処方薬
ジャディアンス錠10mg
先発

ジャディアンス錠10mgの基本情報

ジャディアンス錠10mgの概要

商品名 ジャディアンス錠10mg
一般名 エンパグリフロジン錠
薬価・規格 188.9円 (10mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 日本ベーリンガーインゲルハイム
ブランド ジャディアンス錠10mg 他
YJコード 3969023F1023
レセプト電算コード 622401201
識別コード S10
添付文書PDFファイル

ジャディアンス錠10mgの主な効果と作用

  • 息切れ、むくみなどの心不全の症状をやわらげるお薬です。
  • 糖尿病を治療するお薬です。
  • 過剰な糖を尿と一緒に排泄させて血糖値を下げる働きがあります。
  • 心臓の負担を少なくする働きがあります。
  • 腎臓の負担を少なくする働きがあります。
  • 慢性腎臓病を治療するお薬です。

ジャディアンス錠10mgの用途

ジャディアンス錠10mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

尿路感染、膀胱炎、外陰部腟カンジダ症、無症候性細菌尿、亀頭包皮炎、陰部そう痒症、高脂血症、めまい、便秘、皮膚そう痒症、発疹

起こる可能性のある重大な副作用

低血糖、脱水、口渇、多尿、頻尿、血圧低下、低血糖症状、脳梗塞、血栓・塞栓症、ケトアシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、腎盂腎炎、フルニエ壊疽、敗血症、外陰部壊死性筋膜炎、会陰部壊死性筋膜炎、敗血症性ショック

上記以外の副作用

排尿困難、体重減少、外陰部腟炎、細菌性腟炎、トリコモナス症、亀頭炎、外陰腟そう痒症、外陰腟不快感、体液量減少、血液濃縮、味覚異常、腹部膨満、湿疹、じん麻疹、尿量増加、尿意切迫、空腹感、血中ケトン体陽性、尿中ケトン体陽性

ジャディアンス錠10mgの用法・用量

  • 〈2型糖尿病〉通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する
    • なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら25mg1日1回に増量することができる
  • 〈慢性心不全、慢性腎臓病〉通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)〈慢性心不全、慢性腎臓病〉2型糖尿病を合併する慢性心不全、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者では、血糖コントロールが不十分な場合には血糖コントロール改善を目的として本剤25mgに増量することができる(慢性心不全及び慢性腎臓病に対して本剤10mg1日1回を超える用量の有効性は確認されていないため、慢性心不全及び慢性腎臓病に対して本剤10mgを上回る有効性を期待して本剤25mgを投与しないこと)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジャディアンス錠10mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • 糖尿病性前昏睡
    • 糖尿病性昏睡
    • 1型糖尿病
    • 1型糖尿病を合併する慢性心不全
    • 2型糖尿病で透析中の末期腎不全
    • 1型糖尿病を合併する慢性腎臓病
    • 2型糖尿病で高度腎機能障害
    • 栄養不良状態
    • 過度のアルコール摂取
    • 感染症
    • 飢餓状態
    • 高度腎機能障害
    • 食事摂取不良
    • 腎機能障害
    • 高度肝機能障害
    • 体液量減少
    • 脱水
    • 低血糖
    • 尿閉
    • 脳下垂体機能不全
    • 排尿困難
    • 激しい筋肉運動
    • 不規則な食事摂取
    • 副腎機能不全
    • 乏尿
    • 無尿
    • 慢性腎臓病でeGFRが20mL/min/1.73㎡未満
    • 慢性腎臓病で高度腎機能障害
    • 尿路感染
    • 利尿剤併用
    • 利尿薬併用
    • 食事摂取量不足
    • インスリン分泌能低下
    • 性器感染
    • 血糖コントロールが極めて不良
    • インスリン製剤減量
    • インスリン製剤中止
    • 過度な糖質摂取制限
    • 2型糖尿病で中等度腎機能障害
    • 慢性心不全でeGFRが20mL/min/1.73㎡未満
    • 慢性心不全で高度腎機能障害

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジャディアンス錠10mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
利尿剤 脱水、糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞、血栓・塞栓症
糖尿病用薬 低血糖
スルホニルウレア系薬剤 低血糖
速効型食後血糖降下剤 低血糖
α-グルコシダーゼ阻害剤 低血糖
ビグアナイド系製剤 低血糖
チアゾリジン系薬剤 低血糖
DPP-4阻害剤 低血糖
GLP-1アナログ 低血糖
インスリン製剤 低血糖
リチウム製剤 作用が減弱
炭酸リチウム 作用が減弱

ジャディアンス錠10mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 322.6円 (25mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 日本ベーリンガーインゲルハイム
    先発
  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 188.9円 (10mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 日本ベーリンガーインゲルハイム
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

ジャディアンス錠10mgに関係する解説

SGLT2阻害薬

  • ジャディアンス錠10mgは、SGLT2阻害薬に分類される。
  • SGLT2阻害薬とは、尿としての糖排泄を増やすことで結果として血液中の糖(血糖)を減らす薬。

SGLT2阻害薬の代表的な商品名

  • スーグラ
  • ルセフィ
  • フォシーガ
  • デベルザ
  • カナグル
  • ジャディアンス
SGLT2阻害薬についての詳しい解説を見る