処方薬
ボノテオ錠50mg
先発

ボノテオ錠50mgの基本情報

ボノテオ錠50mgの概要

商品名 ボノテオ錠50mg
一般名 ミノドロン酸水和物錠
薬価・規格 1557.7円 (50mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 アステラス製薬
ブランド ボノテオ錠1mg 他
YJコード 3999026F2022
レセプト電算コード 622093101
識別コード ボノテオ50
添付文書PDFファイル

ボノテオ錠50mgの主な効果と作用

  • 骨を壊す細胞に働いて、骨の吸収をおさえることにより、骨量を増やす働きがあります。
  • 骨粗鬆症を治療するお薬です。

ボノテオ錠50mgの用途

ボノテオ錠50mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

胃部不快感、腹部不快感、腹痛、胃炎、逆流性食道炎、悪心、アルカリホスファターゼ減少、過敏症、発疹、そう痒、アレルギー性皮膚炎

起こる可能性のある重大な副作用

十二指腸潰瘍、上部消化管障害、胃潰瘍、顎骨壊死、顎骨骨髄炎、外耳道骨壊死、大腿骨転子下非定型骨折、非定型骨折、近位大腿骨骨幹部非定型骨折、近位尺骨骨幹部非定型骨折、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、低カルシウム血症、痙攣、テタニー、しびれ、失見当識、QT延長

上記以外の副作用

嘔吐、急性期反応、下痢、便秘、腹部膨満、消化不良、食欲不振、口内炎、口唇炎、口渇、歯肉痛、口の錯感覚、白血球減少、赤血球減少、血小板減少、単球増加、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、アルカリホスファターゼ上昇、LDH上昇、BUN上昇、尿酸上昇、クレアチニン上昇、血中カルシウム減少、CK上昇、筋痛、骨格痛、関節痛、背部痛、筋肉痛、四肢痛、疼痛、骨痛、坐骨神経痛、めまい、頭痛、胸痛、コレステロール増加、脱毛、膀胱炎、副鼻腔炎、倦怠感、血圧上昇、血中リン上昇、血中リン減少、顔面浮腫、発熱

ボノテオ錠50mgの用法・用量

  • 通常、成人にはミノドロン酸水和物として50mgを4週に1回、起床時に十分量(約180mL)の水(又はぬるま湯)とともに経口投与する
    • なお、服用後少なくとも30分は横にならず、飲食(水を除く)並びに他の薬剤の経口摂取も避けること
  • (用法及び用量に関連する注意)投与にあたっては次の点を患者に指導すること
  • 7.1. 本剤は水(又はぬるま湯)で服用すること
  • 一緒に水以外の飲料(Ca・Mg等の含量の特に高いミネラルウォーターを含む)、食物及び他の薬剤と服用すると、吸収を妨げることがあるので、起床後、最初の飲食前に服用し、かつ服用後少なくとも30分は水以外の飲食を避ける
  • 7.2. 食道及び局所への副作用の可能性を低下させるため、速やかに胃内へと到達させることが重要である
  • 服用に際しては、次の事項に注意すること
  • ・ 口腔咽頭刺激の可能性があるので、本剤を噛んだり又は口中で溶かしたりしないこと
  • ・ 十分量(約180mL)の水(又はぬるま湯)とともに服用し、服用後30分は横たわらないこと
  • ・ 就寝時又は起床前に服用しないこと
  • 7.3. 本剤は4週に1回服用する薬剤であるため、飲み忘れないように注意し、本剤の服用を忘れた場合は、翌日に1錠服用すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ボノテオ錠50mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 低カルシウム血症
    • 食道狭窄
    • アカラシア
    • 食道弛緩不能症
    • 食道通過を遅延させる障害
    • 上体を30分以上起こしていることのできない
    • 悪性腫瘍
    • 胃炎
    • 嚥下困難
    • 高度腎機能障害
    • 重篤な腎障害
    • 食道炎
    • 十二指腸炎
    • 抜歯
    • 放射線療法
    • 顎骨に対する局所感染
    • 化学療法
    • 上部消化管障害
    • 上部消化管潰瘍
    • コルチコステロイド治療
    • 口腔の不衛生
    • 歯科処置
    • 耳感染
    • 顎骨に対する侵襲的歯科処置
    • 血管新生阻害薬治療
    • 耳外傷
    • eGFRが30mL/min/1.73㎡未満

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ボノテオ錠50mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
経口薬剤 吸収を妨げる
カルシウム補給剤経口剤 本剤の吸収を妨げる
カルシウム経口剤 本剤の吸収を妨げる、本剤の吸収に影響
アルミニウム<服用> 本剤の吸収を妨げる、本剤の吸収に影響
マグネシウム製剤経口剤 本剤の吸収を妨げる、本剤の吸収に影響
化学療法 顎骨壊死、顎骨骨髄炎
血管新生阻害薬治療 顎骨壊死、顎骨骨髄炎
副腎皮質ホルモン剤 顎骨壊死、顎骨骨髄炎
多価陽イオン含有製剤<服用> 本剤の吸収に影響
鉄剤<服用> 本剤の吸収に影響
ミネラル入りビタミン剤<服用> 本剤の吸収に影響
多価陽イオン含有制酸剤<服用> 本剤の吸収に影響

飲食物との組み合わせ注意

  • アルミニウムを含むもの
  • カルシウム・マグネシウムなどを多く含むミネラル
  • 食べ物全般
  • 水以外の飲み物
  • カルシウム・マグネシウム・鉄などを含むもの<牛乳、乳製品、バジル、海苔、ひじき など>
  • ミネラル入りのビタミンを含むもの

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ボノテオ錠50mgに関係する解説

ビスホスホネート製剤(骨粗しょう症治療薬)

  • ボノテオ錠50mgは、ビスホスホネート製剤(骨粗しょう症治療薬)に分類される。
  • ビスホスホネート製剤(骨粗しょう症治療薬)とは、骨を壊す過程を抑えて骨量の低下を抑え、骨を強くし骨粗しょう症による骨折などへの危険性を低下させる薬。

ビスホスホネート製剤(骨粗しょう症治療薬)の代表的な商品名

  • アクトネル、ベネット
  • ボナロン、フォサマック
  • ボノテオ、リカルボン
  • ボンビバ
  • リクラスト
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