処方薬
ハイカリックRF輸液

ハイカリックRF輸液の基本情報

ハイカリックRF輸液の概要

商品名 ハイカリックRF輸液
一般名 高カロリー輸液用基本液(5-7)
薬価・規格 481.0円 (500mL1袋)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 テルモ
ブランド ハイカリックRF輸液 他
YJコード 3239527A2032
レセプト電算コード 620007417
添付文書PDFファイル

ハイカリックRF輸液の主な効果と作用

  • 体内に必要な水分、ミネラルおよびカロリーを補給します。
  • 糖質(ブドウ糖)やミネラルなどを含む高カロリー輸液用のお薬です。

ハイカリックRF輸液の用途

  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のカロリー補給
  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分補給
  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の電解質補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のカロリー補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の電解質補給

ハイカリックRF輸液の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

アシドーシス、肝機能異常、脳浮腫、肺水腫、末梢浮腫、水中毒

起こる可能性のある重大な副作用

重篤なアシドーシス、過度の高血糖、口渇

ハイカリックRF輸液の用法・用量

  • 本剤は、経中心静脈輸液療法の基本液として用いる
  • 本剤1000mLに対して、ナトリウム及びクロールを含有しないか、あるいは含有量の少ない5.9~12%アミノ酸注射液を200~600mLの割合で加えてよく混合し、通常成人1日1200~1600mLの維持量を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する
  • 本剤は、高濃度のブドウ糖含有製剤なので、特に投与開始時には耐糖能、肝機能等に注意し、目安として維持量の半量程度から徐々に1日当たりの投与量を漸増し、維持量とする
    • なお、年齢、症状、体重により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 高カロリー輸液療法施行中にビタミンB1欠乏により重篤なアシドーシスが起こることがあるので、必ず必要量(1日3mg以上を目安)のビタミンB1を併用すること〔1.警告の項、11.1.1参照〕
  • 7.2. ナトリウム及びクロールを含有するので、ナトリウム及びクロールを含有しないか、あるいはナトリウム及びクロールの含有量が少ないアミノ酸注射液を混合して使用すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ハイカリックRF輸液の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 遺伝性果糖不耐症
    • 肝性昏睡
    • 高カルシウム血症
    • 甲状腺機能低下症
    • 高ナトリウム血症
    • 高マグネシウム血症
    • 高乳酸血症
    • 高クロール血症
    • アミノ酸代謝異常
    • 菌血症
    • 高度アシドーシス
    • 重症熱傷
    • 心不全
    • 膵炎
    • 膵硬化症
    • 膵腫瘍
    • 膵障害
    • 脱水症
    • 糖尿病

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ハイカリックRF輸液の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ジギタリス剤 中毒<不整脈等>
ジゴキシン 中毒<不整脈等>

ハイカリックRF輸液と主成分が同じ薬

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    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 テルモ
  • 注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
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    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 テルモ
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ハイカリックRF輸液に関係する解説

高カロリー輸液製剤(TPN製剤)

  • ハイカリックRF輸液は、高カロリー輸液製剤(TPN製剤)に分類される。
  • 高カロリー輸液製剤(TPN製剤)とは、中心静脈(上大静脈や下大静脈)から高濃度の栄養輸液を投与する中心静脈栄養(TPN)に用いる糖質などの栄養素を含む輸液剤。

高カロリー輸液製剤(TPN製剤)の代表的な商品名

  • ハイカリック
  • リハビックス
  • カロナリー
  • ピーエヌツイン
  • ネオパレン
  • フルカリック
  • エルネオパ
  • ミキシッド
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