処方薬
メーゼント錠2mg
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メーゼント錠2mgの基本情報

メーゼント錠2mgの概要

商品名 メーゼント錠2mg
一般名 シポニモドフマル酸錠
薬価・規格 8668.0円 (2mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ノバルティス ファーマ
YJコード 3999051F2020
レセプト電算コード 622821501
添付文書PDFファイル

メーゼント錠2mgの主な効果と作用

  • 多発性硬化症の再発を予防したり、進行をおさえるお薬です。
  • 免疫に関わる細胞に働いて、異常な免疫反応をおさえる働きがあります。

メーゼント錠2mgの用途

メーゼント錠2mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

リンパ球減少症、高血圧、肝機能検査値上昇、メラノサイト性母斑、浮動性めまい、痙攣発作、振戦、悪心、下痢、四肢痛、末梢性浮腫

起こる可能性のある重大な副作用

徐脈、徐脈性不整脈、帯状疱疹、黄斑浮腫、房室ブロック<第1度>、房室ブロック<第2度>、QT間隔延長、感染症、クリプトコッカス性髄膜炎、重篤な感染症、一過性心拍数減少、房室伝導遅延、悪性リンパ腫、末梢動脈閉塞性疾患、四肢疼痛、しびれ、進行性多巣性白質脳症、PML、意識障害、認知障害、麻痺症状、片麻痺、四肢麻痺、言語障害、可逆性後白質脳症症候群、頭痛、痙攣、視力障害

上記以外の副作用

無力症、肺機能検査値低下

メーゼント錠2mgの用法・用量

  • 通常、成人にはシポニモドとして1日0.25mgから開始し、2日目に0.25mg、3日目に0.5mg、4日目に0.75mg、5日目に1.25mg、6日目に2mgを1日1回朝に経口投与し、7日目以降は維持用量である2mgを1日1回経口投与するが、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 漸増期間(6日間)中に本剤を休薬した場合は、開始用量である0.25mgから本剤の投与を再開し、用法及び用量のとおり漸増すること
    • また、維持用量投与時に4日間以上連続して本剤を休薬した場合においても、初回投与時と同様に、開始用量である0.25mgから投与を再開し、用法及び用量のとおり漸増すること
  • 投与再開時も、心拍数低下、房室伝導遅延が生じることがあるため、初回投与時と同様に観察を行い、バイタルサイン及び心電図を測定すること〔1.3、8.3.1、8.3.2、9.1.4、9.1.6、9.1.7、11.1.3、17.3.2参照〕
  • 7.2. 漸増期間(6日間)中は本剤投与後に心拍数減少がみられ、投与後6時間以内に最も減少する(また、一般的に心拍数は日内変動し、深夜1~3時頃に最も減少する)
  • これら心拍数の減少時期が重なるのを避けるために、漸増期間(6日間)中は朝に投与すること〔1.3、8.3.1、8.3.2、9.1.4、9.1.6、9.1.7、11.1.3、17.3.2参照〕
  • 7.3. 本剤投与開始前にCYP2C9遺伝子型を確認すること〔2.9、7.4、9.1.1、15.1.1、16.6.3参照〕
  • 7.4. CYP2C9*1/*3を保有又はCYP2C9*2/*3を保有する患者については、維持用量は1日1回1mgとすることが望ましい(維持用量を1日1回1mgとする場合は、4日目までは用法及び用量と同様に漸増を行い、5日目以降は1mgとすること)〔7.3、9.1.1、15.1.1、16.6.3参照〕
  • 7.5. 0.25mg錠と2mg錠の生物学的同等性は示されていないため、2mgを投与する際には0.25mg錠を使用しないこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

メーゼント錠2mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 著明なQT延長
    • 重篤な感染症
    • クラス1a抗不整脈剤投与中
    • クラス3抗不整脈剤投与中
    • 洞不全症候群<ペースメーカー使用を除く>
    • 6ヵ月以内に心筋梗塞
    • 6ヵ月以内にNYHA分類3度の心不全
    • 6ヵ月以内にNYHA分類4度の心不全
    • 6ヵ月以内に入院を要する非代償性心不全
    • 6ヵ月以内に不安定狭心症
    • CYP2C9*3/*3を保有
    • ベプリジル塩酸塩投与中
    • モビッツ2型第2度より重度の房室ブロック<ペースメーカー使用を除く>
    • モビッツ2型第2度房室ブロック<ペースメーカー使用を除く>
    • 心停止
    • コントロール不良の高血圧症
    • 脳血管疾患
    • 第1度房室ブロック
    • ウェンケバッハ型第2度房室ブロック
    • モビッツ1型第2度房室ブロック
    • 再発性失神
    • 重度かつ未治療の睡眠時無呼吸
    • 症候性徐脈
    • 心拍数低下によるリスクが高い
    • 洞性徐脈<心拍数55bpm未満>
    • 房室伝導の遅延によるリスクが高い
    • 心筋梗塞<6ヵ月以内に心筋梗塞発症を除く>
    • 心不全<6ヵ月以内に入院要す非代償性HF・NYHA3~4度HF発症除く>
    • 心拍数が減少する可能性のある薬剤投与中
    • 心拍数減少作用のあるカルシウムチャネル拮抗薬投与中
    • QT延長
    • 肝機能障害
    • 感染症
    • 痙攣発作
    • 糖尿病
    • 網膜疾患
    • 重度呼吸器疾患
    • ブドウ膜炎
    • CYP2C9*1/*3を保有
    • CYP2C9*2/*3を保有
    • 重度活動性感染症
    • 長期にβ遮断薬投与中で安静時心拍数が50bpmを超える
    • 長期にβ遮断薬投与中で安静時心拍数が50bpm以下
    • 不整脈原性を有することが知られているQT延長作用のある薬剤投与中

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

メーゼント錠2mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
生ワクチン 発症
麻疹ワクチン 発症
風疹ワクチン 発症
BCGワクチン 発症
1a群不整脈用剤 Torsades de pointes、重篤な不整脈
キニジン Torsades de pointes、重篤な不整脈
キニジン硫酸塩水和物 Torsades de pointes、重篤な不整脈
プロカインアミド Torsades de pointes、重篤な不整脈
ジソピラミド Torsades de pointes、重篤な不整脈
シベンゾリン Torsades de pointes、重篤な不整脈
ピルメノール Torsades de pointes、重篤な不整脈
3群不整脈用剤 Torsades de pointes、重篤な不整脈
アミオダロン Torsades de pointes、重篤な不整脈
ソタロール Torsades de pointes、重篤な不整脈
ニフェカラント Torsades de pointes、重篤な不整脈
塩酸ベプリジル Torsades de pointes、重篤な不整脈
抗悪性腫瘍剤 感染症などのリスクが増大
免疫抑制剤 感染症などのリスクが増大
ミトキサントロン 感染症などのリスクが増大
インターフェロン-β 感染症などのリスクが増大
グラチラマー酢酸塩 感染症などのリスクが増大
多発性硬化症治療剤 感染症などのリスクが増大
フマル酸ジメチル 感染症などのリスクが増大
フィンゴリモド塩酸塩 感染症などのリスクが増大
ナタリズマブ 感染症などのリスクが増大
徐脈等を生じる可能性のある薬剤 心拍数の減少、徐脈・QT延長・房室ブロックなどの徐脈性不整脈
ジゴキシン 心拍数の減少、徐脈・QT延長・房室ブロックなどの徐脈性不整脈
心拍数減少作用のあるカルシウムチャネル拮抗薬 心拍数の減少、徐脈・QT延長・房室ブロックなどの徐脈性不整脈
ベラパミル 心拍数の減少、徐脈・QT延長・房室ブロックなどの徐脈性不整脈
ジルチアゼム 心拍数の減少、徐脈・QT延長・房室ブロックなどの徐脈性不整脈
不整脈原性を有することが知られているQT延長作用のある薬剤 心拍数の減少、徐脈・QT延長・房室ブロックなどの徐脈性不整脈
β-遮断剤 心拍数の減少、徐脈・QT延長・房室ブロックなどの徐脈性不整脈
アテノロール 心拍数の減少、徐脈・QT延長・房室ブロックなどの徐脈性不整脈
プロプラノロール 心拍数の減少、徐脈・QT延長・房室ブロックなどの徐脈性不整脈
不活化ワクチン 当該薬剤の効果が減弱
中程度のCYP2C9阻害作用かつ中程度のCYP3A4阻害作用を有する薬剤 本剤の曝露量が増加し副作用が発現
フルコナゾール 本剤の曝露量が増加し副作用が発現
中程度のCYP2C9阻害作用を有する薬剤 本剤の曝露量が増加し副作用が発現
中程度以上のCYP3A4阻害作用を有する薬剤 本剤の曝露量が増加し副作用が発現
ブコローム 本剤の曝露量が増加し副作用が発現
中程度のCYP2C9誘導作用かつ強力なCYP3A4誘導作用を有する薬剤 本剤の曝露量が低下し有効性が減弱
カルバマゼピン 本剤の曝露量が低下し有効性が減弱
リファンピシン類 本剤の曝露量が低下し有効性が減弱
中程度のCYP2C9誘導作用を有する薬剤 本剤の曝露量が低下し有効性が減弱
CYP3A4を強く誘導する薬剤 本剤の曝露量が低下し有効性が減弱
中程度以上のCYP3A4誘導作用を有する薬剤 本剤の曝露量が低下し有効性が減弱
エファビレンツ 本剤の曝露量が低下し有効性が減弱

メーゼント錠2mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 8668.0円 (2mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 ノバルティス ファーマ
    先発
  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 1083.5円 (0.25mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 ノバルティス ファーマ
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