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パミドロン酸二Na点滴静注用30mg「F」
後発

パミドロン酸二Na点滴静注用30mg「F」の基本情報

パミドロン酸二Na点滴静注用30mg「F」の概要

商品名 パミドロン酸二Na点滴静注用30mg「F」
一般名 パミドロン酸二ナトリウム水和物注射用
薬価・規格 6154.0円 (30mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
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製造会社 富士製薬
ブランド パミドロン酸二Na点滴静注用15mg「F」 他
YJコード 3999418D2038
レセプト電算コード 620005692
添付文書PDFファイル

パミドロン酸二Na点滴静注用30mg「F」の主な効果と作用

  • 骨から血液中にカルシウムが溶けるのをおさえる働きがあります。
  • 高カルシウム血症を改善するお薬です。
  • 骨の痛みや骨折などの骨症状を改善するお薬です。

パミドロン酸二Na点滴静注用30mg「F」の用途

パミドロン酸二Na点滴静注用30mg「F」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

不整脈、血圧低下、うっ血性心不全、浮腫、左室不全、肺水腫、血圧上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、蛋白尿、血尿

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、気管支痙攣、呼吸困難、喘鳴、急性腎障害、ネフローゼ症候群、巣状分節性糸球体硬化症、間質性腎炎、低カルシウム血症、テタニー、手指のしびれ、間質性肺炎、咳嗽、発熱、肺音異常、捻髪音、顎骨壊死、顎骨骨髄炎、外耳道骨壊死、非定型骨折、大腿骨転子下非定型骨折、近位大腿骨骨幹部非定型骨折、近位尺骨骨幹部非定型骨折

上記以外の副作用

貧血、血小板減少、白血球減少、リンパ球減少、AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、電解質代謝異常、低リン血症、低カリウム血症、高カリウム血症、高ナトリウム血症、低マグネシウム血症、嘔吐、腹痛、便秘、下痢、消化不良、胃炎、食欲不振、嘔気、歯周病、歯肉炎、歯周炎、顔面のしびれ、頭痛、眩暈、激越、幻覚、錯乱、不眠、嗜眠、痙攣発作、過敏症、発疹、そう痒感、血管神経性浮腫、結膜下出血、ぶどう膜炎、虹彩炎、虹彩毛様体炎、強膜炎、上強膜炎、黄視症、結膜炎、眼窩炎症、眼窩浮腫、眼窩蜂巣炎、全身痛、筋痙直、骨痛<一過性>、関節痛、筋痛、急性期反応、局所反応、疼痛、発赤、腫脹、硬結、静脈炎、血栓性静脈炎、血糖上昇、風邪様症状、倦怠、疲労、悪寒、ほてり、単純疱疹再発、帯状疱疹再発

パミドロン酸二Na点滴静注用30mg「F」の用法・用量

  • 1.悪性腫瘍による高カルシウム血症:パミドロン酸二ナトリウム(無水物)として30~45mgを4時間以上かけて、単回点滴静脈内投与する
    • なお、再投与が必要な場合には、初回投与による反応を確認するために少なくとも1週間の投与間隔を置く
  • 2.乳癌の溶骨性骨転移:パミドロン酸二ナトリウム(無水物)として90mgを4時間以上かけて、4週間間隔で点滴静脈内投与する
  • 3.骨形成不全症:パミドロン酸二ナトリウム(無水物)として次記の用量を1日1回4時間以上かけて3日間連続点滴静脈内投与し、次記の投与間隔にて投与を繰り返す
    • 但し、1日の用量は60mgを超えない
  • 1).2歳未満:1回投与量0.5mg/kg、投与間隔2カ月
  • 2).2歳以上3歳未満:1回投与量0.75mg/kg、投与間隔3カ月
  • 3).3歳以上:1回投与量1.0mg/kg、投与間隔4カ月
  • <点滴液の調製法>1.悪性腫瘍による高カルシウム血症及び乳癌の溶骨性骨転移の場合:1バイアルに日局「注射用水」、日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液(5%)」5mLを加えて溶解後、総量として500mL以上の日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液(5%)」に希釈する
  • 2.骨形成不全症の場合:1バイアルに日局「注射用水」、日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液(5%)」5mLを加えて溶解後、0.1mg/mL以下の濃度となるよう日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液(5%)」に希釈する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

パミドロン酸二Na点滴静注用30mg「F」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 全身状態が極めて不良
    • 重篤な腎障害
    • 心疾患
    • 心疾患のある高齢者
    • 悪性腫瘍
    • 血小板減少
    • 白血球減少
    • 抜歯
    • 貧血
    • 副甲状腺機能亢進症
    • 放射線療法
    • 局所感染
    • 悪性腫瘍以外の原因による高カルシウム血症
    • 化学療法
    • コルチコステロイド治療
    • 口腔の不衛生
    • 歯科処置
    • 耳感染
    • 甲状腺手術を受けた
    • 顎骨に対する侵襲的歯科処置
    • 呼吸機能が低下している骨形成不全症
    • 投与前に腎機能障害のある乳癌の溶骨性骨転移
    • 腎機能が正常な乳癌の溶骨性骨転移
    • 骨形成不全症で未治癒の骨折
    • 血管新生阻害薬治療
    • 耳外傷

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

パミドロン酸二Na点滴静注用30mg「F」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
化学療法 顎骨壊死、顎骨骨髄炎
血管新生阻害薬治療 顎骨壊死、顎骨骨髄炎
副腎皮質ホルモン剤 顎骨壊死、顎骨骨髄炎
カルシトニン製剤 血清カルシウムが急速に低下
シナカルセト 血清カルシウムが低下

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