処方薬
ハイカリックNC-H輸液
先発

ハイカリックNC-H輸液の基本情報

ハイカリックNC-H輸液の概要

商品名 ハイカリックNC-H輸液
一般名 高カロリー輸液用基本液(5-4)
薬価・規格 408.0円 (700mL1袋)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 テルモ
ブランド ハイカリックNC-L輸液 他
YJコード 3239514X1058
レセプト電算コード 620007419
添付文書PDFファイル

ハイカリックNC-H輸液の主な効果と作用

  • 体内に必要な水分、ミネラルおよびカロリーを補給します。
  • 糖質(ブドウ糖)やミネラルなどを含む高カロリー輸液用のお薬です。

ハイカリックNC-H輸液の用途

  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のカロリー補給
  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分補給
  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の電解質補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のカロリー補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の電解質補給

ハイカリックNC-H輸液の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

高カリウム血症、肝機能異常、肝機能障害、肝酵素上昇、AST上昇、ALT上昇、高ナトリウム血症、尿糖、脳浮腫、肺水腫、末梢浮腫

起こる可能性のある重大な副作用

重篤なアシドーシス、過度の高血糖、高浸透圧利尿、口渇

上記以外の副作用

水中毒、高尿酸血症、低カリウム血症、Al-P上昇、低ナトリウム血症、腎機能障害

ハイカリックNC-H輸液の用法・用量

  • 本剤は経中心静脈輸液療法の維持液として用いる
  • 本剤700mLにナトリウム及びクロルを含有しないか、あるいは含有量の少ない10~12%アミノ酸注射液300~400mLを加えてよく混合し、維持液とする
  • 1日2000~2200mLの維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する
    • なお、年齢、症状、体重により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ハイカリックNC-H輸液の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アジソン病
    • アミノ酸代謝異常
    • 遺伝性果糖不耐症
    • 肝性昏睡
    • 高カリウム血症
    • 高カルシウム血症
    • 甲状腺機能低下症
    • 高ナトリウム血症
    • 高マグネシウム血症
    • 高リン血症
    • 乳酸血症
    • 副甲状腺機能低下症
    • 高クロル血症
    • 高窒素血症<透析又は血液濾過実施中を除く>
    • 重篤な腎障害<透析又は血液濾過実施中を除く>
    • 乏尿<透析又は血液濾過実施中を除く>
    • 菌血症
    • 閉塞性尿路疾患により尿量が減少
    • 高度アシドーシス
    • 重症熱傷
    • 腎障害
    • 心不全
    • 膵炎
    • 膵硬化症
    • 膵腫瘍
    • 膵障害
    • 脱水症
    • 糖尿病
    • 尿崩症
    • 透析又は血液濾過実施中の高窒素血症
    • 透析又は血液濾過実施中の重篤な腎障害
    • 透析又は血液濾過実施中の乏尿

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ハイカリックNC-H輸液の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
強心配糖体製剤 ジギタリス中毒

ハイカリックNC-H輸液と主成分が同じ薬

  • 注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
    薬価 339.0円 (700mL1袋)
    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 扶桑薬品
    後発
主成分が同じ薬をすべて見る