処方薬
イグザレルトドライシロップ小児用103.4mg
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イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgの基本情報

イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgの概要

商品名 イグザレルトドライシロップ小児用103.4mg
一般名 リバーロキサバンシロップ用
薬価・規格 8557.3円 (103.4mg1瓶)
薬の形状
内用薬 > 液剤 > シロップ用
内用薬 > 液剤 > シロップ用のアイコン
製造会社 バイエル薬品
YJコード 3339003R2027
レセプト電算コード 622854001
添付文書PDFファイル

イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgの主な効果と作用

  • 血を固まりにくくし、血液の流れをよくするお薬です。
  • 血管の中に血栓ができるのを防ぐ働きがあります。

イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgの用途

  • Fontan手術施行後の血栓塞栓形成の抑制
  • 静脈血栓塞栓症の治療
  • 静脈血栓塞栓症の再発抑制

イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

貧血、血尿、結膜出血、歯肉出血、血腫、鼻出血、喀血、月経過多、斑状出血、挫傷、不眠

起こる可能性のある重大な副作用

眼出血、直腸出血、胃腸出血、メレナ、上部消化管出血、下部消化管出血、出血性胃潰瘍、関節内出血、重篤な出血、肝機能障害、ALT上昇、AST上昇、出血に伴う合併症、ショック、腎不全、呼吸困難、浮腫、頭痛、浮動性めまい、蒼白、脱力感、胸痛、狭心症様の心虚血症状、黄疸、間質性肺疾患、血痰、肺胞出血、咳嗽、息切れ、発熱、肺音異常、血小板減少、急性腎障害、尿細管内赤血球円柱、頭蓋内出血、脳出血、出血性卒中、網膜出血、コンパートメント症候群、筋肉内出血

上記以外の副作用

肛門出血、下痢、悪心、口腔内出血、血便、腹痛、便潜血、上腹部痛、消化不良、便秘、嘔吐、吐血、口内乾燥、胃食道逆流性疾患、胃炎、INR増加、ヘモグロビン減少、鉄欠乏性貧血、血中ビリルビン上昇、Al-P上昇、尿中血陽性、性器出血、四肢痛、関節痛、皮下出血、皮下血腫、脱毛、皮膚裂傷、過敏症、発疹、そう痒、アレルギー性皮膚炎、創傷出血、処置後出血、無力症、末梢性浮腫、食欲減退、疲労、血管偽動脈瘤、LDH上昇、失神、耳出血、痔核、アミラーゼ上昇、リパーゼ上昇、頻脈、低血圧、血小板増加症、血小板数増加、γ-GTP上昇、直接ビリルビン上昇、尿路出血、腎クレアチニン・クリアランス減少、血中クレアチニン上昇、腎機能障害、BUN上昇、擦過傷、じん麻疹、全身性そう痒症、アレルギー反応、血管浮腫、限局性浮腫、倦怠感、創部分泌、硬膜下血腫

イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgの用法・用量

  • 〈静脈血栓塞栓症の治療及び再発抑制〉通常、体重2.6kg以上12kg未満の小児には次記の用量を1回量とし、1日3回経口投与する
  • 体重12kg以上30kg未満の小児にはリバーロキサバンとして5mgを1日2回、体重30kg以上の小児には15mgを1日1回経口投与する
  • いずれも空腹時を避けて投与し、1日1回、2回及び3回投与においては、それぞれ約24時間、約12時間及び約8時間おきに投与する
  • 1). 体重2.6kg以上3kg未満:1回量0.8mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日3回、1日用量2.4mg
  • 2). 体重3kg以上4kg未満:1回量0.9mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日3回、1日用量2.7mg
  • 3). 体重4kg以上5kg未満:1回量1.4mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日3回、1日用量4.2mg
  • 4). 体重5kg以上7kg未満:1回量1.6mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日3回、1日用量4.8mg
  • 5). 体重7kg以上8kg未満:1回量1.8mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日3回、1日用量5.4mg
  • 6). 体重8kg以上9kg未満:1回量2.4mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日3回、1日用量7.2mg
  • 7). 体重9kg以上10kg未満:1回量2.8mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日3回、1日用量8.4mg
  • 8). 体重10kg以上12kg未満:1回量3.0mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日3回、1日用量9.0mg
  • 9). 体重12kg以上30kg未満:1回量5mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日2回、1日用量10mg
  • 10). 体重30kg以上:1回量15mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日1回、1日用量15mg
  • 〈Fontan手術施行後における血栓・塞栓形成の抑制〉通常、2歳以上の小児には、体重に応じて次記の用量を1回量とし、1日2回又は1日1回経口投与する
  • 1日1回及び2回投与においては、それぞれ約24時間及び約12時間おきに投与する
  • 1). 体重7kg以上8kg未満:1回量1.1mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日2回、1日用量2.2mg
  • 2). 体重8kg以上10kg未満:1回量1.6mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日2回、1日用量3.2mg
  • 3). 体重10kg以上12kg未満:1回量1.7mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日2回、1日用量3.4mg
  • 4). 体重12kg以上20kg未満:1回量2.0mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日2回、1日用量4.0mg
  • 5). 体重20kg以上30kg未満:1回量2.5mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日2回、1日用量5.0mg
  • 6). 体重30kg以上50kg未満:1回量7.5mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日1回、1日用量7.5mg
  • 7). 体重50kg以上:1回量10mg(リバーロキサバン1mgは懸濁液1mLに相当)1日1回、1日用量10mg
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 出血
    • 消化管出血
    • 腎不全
    • 頭蓋内出血
    • 急性細菌性心内膜炎
    • エンシトレルビル投与中
    • ポサコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • 重度腎障害
    • アタザナビル投与中
    • ホスアンプレナビル投与中
    • ダルナビル投与中
    • 中等度以上の肝障害
    • 凝固障害を伴う肝疾患
    • 臨床的に重大な出血
    • コビシスタット含有製剤投与中
    • イトラコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • ケトコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • ボリコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • ミコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • リトナビル含有製剤投与中
    • eGFR 30mL/min/1.73㎡未満
    • Child-Pugh分類B又はC
    • 硬膜外カテーテル留置中
    • 脊椎麻酔後日の浅い
    • 硬膜外麻酔後日の浅い
    • 腰椎穿刺後日の浅い
    • 〈静脈血栓塞栓症〉生後6ヵ月未満で経口栄養の期間が10日未満の乳児
    • 〈静脈血栓塞栓症〉生後6ヵ月未満で在胎週数37週未満の乳児
    • 〈静脈血栓塞栓症〉生後6ヵ月未満で体重2.6kg未満の乳児
    • 中等度腎障害
    • eGFR30~60mL/min/1.73㎡
    • 気管支拡張症
    • 凝固障害
    • 血小板減少症
    • 手術
    • 肺出血
    • 〈Fontan手術施行後における血栓・塞栓形成の抑制〉2歳未満
    • 〈Fontan手術施行後における血栓・塞栓形成の抑制〉9歳以上の小児
    • 眼の手術後日の浅い
    • 脳脊髄の手術後日の浅い
    • 止血障害
    • 活動性潰瘍性消化管障害
    • 潰瘍性消化管障害
    • 先天性出血性疾患
    • 後天性出血性疾患
    • 出血リスクが高い
    • 侵襲的処置
    • 脊髄内血管異常
    • 頭蓋内出血発症後日の浅い
    • 脳内血管異常
    • 血管性網膜症
    • コントロールできない重症高血圧症
    • 消化管潰瘍発症後日の浅い
    • 下大静脈フィルターが留置された
    • 活動性悪性腫瘍
    • LA・aCL・抗β2GP1抗体のいずれもが陽性で血栓症の既往があるAPS

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

  • 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 〈静脈血栓塞栓症〉生後6ヵ月未満で在胎週数37週未満の乳児(0日〜183日)
    • 〈静脈血栓塞栓症〉生後6ヵ月未満で体重2.6kg未満の乳児(0日〜183日)
    • 〈静脈血栓塞栓症〉生後6ヵ月未満で経口栄養の期間が10日未満の乳児(0日〜183日)
  • 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 〈Fontan手術施行後における血栓・塞栓形成の抑制〉2歳未満(0歳〜1歳)
    • 〈Fontan手術施行後における血栓・塞栓形成の抑制〉9歳以上の小児(9歳〜14歳)

イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
アタザナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ダルナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ホスアンプレナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
コビシスタットを含有する製剤 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
イトラコナゾール<外用剤を除く> 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ポサコナゾール<経口又は注射剤> 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ボリコナゾール<経口又は注射剤> 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ミコナゾール<経口又は注射剤> 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ケトコナゾール<経口又は注射剤> 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
エンシトレルビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
血液凝固阻止剤 出血の危険性が増大
ヘパリン製剤 出血の危険性が増大
低分子ヘパリン 出血の危険性が増大
エノキサパリンナトリウム 出血の危険性が増大
フォンダパリヌクス 出血の危険性が増大
ワルファリンカリウム 出血の危険性が増大
血小板凝集抑制作用を有する薬剤 出血の危険性が増大
抗血小板剤 出血の危険性が増大
アスピリン 出血の危険性が増大
硫酸クロピドグレル 出血の危険性が増大
チクロピジン塩酸塩 出血の危険性が増大
非ステロイド系抗炎症剤 出血の危険性が増大
ナプロキセン 出血の危険性が増大
ジクロフェナク 出血の危険性が増大
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 出血の危険性が増大
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 出血の危険性が増大
血栓溶解剤 出血の危険性が増大
ウロキナーゼ 出血の危険性が増大
組織プラスミノゲンアクチベーター製剤 出血の危険性が増大
アルテプラーゼ 出血の危険性が増大
フルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
ホスフルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇
エリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し抗凝固作用が減弱
フェニトイン 本剤の血中濃度が低下
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下
フェノバルビタール 本剤の血中濃度が低下

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

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イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgに関係する解説

FXa阻害薬(抗凝固薬)

  • イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgは、FXa阻害薬(抗凝固薬)に分類される。
  • FXa阻害薬(抗凝固薬)とは、体内の血液が固まる作用の途中を阻害し、血栓の形成を抑え脳梗塞や心筋梗塞などを予防する薬。

FXa阻害薬(抗凝固薬)の代表的な商品名

  • イグザレルト
  • エリキュース
  • リクシアナ
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