処方薬
エンドキサン錠50mg

エンドキサン錠50mgの基本情報

エンドキサン錠50mgの概要

商品名 エンドキサン錠50mg
一般名 シクロホスファミド水和物錠
薬価・規格 23.2円 (50mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 塩野義製薬
ブランド エンドキサン錠50mg 他
YJコード 4211002F1044
レセプト電算コード 620005941
識別コード 50mg
添付文書PDFファイル

エンドキサン錠50mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 移植における拒絶反応をおさえるお薬です。
  • 絨毛性疾患を治療するお薬です。
  • リウマチ性疾患を治療するお薬です。
  • 異常な免疫反応をおさえる働きがあります。
  • ネフローゼ症候群を治療するお薬です。
  • 悪性リンパ腫白血病、真性多血症多発性骨髄腫を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の核酸代謝をおさえることにより、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。
  • 全身性アミロイドーシスを治療するお薬です。

エンドキサン錠50mgの用途

エンドキサン錠50mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

肝障害、コリンエステラーゼ値低下、食欲不振、味覚異常、口渇、潰瘍性口内炎、胸やけ、おくび、腹部膨満感、腹痛、便秘

起こる可能性のある重大な副作用

イレウス、胃腸出血、間質性肺炎、肺線維症、心筋障害、心不全、ショック、アナフィラキシー、血圧低下、呼吸困難、喘鳴、蕁麻疹、不快感、骨髄抑制、汎血球減少、貧血、白血球減少、血小板減少、出血、出血性膀胱炎、排尿障害、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、意識障害、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、肝機能障害、黄疸、急性腎障害、重篤な腎障害、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇

上記以外の副作用

下痢、頭痛、眩暈、不眠、肺水腫、心電図異常、心悸亢進、低血圧、副腎皮質機能不全、甲状腺機能亢進、無精子症、卵巣機能不全、無月経、発熱、創傷治癒遅延、高血糖、尿浸透圧上昇、蛋白尿、浮腫、悪心、嘔吐、過敏症、発疹、脱毛、皮膚炎、皮膚色素沈着、爪変形、爪変色、倦怠感、運動失調

エンドキサン錠50mgの用法・用量

  • 〈自覚的並びに他覚的症状の緩解〉(1). 単独で使用する場合通常、成人にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日100~200mgを経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (2). 他の抗腫瘍剤と併用する場合単独で使用する場合に準じ、適宜減量する
  • 〈細胞移植に伴う免疫反応の抑制〉再生医療等製品の用法及び用量又は使用方法に基づき使用する
  • 〈全身性ALアミロイドーシス〉他の薬剤との併用において、通常、成人にはシクロホスファミド(無水物換算)として週1回300mg/㎡(体表面積)を経口投与する
  • 投与量の上限は、1回量として500mgとする
  • 〈治療抵抗性のリウマチ性疾患〉通常、成人にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日50~100mgを経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈ネフローゼ症候群〉通常、成人にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日50~100mgを8~12週間経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 通常、小児にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日2~3mg/kgを8~12週間経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、通常1日100mgまでとする
  • 原則として、総投与量は300mg/kgまでとする
  • (用法及び用量に関連する注意)〈ネフローゼ症候群〉本剤の投与スケジュールについて、国内のガイドライン等の最新の情報を参考にすること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

エンドキサン錠50mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

エンドキサン錠50mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ペントスタチン 心毒性が発現し死亡、錯乱、呼吸困難、低血圧、肺水腫、心毒性により死亡、死亡率の増加
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制等の副作用が増強
アロプリノール 骨髄抑制等の副作用が増強
フェノバルビタール 本剤の作用が増強
副腎皮質ホルモン剤 本剤の作用が減弱
クロラムフェニコール 本剤の作用が減弱
インスリン製剤 血糖降下作用が増強
オキシトシン製剤 作用が増強
バソプレシン 作用が減弱
アントラサイクリン系薬剤 心筋障害が増強、併用療法終了後に遅発性心毒性
ドキソルビシン塩酸塩 心筋障害が増強、併用療法終了後に遅発性心毒性
塩酸エピルビシン 心筋障害が増強、併用療法終了後に遅発性心毒性
脱分極性筋弛緩剤 作用が増強され遷延性無呼吸
スキサメトニウム 作用が増強され遷延性無呼吸

エンドキサン錠50mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 23.2円 (50mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 塩野義製薬
主成分が同じ薬をすべて見る

エンドキサン錠50mgに関係する解説

アルキル化剤

  • エンドキサン錠50mgは、アルキル化剤に分類される。
  • アルキル化剤とは、細胞増殖に必要なDNAに作用しDNA複製阻害作用やDNAの破壊作用により抗がん作用をあらわす薬。

アルキル化剤の代表的な商品名

  • エンドキサン
  • ダカルバジン
  • テモダール
アルキル化剤についての詳しい解説を見る