処方薬
トリパレン1号輸液
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トリパレン1号輸液の基本情報

トリパレン1号輸液の概要

商品名 トリパレン1号輸液
一般名 高カロリー輸液用基本液(4-1)
薬価・規格 368.0円 (600mL1袋)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 大塚製薬工場
YJコード 3239508A2030
レセプト電算コード 620007391
添付文書PDFファイル

トリパレン1号輸液の主な効果と作用

  • 体内に必要な水分、ミネラルおよびカロリーを補給します。
  • 糖質(ブドウ糖、果糖、キシリトール)やミネラルなどを含む高カロリー輸液用のお薬です。

トリパレン1号輸液の用途

  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のカロリー補給
  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分補給
  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の電解質補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のカロリー補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の電解質補給

トリパレン1号輸液の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

代謝異常、高血糖、高浸透圧性利尿、口渇、高カリウム血症、肝障害、AST上昇、ALT上昇、脳浮腫、肺水腫、末梢浮腫

起こる可能性のある重大な副作用

重篤なアシドーシス

上記以外の副作用

水中毒、腎障害

トリパレン1号輸液の用法・用量

  • 本品は経中心静脈栄養療法の開始時で、耐糖能が不明の場合や耐糖能の低下している場合の開始液として、あるいは糖尿病状態時や侵襲時等でインスリンの分泌が低下しており、ブドウ糖を制限する必要がある場合の維持液として用いる
  • 本品200mLに対して10~12%アミノ酸注射液を100mLの割合で加えて開始液とする
  • 1日1800mLの開始液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する
    • なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

トリパレン1号輸液の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アジソン病
    • 遺伝性果糖不耐症
    • 肝性昏睡
    • 高カリウム血症
    • 高カルシウム血症
    • 甲状腺機能低下症
    • 高窒素血症
    • 高マグネシウム血症
    • 高リン血症
    • 重篤な腎障害
    • アミノ酸代謝異常症
    • 副甲状腺機能低下症
    • 乏尿
    • 肝障害
    • 菌血症
    • 閉塞性尿路疾患により尿量が減少
    • 高度アシドーシス
    • 重症熱傷
    • 心不全
    • 腎不全
    • 膵炎
    • 膵硬化症
    • 膵腫瘍
    • 膵障害
    • 脱水症
    • 糖尿病
    • 尿崩症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

トリパレン1号輸液の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ジギタリス剤 不整脈
ジゴキシン 不整脈

トリパレン1号輸液と主成分が同じ薬

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