処方薬
ブリリンタ錠60mg
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ブリリンタ錠60mgの基本情報

ブリリンタ錠60mgの概要

商品名 ブリリンタ錠60mg
一般名 チカグレロル錠
薬価・規格 97.1円 (60mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 アストラゼネカ
ブランド ブリリンタ錠60mg 他
YJコード 3399011F1027
レセプト電算コード 622472201
識別コード 60T
添付文書PDFファイル

ブリリンタ錠60mgの主な効果と作用

  • 血を固まりにくくし、血液の流れをよくするお薬です。
  • 血小板の働きをおさえ、血液が固まるのを防ぎ、血管がつまらないようにする働きがあります。

ブリリンタ錠60mgの用途

ブリリンタ錠60mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

皮下出血、内出血発生増加傾向、鼻出血、挫傷、注射部位出血、突発性血腫、外傷性出血、血尿、喀血、呼吸困難、高尿酸血症

起こる可能性のある重大な副作用

出血、脳出血、頭蓋内出血、頭痛、悪心、嘔吐、意識障害、片麻痺、消化器系出血、歯肉出血、直腸出血、出血性胃潰瘍、アナフィラキシー、血管浮腫、過敏症状、高度房室ブロック、洞停止、徐脈性不整脈

上記以外の副作用

出血傾向、処置後出血、皮膚出血、筋肉内出血、出血性関節症、結膜出血、網膜出血、耳出血、性器出血、皮膚そう痒症、下痢、血中クレアチニン増加、浮動性めまい、回転性めまい、痛風、発疹、眼内出血、硝子体出血、腫瘍出血、後腹膜出血、血精液症、膀胱出血、失神、錯乱、低血圧

ブリリンタ錠60mgの用法・用量

  • 通常、成人には、チカグレロルとして1回60mgを1日2回経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. アスピリン(維持用量として81~100mg/日)と併用すること
  • 7.2. ステント留置患者への本剤投与時には該当医療機器の電子添文を必ず参照すること
  • 7.3. 本剤の投与期間については、アテローム血栓性イベント発現リスクと出血リスクを考慮した上で症例毎に判断すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ブリリンタ錠60mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 喀血
    • 過敏症
    • 硝子体出血
    • 血友病
    • 出血
    • 消化管出血
    • 頭蓋内出血
    • 重度肝障害
    • 尿路出血
    • 重度肝機能障害
    • 中等度肝機能障害
    • 中等度肝障害
    • 強いCYP3A阻害剤投与中
    • 強いCYP3A誘導剤投与中
    • TIA
    • 気管支喘息
    • 呼吸器疾患
    • 呼吸困難
    • 洞不全症候群
    • 脳梗塞
    • 一過性脳虚血発作
    • 第3度房室ブロック
    • COPD
    • 徐脈の発現リスクの高い
    • 第2度房室ブロック
    • うっ血性心不全
    • 高尿酸血症
    • 出血傾向
    • 腎機能障害
    • 痛風
    • 出血傾向素因
    • 血小板凝集抑制が問題となるような手術
    • 高血圧が持続
    • 急性冠症候群
    • β遮断薬投与中
    • クレアチニンクリアランス60mL/min未満
    • 受傷後間もない
    • 術後間もない
    • 心筋梗塞の発症後1年未満
    • 尿酸腎症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ブリリンタ錠60mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
β-遮断剤 徐脈
強力なCYP3A阻害剤 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
イトラコナゾール 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
ボリコナゾール 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
クラリスロマイシン 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
リトナビル 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
コビシスタットを含有する製剤 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
エンシトレルビルフマル酸 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
CYP3Aを阻害する薬剤<強く阻害する薬剤は禁忌> 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
ジルチアゼム 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
ベラパミル 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
フルコナゾール 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
P-糖蛋白質を阻害する薬剤 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
シクロスポリン 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
キニジン 本剤の血小板凝集抑制作用が増強
強いCYP3A誘導薬 本剤の有効性が減弱
リファンピシン類 本剤の有効性が減弱
リファブチン 本剤の有効性が減弱
カルバマゼピン 本剤の有効性が減弱
フェノバルビタール 本剤の有効性が減弱
フェニトイン 本剤の有効性が減弱
CYP3A誘導剤<強い誘導剤は禁忌> 本剤の有効性が減弱
エファビレンツ 本剤の有効性が減弱
モダフィニル 本剤の有効性が減弱
血液凝固阻止剤 出血した時出血を助長、出血等の副作用
ワルファリン 出血した時出血を助長、出血等の副作用
ヘパリン製剤 出血した時出血を助長、出血等の副作用
血栓溶解剤 出血した時出血を助長、出血等の副作用
ウロキナーゼ 出血した時出血を助長、出血等の副作用
アルテプラーゼ 出血した時出血を助長、出血等の副作用
非ステロイド系抗炎症剤 出血した時出血を助長、出血等の副作用
ナプロキセン 出血した時出血を助長、出血等の副作用
シンバスタチン 作用が増強
ジゴキシン 作用が増強
モルヒネ 本剤の血漿中濃度が低下

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

ブリリンタ錠60mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 137.5円 (90mg1錠)
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    製造会社 アストラゼネカ
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    薬価 97.1円 (60mg1錠)
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ブリリンタ錠60mgに関係する解説

ADP阻害薬(抗血小板薬)

  • ブリリンタ錠60mgは、ADP阻害薬(抗血小板薬)に分類される。
  • ADP阻害薬(抗血小板薬)とは、ADP(アデノシン二リン酸)という物質の働きを阻害し、血小板の活性化に基づく血小板凝集を抑え、血栓の形成を抑え血管をつまらせないようにする薬。

ADP阻害薬(抗血小板薬)の代表的な商品名

  • プラビックス
  • エフィエント
  • パナルジン
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