処方薬
クリアクター静注用40万
先発
クリアクター静注用40万の基本情報
クリアクター静注用40万の概要
商品名 | クリアクター静注用40万 |
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一般名 | モンテプラーゼ(遺伝子組換え)注射用 |
薬価・規格 | 39407.0円 (40万国際単位1瓶) |
薬の形状 |
注射薬 > 散剤 > 注射用
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製造会社 | エーザイ |
ブランド | クリアクター静注用40万 他 |
YJコード | 3959407D1038 |
レセプト電算コード | 620007270 |
クリアクター静注用40万の主な効果と作用
- 血管の中にできてしまった血液の固まりを溶かす働きがあります。
- 心筋梗塞を治療するお薬です。
- 肺の血管が急につまることにより起こる症状を改善するお薬です。
クリアクター静注用40万の用途
クリアクター静注用40万の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
不整脈、心嚢液貯留、穿刺部出血、歯肉出血、血尿、口腔内出血、創部出血、皮下出血、赤血球数減少、ヘモグロビン量減少、ヘマトクリット値減少
起こる可能性のある重大な副作用
脳出血、消化管出血、心破裂、心室細動、心室頻拍、再灌流不整脈、重篤な不整脈、重篤な出血、肺出血、出血増大、出血性ショック、ショック、血圧低下、発汗、脈拍異常、呼吸困難、心室中隔穿孔、心タンポナーデ
上記以外の副作用
血小板数減少、ALT上昇、Al-P上昇、AST上昇、LDH上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、尿蛋白、心室性期外収縮、心室性頻脈、洞性徐脈、徐脈、固有心室調律、完全房室ブロック、房室ブロック、心室性不整脈、洞停止、頻脈性固有心室調律、過敏症、発疹、総ビリルビン上昇、悪心、嘔吐、悪寒、期外収縮、心房細動、洞房ブロック、上室性期外収縮、上室性頻脈、心室性二段脈、上室性不整脈、第二度房室ブロック、心停止
クリアクター静注用40万の用法・用量
- 〈急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)〉通常、成人には体重kgあたりモンテプラーゼ(遺伝子組換え)として27500IUを静脈内投与する
- 〈不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解〉通常、成人には体重kgあたりモンテプラーゼ(遺伝子組換え)として13750~27500IUを静脈内投与する
- なお、1回最大投与量は27500IU/kgまでとすること
- 投与に際しては、1mLあたり80000IUとなるように日本薬局方生理食塩液で溶解し、1分間あたり約10mL(800000IU)の注入速度で投与する
- なお、本剤の投与は発症後できるだけ早期に行う
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)〉本剤は発症から6時間以内に投与を開始すること
- 7.2. 〈不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解〉急性肺塞栓症患者に投与する場合、本剤の出血に関する有害事象の発現は用量依存的であるので、危険性と有益性の両面から慎重に投与量を決定すること
- 「9.特定の背景を有する患者に関する注意」に該当する患者など、出血の危険性が高い患者へ本剤を投与する場合には、低用量(13750IU/kg)の投与を考慮すること
- 参考[体重別投与量]1). 13750IU/kg静脈内投与時:①. 患者の体重30kg、投与量41.25万IU、注入量5.2mL、注入時間の目安30~45秒
- ②. 患者の体重35kg、投与量48.13万IU、注入量6.0mL、注入時間の目安30~45秒
- ③. 患者の体重40kg、投与量55.00万IU、注入量6.9mL、注入時間の目安30~45秒
- ④. 患者の体重45kg、投与量61.88万IU、注入量7.7mL、注入時間の目安45~60秒
- ⑤. 患者の体重50kg、投与量68.75万IU、注入量8.6mL、注入時間の目安45~60秒
- ⑥. 患者の体重55kg、投与量75.63万IU、注入量9.5mL、注入時間の目安45~60秒
- ⑦. 患者の体重60kg、投与量82.50万IU、注入量10.3mL、注入時間の目安60~75秒
- ⑧. 患者の体重65kg、投与量89.38万IU、注入量11.2mL、注入時間の目安60~75秒
- ⑨. 患者の体重70kg、投与量96.25万IU、注入量12.0mL、注入時間の目安60~75秒
- ⑩. 患者の体重75kg、投与量103.13万IU、注入量12.9mL、注入時間の目安75~90秒
- ⑪. 患者の体重80kg、投与量110.00万IU、注入量13.8mL、注入時間の目安75~90秒
- ⑫. 患者の体重85kg、投与量116.88万IU、注入量14.6mL、注入時間の目安75~90秒
- ⑬. 患者の体重90kg、投与量123.75万IU、注入量15.5mL、注入時間の目安90~105秒
- ⑭. 患者の体重95kg、投与量130.63万IU、注入量16.3mL、注入時間の目安90~105秒
- ⑮. 患者の体重100kg、投与量137.50万IU、注入量17.2mL、注入時間の目安90~105秒
- 2). 27500IU/kg静脈内投与時:①. 患者の体重30kg、投与量82.50万IU、注入量10.3mL、注入時間の目安60~90秒
- ②. 患者の体重35kg、投与量96.25万IU、注入量12.0mL、注入時間の目安60~90秒
- ③. 患者の体重40kg、投与量110.00万IU、注入量13.8mL、注入時間の目安60~90秒
- ④. 患者の体重45kg、投与量123.75万IU、注入量15.5mL、注入時間の目安90~120秒
- ⑤. 患者の体重50kg、投与量137.50万IU、注入量17.2mL、注入時間の目安90~120秒
- ⑥. 患者の体重55kg、投与量151.25万IU、注入量18.9mL、注入時間の目安90~120秒
- ⑦. 患者の体重60kg、投与量165.00万IU、注入量20.6mL、注入時間の目安120~150秒
- ⑧. 患者の体重65kg、投与量178.75万IU、注入量22.3mL、注入時間の目安120~150秒
- ⑨. 患者の体重70kg、投与量192.50万IU、注入量24.1mL、注入時間の目安120~150秒
- ⑩. 患者の体重75kg、投与量206.25万IU、注入量25.8mL、注入時間の目安150~180秒
- ⑪. 患者の体重80kg、投与量220.00万IU、注入量27.5mL、注入時間の目安150~180秒
- ⑫. 患者の体重85kg、投与量233.75万IU、注入量29.2mL、注入時間の目安150~180秒
- ⑬. 患者の体重90kg、投与量247.50万IU、注入量30.9mL、注入時間の目安180~210秒
- ⑭. 患者の体重95kg、投与量261.25万IU、注入量32.7mL、注入時間の目安180~210秒
- ⑮. 患者の体重100kg、投与量275.00万IU、注入量34.4mL、注入時間の目安180~210秒
- (IU:国際単位)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
クリアクター静注用40万の使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
クリアクター静注用40万の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
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デフィブロチドナトリウム | 出血の危険性が増大 |
血栓溶解剤 | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
組織プラスミノゲンアクチベーター製剤 | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
ウロキナーゼ | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
血液凝固阻止作用を有する薬剤 | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
ヘパリン製剤 | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
低分子ヘパリン | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
ワルファリンカリウム | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
アルガトロバン | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
10a阻害剤 | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
乾燥濃縮人活性化プロテインC | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
血小板凝集抑制作用を有する薬剤 | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
アスピリン | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
硫酸クロピドグレル | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
ジピリダモール | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
チクロピジン塩酸塩 | 出血傾向が増強し重篤な出血 |
レカネマブ<遺伝子組換え> | 脳出血を発現した場合本剤が出血を助長、脳出血 |