処方薬
メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」
後発

メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」の基本情報

メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」の概要

商品名 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」
一般名 メトホルミン塩酸塩250mgMT錠
薬価・規格 10.1円 (250mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ヴィアトリス・ヘルスケア
ブランド メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」 他
YJコード 3962002F2116
レセプト電算コード 622417101
識別コード YA
添付文書PDFファイル

メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」の主な効果と作用

  • 糖尿病を治療するお薬です。
  • 筋肉や脂肪での糖の消費を促したり、新しく糖が生成されるのをおさえて血糖値を下げる働きがあります。
  • 不妊症を治療するお薬です。
  • 多嚢胞性卵巣症候群PCOS)における排卵障害を改善する働きがあります。

メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」の用途

メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

空腹感、下痢、悪心、食欲不振、腹痛、消化不良、嘔吐、腹部膨満感、便秘、胃炎、胃腸障害

起こる可能性のある重大な副作用

乳酸アシドーシス、血中乳酸値上昇、乳酸/ピルビン酸比上昇、血液pH低下、胃腸症状、倦怠感、筋肉痛、過呼吸、低血糖、低血糖症状、脱力感、高度空腹感、発汗、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいAl-P上昇、著しいγ-GTP上昇、著しいビリルビン上昇、横紋筋融解症、CK上昇、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇

上記以外の副作用

放屁増加、貧血、白血球増加、好酸球増加、白血球減少、血小板減少、過敏症、発疹、そう痒、肝機能異常、BUN上昇、クレアチニン上昇、代謝異常、乳酸上昇、血中カリウム上昇、血中尿酸増加、ケトーシス、眩暈、ふらつき、全身倦怠感、眠気、動悸、味覚異常、頭重、頭痛、浮腫、ビタミンB12減少、ビタミンB12の吸収不良

メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」の用法・用量

  • 1.2型糖尿病:メトホルミン塩酸塩として1日500mgより開始し、1日2~3回に分割して食直前又は食後に経口投与する
  • 維持量は効果を観察しながら決めるが、1日750~1500mgとする
    • なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最高投与量は2250mgまでとする
  • 10歳以上の小児にはメトホルミン塩酸塩として1日500mgより開始し、1日2~3回に分割して食直前又は食後に経口投与する
  • 維持量は効果を観察しながら決めるが、1日500~1500mgとする
    • なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最高投与量は2000mgまでとする
  • 2.多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発:他の排卵誘発薬との併用で、メトホルミン塩酸塩として500mgの1日1回経口投与より開始する
  • 患者の忍容性を確認しながら増量し、1日投与量として1500mgを超えない範囲で、1日2~3回に分割して経口投与する
    • なお、本剤は排卵までに中止する
  • 3.多嚢胞性卵巣症候群の生殖補助医療における調節卵巣刺激:他の卵巣刺激薬との併用で、メトホルミン塩酸塩として500mgの1日1回経口投与より開始する
  • 患者の忍容性を確認しながら増量し、1日投与量として1500mgを超えない範囲で、1日2~3回に分割して経口投与する
    • なお、本剤は採卵までに中止する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 胃腸障害
    • 栄養不良状態
    • 嘔吐
    • 過度のアルコール摂取
    • 過敏症
    • 飢餓状態
    • 腹膜透析
    • 下痢
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • ショック
    • 心筋梗塞
    • 心不全
    • 糖尿病性前昏睡
    • 脱水症
    • 脱水状態
    • 糖尿病性昏睡
    • 乳酸アシドーシス
    • 脳下垂体機能不全
    • 肺塞栓
    • 副腎機能不全
    • 透析
    • 重度肝機能障害
    • 1型糖尿病
    • 低酸素血症を伴いやすい
    • 重度腎機能障害
    • 心血管系に高度障害
    • 肺機能に高度障害
    • eGFR30mL/min/1.73㎡未満
    • 経口摂取が困難
    • eGFR30mL/min/1.73㎡以上45mL/min/1.73㎡未満
    • 肝機能障害
    • 感染症
    • 腎機能障害
    • 激しい筋肉運動
    • 不規則な食事摂取
    • 糖尿病用薬投与中
    • 食事摂取量不足
    • 軽度~中等度肝機能障害
    • 軽度~中等度腎機能障害
    • 脱水
    • 糖尿病を合併する多嚢胞性卵巣症候群
    • 中等度腎機能障害
    • ヨード造影剤を用いて検査
    • eGFR30mL/min/1.73㎡以上60mL/min/1.73㎡未満
    • 利尿作用を有する薬剤の併用

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アルコール常用 乳酸アシドーシス
ヨウ素造影剤 乳酸アシドーシス
腎毒性の強い抗生物質 乳酸アシドーシス
ゲンタマイシン 乳酸アシドーシス
利尿剤 脱水により乳酸アシドーシス、脱水症状、血糖降下作用が減弱
SGLT2阻害剤 脱水により乳酸アシドーシス、脱水症状、低血糖
糖尿病用薬 低血糖
インスリン製剤 低血糖
速効型食後血糖降下剤 低血糖
チアゾリジン系薬剤 低血糖
DPP-4阻害剤 低血糖
GLP-1アナログ 低血糖
イメグリミン塩酸塩 低血糖、消化器症状
スルホニルウレア系薬剤 低血糖、低血糖のリスクが増加
α-グルコシダーゼ阻害剤 低血糖
アカルボース 低血糖
ボグリボース 低血糖
ミグリトール 低血糖
蛋白同化ステロイド 低血糖
サリチル酸製剤 低血糖
アスピリン 低血糖
β-遮断剤 低血糖
プロプラノロール 低血糖
モノアミン酸化酵素阻害剤 低血糖
ACE阻害剤 低血糖
エピネフリン 血糖降下作用が減弱
副腎皮質ホルモン剤 血糖降下作用が減弱
甲状腺ホルモン剤 血糖降下作用が減弱
卵胞ホルモン 血糖降下作用が減弱
ピラジナミド 血糖降下作用が減弱
イソニアジド 血糖降下作用が減弱
ニコチン酸製剤 血糖降下作用が減弱
フェノチアジン系薬剤 血糖降下作用が減弱
シメチジン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ドルテグラビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ビクテグラビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
バンデタニブ 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強

飲食物との組み合わせ注意

  • ニコチン酸(ナイアシン)を含むもの<まいたけ、たらこ、インスタントコーヒー、かつお節、まぐろ など>
  • アルコールを含むもの

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