処方薬
ベネシッド錠250mg

ベネシッド錠250mgの基本情報

ベネシッド錠250mgの概要

商品名 ベネシッド錠250mg
一般名 プロベネシド錠
薬価・規格 18.7円 (250mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 科研製薬
YJコード 3942001F1040
レセプト電算コード 620006600
識別コード KC16
添付文書PDFファイル

ベネシッド錠250mgの主な効果と作用

  • 腎臓で尿酸が尿に排泄されるのを促すことで、血液中の尿酸の量を減らす働きがあります。
  • 痛風などの高尿酸血症を治療するお薬です。

ベネシッド錠250mgの用途

  • パラアミノサリチル酸の血中濃度維持
  • ペニシリンの血中濃度維持
  • 痛風

ベネシッド錠250mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

皮膚炎、食欲不振、胃部不快感、頭痛、貧血、過敏症、発熱、そう痒、悪心、嘔吐、めまい

起こる可能性のある重大な副作用

溶血性貧血、再生不良性貧血、アナフィラキシー、肝壊死、ネフローゼ症候群

上記以外の副作用

頻尿、歯肉痛、潮紅

ベネシッド錠250mgの用法・用量

  • 〈痛風〉プロベネシドとして、通常、成人1日0.5~2gを分割経口投与し、その後維持量として1日1~2gを2~4回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈ペニシリン・パラアミノサリチル酸の血中濃度維持〉プロベネシドとして、通常、成人1日1~2gを4回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ベネシッド錠250mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ベネシッド錠250mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
サリチル酸製剤 本剤の尿酸排泄作用に拮抗
アスピリン 本剤の尿酸排泄作用に拮抗
インドメタシン製剤 半減期の延長・AUCの増加
ナプロキセン 半減期の延長・AUCの増加
ジドブジン製剤 半減期の延長・AUCの増加
経口糖尿病剤 半減期の延長・AUCの増加
スルホニルウレア系経口糖尿病用剤 半減期の延長・AUCの増加
スルホンアミド系経口糖尿病用剤 半減期の延長・AUCの増加
パントテン酸 半減期の延長・AUCの増加
セファロスポリン系抗生物質 半減期の延長・AUCの増加
ペニシリン系抗生物質 半減期の延長・AUCの増加
アンピシリン水和物 半減期の延長・AUCの増加
アシクロビル 半減期の延長・AUCの増加
塩酸バラシクロビル 半減期の延長・AUCの増加
ザルシタビン 半減期の延長・AUCの増加
ガチフロキサシン 半減期の延長・AUCの増加
ジアフェニルスルホン 半減期の延長・AUCの増加
メトトレキサート製剤 中毒症状<口内炎・汎血球減少>
経口抗凝血剤 作用を増強
ワルファリン 作用を増強
サルファ剤 作用を増強
ガンシクロビル 半減期が延長しAUCが増加
塩酸ノギテカン 腎クリアランスが低下

飲食物との組み合わせ注意

  • パントテン酸を含むもの<レバー、乾しいたけ、うなぎ、からすみ、卵 など>

ベネシッド錠250mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 18.7円 (250mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 科研製薬
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ベネシッド錠250mgに関係する解説

尿酸排泄促進薬

  • ベネシッド錠250mgは、尿酸排泄促進薬に分類される。
  • 尿酸排泄促進薬とは、尿細管での尿酸の再吸収を抑え、尿酸の尿への排泄を促進し高尿酸血症を改善する薬。

尿酸排泄促進薬の代表的な商品名

  • ユリノーム
  • ベネシッド
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