処方薬
ジレニアカプセル0.5mg
先発

ジレニアカプセル0.5mgの基本情報

ジレニアカプセル0.5mgの概要

商品名 ジレニアカプセル0.5mg
一般名 フィンゴリモド塩酸塩カプセル
薬価・規格 7952.9円 (0.5mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 ノバルティス ファーマ
YJコード 3999029M1037
レセプト電算コード 622123601
識別コード FTY0.5mg
添付文書PDFファイル

ジレニアカプセル0.5mgの主な効果と作用

  • 多発性硬化症の再発を予防したり、進行をおさえるお薬です。
  • 免疫に関わる細胞に働いて、異常な免疫反応をおさえる働きがあります。

ジレニアカプセル0.5mgの用途

ジレニアカプセル0.5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、リンパ球減少、白血球減少、下痢、肝機能検査値異常、うつ病、傾眠、片頭痛、錯感覚、霧視、眼痛

起こる可能性のある重大な副作用

感染症、徐脈、徐脈性不整脈、第1度から第2度房室ブロック、黄斑浮腫、血小板減少、重篤な感染症、播種性帯状疱疹、ヘルペス脳炎、心拍数低下、房室伝導遅延、血圧低下、浮動性めまい、疲労、動悸、悪性リンパ腫、可逆性後白質脳症症候群、意識障害、痙攣、視力障害、虚血性脳卒中、出血性脳卒中、嘔気、麻痺症状、言語障害、進行性多巣性白質脳症、PML、認知障害、片麻痺、四肢麻痺、第3度房室ブロック、末梢動脈閉塞性疾患、四肢疼痛、しびれ

上記以外の副作用

上気道炎症、呼吸困難、咳嗽、一酸化炭素拡散能減少、努力呼気量減少、悪心、胃炎、腹痛、アフタ性口内炎、便秘、歯周炎、胃腸炎、γ-GTP増加、AST増加、ALT増加、ビリルビン増加、発疹、脱毛症、湿疹、皮膚そう痒症、背部痛、筋肉痛、関節痛、けん怠感、発熱、無力症、高コレステロール血症、血中トリグリセリド増加、高血圧、体重減少、過敏症

ジレニアカプセル0.5mgの用法・用量

  • 通常、成人にはフィンゴリモドとして1日1回0.5mgを経口投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジレニアカプセル0.5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重篤な感染症
    • クラス1a抗不整脈剤投与中
    • クラス3抗不整脈剤投与中
    • QT延長
    • 肝機能障害
    • 感染症
    • 虚血性心疾患
    • 高血圧
    • 失神
    • 易感染性
    • 第2度以上の房室ブロック
    • 低カリウム血症
    • 糖尿病
    • 洞不全症候群
    • 先天性QT延長症候群
    • 黄斑浮腫
    • 進行型多発性硬化症
    • 重度呼吸器疾患
    • 心拍数の低い
    • 水痘又は帯状疱疹の既往歴がなく予防接種を受けていない
    • 一次性進行型多発性硬化症
    • うっ血性心不全
    • ブドウ膜炎

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジレニアカプセル0.5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
生ワクチン 免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症
麻疹ワクチン 免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症
風疹ワクチン 免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症
経口生ポリオワクチン 免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症
BCGワクチン 免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症
1a群不整脈用剤 Torsades de pointes、重篤な不整脈
キニジン Torsades de pointes、重篤な不整脈
キニジン硫酸塩水和物 Torsades de pointes、重篤な不整脈
プロカインアミド Torsades de pointes、重篤な不整脈
3群不整脈用剤 Torsades de pointes、重篤な不整脈
アミオダロン Torsades de pointes、重篤な不整脈
ソタロール Torsades de pointes、重篤な不整脈
不活化ワクチン 当該薬剤の効果が減弱
抗悪性腫瘍剤 感染症等のリスクが増大
免疫抑制剤 感染症等のリスクが増大
ミトキサントロン 感染症等のリスクが増大
β-遮断剤 重度の徐脈、心ブロック
アテノロール 重度の徐脈、心ブロック
カルシウム拮抗剤 重度の徐脈、心ブロック
ベラパミル 重度の徐脈、心ブロック
ジルチアゼム 重度の徐脈、心ブロック

ジレニアカプセル0.5mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 7952.9円 (0.5mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 ノバルティス ファーマ
    先発
  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 7778.2円 (0.5mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 田辺三菱製薬
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

ジレニアカプセル0.5mgに関係する解説

フィンゴリモド製剤

  • ジレニアカプセル0.5mgは、フィンゴリモド製剤に分類される。
  • フィンゴリモド製剤とは、リンパ球上に発現しているS1P1受容体に結合し血液中への移出を抑制することで、リンパ球の中枢神経系への移行抑制作用などをあらわし多発性硬化症における神経障害作用などを抑える薬。

フィンゴリモド製剤の代表的な商品名

  • イムセラ、ジレニア
フィンゴリモド製剤についての詳しい解説を見る