、無精子症、卵巣機能不全、無月経、発熱、創傷治癒遅延、高血糖、尿浸透圧上昇、蛋白尿、浮腫、悪心、嘔吐、過敏症、発疹、脱毛、皮膚炎、皮膚色素沈着、爪変形、爪変色、倦怠感、運動失調

経口用エンドキサン原末100mgの用法・用量

  • 〈自覚的並びに他覚的症状の緩解〉(1). 単独で使用する場合本剤を溶解し、通常、成人にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日100~200mgを経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (2). 他の抗腫瘍剤と併用する場合単独で使用する場合に準じ、適宜減量する
  • 〈治療抵抗性のリウマチ性疾患〉本剤を溶解し、通常、成人にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日50~100mgを経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈ネフローゼ症候群〉本剤を溶解し、通常、成人にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日50~100mgを8~12週間経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 本剤を溶解し、通常、小児にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日2~3mg/kgを8~12週間経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、通常1日100mgまでとする
  • 原則として、総投与量は300mg/kgまでとする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤の曝露を最小限とするため、錠剤での投与が困難な患者のみに使用すること
  • 7.2. 〈ネフローゼ症候群〉本剤の投与スケジュールについて、国内のガイドライン等の最新の情報を参考にすること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

経口用エンドキサン原末100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

経口用エンドキサン原末100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ペントスタチン 心毒性が発現し死亡、錯乱、呼吸困難、低血圧、肺水腫、心毒性により死亡、死亡率の増加
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制等の副作用が増強
アロプリノール 骨髄抑制等の副作用が増強
フェノバルビタール 本剤の作用が増強
副腎皮質ホルモン剤 本剤の作用が減弱
クロラムフェニコール 本剤の作用が減弱
インスリン製剤 血糖降下作用が増強
オキシトシン製剤 作用が増強
バソプレシン 作用が減弱
アントラサイクリン系薬剤 心筋障害が増強、併用療法終了後に遅発性心毒性
ドキソルビシン塩酸塩 心筋障害が増強、併用療法終了後に遅発性心毒性
塩酸エピルビシン 心筋障害が増強、併用療法終了後に遅発性心毒性
脱分極性筋弛緩剤 作用が増強され遷延性無呼吸
スキサメトニウム 作用が増強され遷延性無呼吸

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経口用エンドキサン原末100mgに関係する解説

アルキル化剤

  • 経口用エンドキサン原末100mgは、アルキル化剤に分類される。
  • アルキル化剤とは、細胞増殖に必要なDNAに作用しDNA複製阻害作用やDNAの破壊作用により抗がん作用をあらわす薬。

アルキル化剤の代表的な商品名

  • エンドキサン
  • ダカルバジン
  • テモダール
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