パミドロン酸二Na点滴静注用15mg「サワイ」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
不整脈、血圧低下、BUN上昇、クレアチニン上昇、蛋白尿、貧血、血小板減少、白血球減少、リンパ球減少、AST上昇、ALT上昇
起こる可能性のある重大な副作用
急性腎障害、低カルシウム血症、テタニー、手指のしびれ、ショック、アナフィラキシー、気管支痙攣、呼吸困難、喘鳴、ネフローゼ症候群、巣状分節性糸球体硬化症、間質性腎炎、間質性肺炎、咳嗽、発熱、肺音異常、捻髪音、顎骨壊死、顎骨骨髄炎、外耳道骨壊死、大腿骨転子下非定型骨折、非定型骨折、近位大腿骨骨幹部非定型骨折、近位尺骨骨幹部非定型骨折
上記以外の副作用
LDH上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、低リン血症、低カリウム血症、高カリウム血症、高ナトリウム血症、顔面のしびれ、結膜下出血、血糖上昇、うっ血性心不全、浮腫、左室不全、肺水腫、血圧上昇、血尿、電解質代謝異常、低マグネシウム血症、嘔吐、腹痛、便秘、下痢、消化不良、胃炎、食欲不振、嘔気、歯周病、歯肉炎、歯周炎、頭痛、めまい、激越、幻覚、錯乱、不眠、嗜眠、痙攣発作、過敏症、発疹、そう痒感、血管神経性浮腫、ブドウ膜炎、虹彩炎、虹彩毛様体炎、強膜炎、上強膜炎、黄視症、結膜炎、眼窩炎症、眼窩浮腫、眼窩蜂巣炎、全身痛、筋痙直、骨痛<一過性>、関節痛、筋痛、急性期反応、局所反応、疼痛、発赤、腫脹、硬結、静脈炎、血栓性静脈炎、風邪様症状、けん怠、疲労、悪寒、ほてり、単純疱疹再発、帯状疱疹再発
パミドロン酸二Na点滴静注用15mg「サワイ」の用法・用量
- 〈悪性腫瘍による高カルシウム血症〉通常、成人にはパミドロン酸二ナトリウム(無水物)として30~45mgを4時間以上かけて、単回点滴静脈内投与する
- なお、再投与が必要な場合には、初回投与による反応を確認するために少なくとも1週間の投与間隔を置くこと
- 〈乳癌の溶骨性骨転移〉通常、成人にはパミドロン酸二ナトリウム(無水物)として90mgを4時間以上かけて、4週間間隔で点滴静脈内投与する
- 〈骨形成不全症〉通常、パミドロン酸二ナトリウム(無水物)として次記の用量を1日1回4時間以上かけて3日間連続点滴静脈内投与し、次記の投与間隔にて投与を繰り返す
- ただし、1日の用量は60mgを超えないこと
- 1). 2歳未満:1回投与量0.5mg/kg、投与間隔2ヵ月
- 2). 2歳以上3歳未満:1回投与量0.75mg/kg、投与間隔3ヵ月
- 3). 3歳以上:1回投与量1.0mg/kg、投与間隔4ヵ月
- 点滴液の調製法〈悪性腫瘍による高カルシウム血症、乳癌の溶骨性骨転移〉悪性腫瘍による高カルシウム血症、乳癌の溶骨性骨転移:1バイアルに日局注射用水、日局生食液又は日局ブドウ糖注射液5%5mLを加え溶解後総量として500mL以上の日局生食液又は日局ブドウ糖注射液5%に希釈する
- 〈骨形成不全症〉骨形成不全症:1バイアルに日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液(5%)5mLを加えて溶解後、0.1mg/mL以下の濃度となるよう日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液(5%)に希釈する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈乳癌の溶骨性骨転移〉本剤の用量は90mgを超えないこと(腎機能が悪化するおそれがある)
- 7.2. 〈骨形成不全症〉呼吸機能が低下している骨形成不全症患者や2歳未満の骨形成不全症患者等では初回投与時は半量とすることを考慮し、投与後は呼吸状態等を注意深く観察すること(投与後の急性期反応により呼吸状態が悪化するおそれがある)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
パミドロン酸二Na点滴静注用15mg「サワイ」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
化学療法 |
顎骨壊死、顎骨骨髄炎 |
血管新生阻害薬治療 |
顎骨壊死、顎骨骨髄炎 |
副腎皮質ホルモン剤 |
顎骨壊死、顎骨骨髄炎 |
カルシトニン製剤 |
血清カルシウムが急速に低下 |
シナカルセト |
血清カルシウムが低下 |