処方薬
ホリナート錠25mg「タイホウ」
後発

ホリナート錠25mg「タイホウ」の基本情報

ホリナート錠25mg「タイホウ」の概要

商品名 ホリナート錠25mg「タイホウ」
一般名 ホリナートカルシウム錠
薬価・規格 428.6円 (25mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 岡山大鵬薬品
YJコード 3929004F2048
レセプト電算コード 622513001
識別コード OT447
添付文書PDFファイル

ホリナート錠25mg「タイホウ」の主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 他の抗腫瘍薬と一緒に使用することにより、治療効果を高める働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ホリナート錠25mg「タイホウ」の用途

  • 結腸のテガフール・ウラシルの抗腫瘍効果の増強
  • 直腸癌のテガフール・ウラシルの抗腫瘍効果の増強

ホリナート錠25mg「タイホウ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、食欲不振、倦怠感、赤血球減少、口内炎、悪心、好中球減少、ヘマトクリット値減少、総ビリルビン上昇、嘔吐、発熱

起こる可能性のある重大な副作用

白血球減少、血小板減少、腹痛、骨髄抑制、溶血性貧血、貧血、血液障害、汎血球減少、無顆粒球症、咽頭痛、出血傾向、劇症肝炎、重篤な肝障害、肝硬変、プロトロンビン時間延長、アルブミン低下、コリンエステラーゼ低下、脱水症状、激しい下痢、重篤な腸炎、出血性腸炎、虚血性腸炎、壊死性腸炎、激しい腹痛、白質脳症、精神神経障害、意識障害、小脳失調、認知症様症状、失見当識、傾眠、記憶力低下、錐体外路症状、言語障害、四肢麻痺、歩行障害、尿失禁、知覚障害、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心室頻拍、胸痛、失神、息切れ、動悸、急性腎障害、ネフローゼ症候群、嗅覚脱失、嗅覚障害、間質性肺炎、咳嗽、呼吸困難、急性膵炎、血清アミラーゼ値上昇、重篤な口内炎、消化管潰瘍、消化管出血、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、ショック、アナフィラキシー、血圧低下

上記以外の副作用

発疹、血色素減少、好酸球増多、リンパ球減少、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、蛋白尿、便秘、味覚異常、皮膚色素沈着、そう痒、総蛋白低下、LDH上昇、血糖値上昇、糖尿、血清ナトリウム低下、血清カルシウム低下、頭痛、好塩基球増多、腎機能障害、BUN上昇、クレアチニン上昇、心窩部痛、腹部膨満感、胃不快感、胃重感、舌炎、口唇炎、頭重感、耳鳴、皮膚炎、皮膚乾燥、手足症候群、頻尿、血清カリウム上昇、血清カリウム低下、血清クロル上昇、血清クロル低下、血清カルシウム上昇、心電図異常、咳、平均赤血球容積増加、MCV増加、ST上昇、黄疸、脂肪肝、血尿、胸やけ、口角炎、口渇、胃炎、嚥下困難、腹鳴、眩暈、しびれ、興奮、末梢性ニューロパチー、皮膚糜爛、皮膚角化、紅潮、光線過敏症、過敏症、皮膚水疱、DLE様皮疹、爪異常、脱毛、皮膚浮腫、蕁麻疹、発赤、胸内苦悶感、血痰、痰、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、無月経、関節痛、灼熱感、結膜充血、血清尿酸値上昇、女性型乳房、筋肉痛、CK上昇、CPK上昇

ホリナート錠25mg「タイホウ」の用法・用量

  • ホリナート・テガフール・ウラシル療法:ホリナートとして75mgを、1日3回に分けて(約8時間ごとに)、テガフール・ウラシル配合剤と同時に経口投与する
  • テガフール・ウラシル配合剤の投与量は、1日量として、テガフール300~600mg相当量(300mg/㎡を基準)を1日3回に分けて(約8時間ごとに)、食事の前後1時間を避けて経口投与する
  • 以上を28日間連日経口投与し、その後7日間休薬する
  • これを1クールとして投与を繰り返す
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ホリナート錠25mg「タイホウ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 下痢
    • 重篤な過敏症
    • 水様便
    • 重篤な骨髄抑制
    • 重篤な感染症
    • テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤投与中
    • テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤投与中止後7日以内
    • テガフール・ウラシル配合剤の成分に対し重篤な過敏症
    • 肝障害
    • 感染症
    • 骨髄抑制
    • 消化管潰瘍
    • 消化管出血
    • 心疾患
    • 腎障害
    • 水痘
    • 耐糖能異常
    • 前化学療法を受けていた
    • 化学療法
    • 放射線治療

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ホリナート錠25mg「タイホウ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤 重篤な血液障害、早期に重篤な血液障害や下痢・口内炎等の消化管障害
化学療法 下痢・骨髄抑制等の副作用が増強
フェニトイン 中毒<嘔気・嘔吐・眼振・運動障害等>
ワルファリンカリウム テガフールがワルファリンカリウムの作用を増強
抗悪性腫瘍剤 消化管障害・血液障害等の副作用が増強
葉酸代謝拮抗剤 作用が減弱
スルファメトキサゾール・トリメトプリム 作用が減弱

ホリナート錠25mg「タイホウ」と主成分が同じ薬

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ホリナート錠25mg「タイホウ」に関係する解説

ホリナートカルシウム(抗腫瘍効果の増強として)

  • ホリナート錠25mg「タイホウ」は、ホリナートカルシウム(抗腫瘍効果の増強として)に分類される。
  • ホリナートカルシウム(抗腫瘍効果の増強として)とは、体内で還元型葉酸になり、抗がん薬であるフルオロウラシルの抗腫瘍効果を高める効果をあらわす。通常、テガフール・ウラシル配合剤(テガフールは体内でフルオロウラシルに変換される)と併用し、ホリナート・テガフール・ウラシル療法で使用する薬。

ホリナートカルシウム(抗腫瘍効果の増強として)の代表的な商品名

  • ロイコボリン錠25mg、ユーゼル錠25mg
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