処方薬
ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」

ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」の基本情報

ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」の概要

商品名 ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」
一般名 ナファモスタットメシル酸塩50mg注射用
薬価・規格 332.0円 (50mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
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製造会社 富士製薬
ブランド ナファモスタットメシル酸塩注射用10mg「F」 他
YJコード 3999407D2277
レセプト電算コード 621431701
添付文書PDFファイル

ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」の主な効果と作用

  • 血管の中に血栓ができるのを防ぐ働きがあります。
  • 血液が固まるのを防ぐお薬です。

ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」の用途

  • DIC
  • 出血傾向の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止
  • 出血傾向の血液透析の灌流血液の凝固防止
  • 出血傾向のプラスマフェレーシスの灌流血液の凝固防止
  • 汎発性血管内血液凝固症
  • 出血性病変の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止
  • 出血性病変の血液透析の灌流血液の凝固防止
  • 出血性病変のプラスマフェレーシスの灌流血液の凝固防止

ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、悪心、Al-P上昇、LDH上昇、総ビリルビン上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、食欲不振、全身倦怠感、皮膚そう痒感、筋肉痛

起こる可能性のある重大な副作用

高カリウム血症、不整脈、ショック、アナフィラキシー、血圧低下、意識障害、呼吸困難、気管支喘息様発作、喘鳴、胸部不快、腹痛、嘔吐、発熱、冷汗、そう痒感、紅潮、発赤、しびれ、低ナトリウム血症、白血球減少、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、血小板減少

上記以外の副作用

下痢、動悸、好酸球増多、出血傾向、胸部不快感、紅斑、高尿酸血症、血管炎、疼痛、腫脹、血小板増加、関節痛、頭痛、胸痛

ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」の用法・用量

  • 〈汎発性血管内血液凝固症(DIC)〉通常、1日量を5%ブドウ糖注射液1000mLに溶解し、ナファモスタットメシル酸塩として毎時0.06~0.20mg/kgを24時間かけて静脈内に持続注入する
  • 〈出血性病変又は出血傾向を有する患者の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止(血液透析及びプラスマフェレーシス)〉通常、体外循環開始に先だち、ナファモスタットメシル酸塩として20mgを生理食塩液500mLに溶解した液で血液回路内の洗浄・充てんを行い、体外循環開始後は、ナファモスタットメシル酸塩として毎時20~50mgを5%ブドウ糖注射液に溶解し、抗凝固剤注入ラインより持続注入する
    • なお、症状に応じ適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
カリウム含有製剤 高カリウム血症、血清カリウム値異常、不整脈
カリウム含有輸液 高カリウム血症、血清カリウム値異常、不整脈
カリウム保持性利尿剤 高カリウム血症、血清カリウム値異常、不整脈

飲食物との組み合わせ注意

  • カリウムを含むもの<昆布、わかめ、海苔、ひじき、インスタントコーヒー など>

ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」と主成分が同じ薬

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ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」に関係する解説

膵炎治療薬

  • ナファモスタットメシル酸塩注射用50mg「F」は、膵炎治療薬に分類される。
  • 膵炎治療薬とは、膵液に含まれるタンパク分解酵素を阻害し膵臓の炎症による腹痛、吐き気などを改善する薬。

膵炎治療薬の代表的な商品名

  • フオイパン
  • フサン
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