処方薬
カーミパックACD-A液

カーミパックACD-A液の添付文書

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効果・効能

血液保存。

用法・用量

生物学的製剤基準(保存血液)により血液量100mLにつき15mLの割合で用いる。

副作用

本品は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

次記の副作用が現れることがあるので観察を十分行い、副作用が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。

短時間大量投与:(頻度不明)クエン酸による血中カルシウムイオン濃度低下。

使用上の注意

(重要な基本的注意)

  1. 使用済みの本品を廃棄する場合には、周囲の環境を汚染しないように注意する。また、血液による感染を防ぐため、医療廃棄物として適正に処理する。

  2. 本品は、医家向け製品であり、医師専門家の指示に従って使用する(また、他の目的には使用しない)。

  3. 本品は可塑剤であるフタル酸ジ2-エチルヘキシルが溶出する恐れがあるので、注意する。

(適用上の注意)

カルシウム含有製剤と混和すると凝血をおこす恐れがあるため混合輸注はしない。

(取扱い上の注意)

  1. 通気針は不要である。

  2. 輸液口に針を刺す際は、まっすぐ刺す(斜めに刺すと輸液口の側壁を貫通し、液漏れの原因となることがある)。

  3. 本品は滅菌済みで、1回限りの使い捨てであり、再使用・再滅菌はしない。

  4. 連結管による連続投与は行わない。

  5. 外観、内容物などに異常が認められたときは使用しない。

  6. 万一、保存液漏れ、その他の異常が認められた場合は使用しない。

  7. 蒸気滅菌工程の水蒸気あるいはその後の熱処理のため、バッグが不透明になったり、輸液口内に微量の水分が残留することがあるが、使用上問題はない(但し著しい水濡れや、内容液のリークが疑われる場合は使用しない)。

  8. 輸液口カバーが破れているときは使用しない。

  9. 使用期限内でも包装を開封したものは速やかに使用する。

  10. 1~30℃の清潔な場所で保存する。また、直射日光や水濡れの恐れのある場所や湿度の高い場所での保存はさける。

  11. 本品はプラスチック製品であるから、運搬、操作時には振動や衝撃を加えないように十分注意する。