処方薬
ジーラスタ皮下注3.6mg
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ジーラスタ皮下注3.6mgの基本情報

ジーラスタ皮下注3.6mgの概要

商品名 ジーラスタ皮下注3.6mg
一般名 ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)キット
薬価・規格 82672.0円 (3.6mg0.36mL1筒)
薬の形状
注射薬 > キット類 > キット類
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製造会社 協和キリン
YJコード 3399410G1020
レセプト電算コード 622379501
添付文書PDFファイル

ジーラスタ皮下注3.6mgの主な効果と作用

  • 白血球を増やすお薬です。
  • 顆粒球コロニーの形成を刺激することにより、白血球を増やす働きがあります。

ジーラスタ皮下注3.6mgの用途

  • がん化学療法による発熱性好中球減少症発症抑制
  • 同種末梢血幹細胞移植の造血幹細胞の末梢血中への動員

ジーラスタ皮下注3.6mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、発疹、背部痛、関節痛、筋肉痛、悪心、ALT上昇、AST上昇、白血球増加、好中球増加、リンパ球減少

起こる可能性のある重大な副作用

間質性肺疾患、肺臓炎、肺障害、間質性肺疾患増悪、咳嗽、呼吸困難、胸部X線検査異常、脾腫、ショック、アナフィラキシー、急性呼吸窮迫症候群、急速に進行する呼吸困難、低酸素血症、両側性びまん性肺浸潤影、胸部X線異常、芽球増加、脾破裂、脾臓の急激な腫大、毛細血管漏出症候群、低血圧、低アルブミン血症、浮腫、肺水腫、胸水、腹水、血液濃縮、Sweet症候群、皮膚血管炎、大型血管炎、大動脈炎症、総頸動脈炎症、鎖骨下動脈炎症、CRP上昇、大動脈壁肥厚

上記以外の副作用

血小板減少、頭痛、LDH上昇、倦怠感、Al-P上昇、尿酸増加、じん麻疹、紅斑、皮膚そう痒症、多形紅斑、皮膚剥脱、骨痛、四肢痛、筋骨格痛、下痢、便秘、腹痛、腹部不快感、嘔吐、口内炎、肝機能異常、血中ビリルビン増加、γ-GTP増加、貧血、白血球減少、単球増加、電解質異常、カリウム異常、カルシウム異常、リン異常、クロール異常、ナトリウム異常、高血糖、食欲減退、味覚異常、めまい、異常感覚、感覚鈍麻、不眠症、口腔咽頭痛、潮紅、疼痛、胸痛、血中アルブミン減少、注射部位反応、注射部位疼痛、糸球体腎炎

ジーラスタ皮下注3.6mgの用法・用量

  • 〈がん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制〉通常、成人にはがん化学療法剤投与終了後の翌日以降、ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)として、3.6mgを化学療法1サイクルあたり1回皮下投与する
  • 〈同種末梢血幹細胞移植のための造血幹細胞の末梢血中への動員〉通常、成人にはペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)として、7.2mgを1回皮下投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈がん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制〉がん化学療法剤の投与開始10日前から投与終了後24時間以内に本剤を投与した場合の安全性は確立していない
  • 7.2. 〈同種末梢血幹細胞移植のための造血幹細胞の末梢血中への動員〉本剤投与日を1日目として、末梢血幹細胞採取は4~6日目に施行する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジーラスタ皮下注3.6mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジーラスタ皮下注3.6mgと主成分が同じ薬

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ジーラスタ皮下注3.6mgに関係する解説

G-CSF製剤(顆粒球コロニー形成刺激因子製剤)

  • ジーラスタ皮下注3.6mgは、G-CSF製剤(顆粒球コロニー形成刺激因子製剤)に分類される。
  • G-CSF製剤(顆粒球コロニー形成刺激因子製剤)とは、骨髄中の顆粒球系(特に好中球)の分化・増殖を促進する作用や好中球機能亢進作用、好中球に対する抗アポトーシス作用などをあらわすG-CSF(顆粒球コロニー形成刺激因子)の製剤で、がん化学療法などによって引き起こされる好中球減少症などに対して使われる薬。

G-CSF製剤(顆粒球コロニー形成刺激因子製剤)の代表的な商品名

  • グラン
  • ノイトロジン
  • ジーラスタ
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